
- 動画編集を学んでフリーランスになりたいけど、どのくらい稼げるんだろう?
- フリーランスの動画編集者として食べていくのって、やっぱり厳しいのかな…
- 未経験からフリーランスの動画編集者として独立する方法や年収事情が知りたい。
このように思っていませんか?
5Gの恩恵やYoutube人気に高まりにより、フリーランスの動画編集者を目指す方がとても増えています。とはいえ、フリーランスは自分で仕事を取って食べていかないといけません。
「本当にフリーランスで食べていけるだけの収入が得られるのか」と、不安な方も多いのではないでしょうか?
結論からお伝えすると、正しいステップで行動すれば、未経験からフリーランスの動画編集者として独立し、十分な収入を得ることはできますよ。
そこでこの記事では、フリーランスの動画編集者を目指す方向けに、次のことを解説します。
- フリーランス動画編集者の年収・月収相場【収入・単価事情】
- フリーランス動画編集者になるメリットやデメリット・注意点
- フリーランスの動画編集者になる方法【食べていくために】
- フリーランスの動画編集者が仕事を取る方法
この記事を読めば、フリーランスの動画編集者に必要な知識が一通り身につきますよ。フリーランスという働き方に興味がある方は、最後までご覧ください。
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目次
フリーランス動画編集者の仕事内容

フリーランス向けに募集されている一般的な動画編集の仕事・求人内容は「撮影された動画素材を利用し、テロップを作成・挿入したり、音声・効果音・ナレーションなどを取り入れ、動画として完成させる作業」です。
フリーランスの動画編集者が具体的にやることは次の通りです。
- クライアントから動画素材をもらう(案件によっては自ら撮影も行う)
- 撮影された素材を動画編集ソフトに取り込む
- 構成をベースに映像の切り出し・並び替えを行う
- 映像に合わせてテロップの作成・挿入をする
- 音声・効果音・ナレーションを追加する
- 仮編集した動画をクライアントに納品、修正点があれば修正する
- 納品完了
このような流れで仕事を進めていきます。案件によっては動画の企画段階から参加したり、撮影までできる方であれば動画素材の撮影も行います。
編集だけしかできないフリーランスよりも、企画や撮影など、編集以外の行程までできると、より高単価なフリーランスになりやすいです。
フリーランス動画編集者の年収・月収相場【収入・単価事情】

「結局のところ、フリーランスの動画編集者っていくらくらい稼げるの?」と収入事情が知りたい方向けに、フリーランス動画編集者の年収・収入事情をまとめると次の通りです。
- 動画編集1案件あたり5,000円〜10,000円程度が単価相場
- 5分以内の短い動画だと3,000円程度、10分以上の長い動画だと10,000円〜20,000円以上も
- 月収15〜30万円ほど、年収で年収180〜360万円ほどが平均
- 単価と生産性を上げれば、月収50万円以上・年収600万円以上も実現できる
- 市場拡大に伴い、年収1,000万円以上を稼ぐフリーランス動画編集者も増えている
上記が年収・収入事情です。
フリーランス動画編集の収入の決まり方
大前提として、動画編集案件は「1案件あたりいくら」という値付けがされていることが多いです。1案件で大体5,000円〜10,000円ほどが相場となっています。
また中には5分以内などの短いショート動画もあり、そういう案件は3,000円程度と金額が安くなっています。
このように案件ごとに単価が決まるため、高単価案件を中心に行ったり、たくさんの案件をこなせばこなすほど、収入は比例して伸びていきます。
フリーランス動画編集者には年収1,000万円以上得ている人も
また最近は、Youtube人気の高まりや5Gの恩恵により、動画編集市場に流れるお金も増え続けています。
そのため、単価と生産性を上げたフリーランス動画編集者の中には、年収1,000万円以上を得ている人もいます。
年収1,000万円を会社員として得るためには、有名企業に勤め、そこで何十年も働いてようやくたどりつけるかどうかです。極めて狭い門です。
その点フリーランスの動画編集者であれば、市場が味方しています。人によってはわずか数年以内でも到達できる水準です。そう考えると、フリーランスの動画編集者は夢がある働き方だと思います。
厳しい?未経験でもフリーランスの動画編集者になれる理由

未経験でもフリーランスの動画編集者になれる理由は次の通りです。
- 動画編集スキルは未経験でも習得しやすいから
- フリーランスの動画市場が伸びているから
1. 動画編集スキルは未経験でも習得しやすいから
世の中にはいろんなスキルがありますが、動画編集ほど未経験から習得しやすく、需要も高いスキルはありません。
例えば、動画編集スクールを利用すれば、未経験から数ヶ月程度で仕事で使えるスキルを習得可能です。以下の記事で取り上げているような動画編集スクールですね。
また、動画編集は独学でも習得できます。独学はスクールよりも時間がかかり、挫折しやすいものの、独学で動画編集を身につけている方も中にはいます。
このように、動画編集は未経験でも習得しやすいスキルであり、身につけたスキルはフリーランスとしてすぐに活用できます。スキル習得のしやすさこそ、未経験からフリーランスの動画編集者になりやすい理由の一つです。
2. フリーランスの動画市場が伸びているから
フリーランスの動画市場が伸びていることも、未経験からフリーランスの動画編集者として稼げる理由です。
実際にどのくらいフリーランスの動画市場が拡大しているか、参考データをご紹介します。以下はインターネット広告代理店大手のサイバーエージェント社が公開した「動画広告市場規模の推計・予測」の統計です。

出典:サイバーエージェント、2019年国内動画広告の市場調査を実施
これを見ると、動画広告の市場規模は年々右肩上がりに成長していることがわかります。
また、ランサーズが行ったフリーランス実態調査2021によると、フリーランスの経済規模は前年比約10兆円も増加し、経済規模は28兆円まで膨れ上がっています。
このように、動画市場とフリーランス市場はどちらも大きく成長しています。
フリーランスの動画編集者になるメリット

フリーランスの動画編集者になるメリットは次の通りです。
- 仕事を通じて手に職が身につく
- 頑張った分だけ収入が伸びる
- 時間や場所の融通が効きやすい
1. 仕事を通じて手に職が身につく
動画編集は「手に職」です。フリーランスとして仕事を経験していくうちに、専門的なスキルを養うことができることは大きなメリットです。
会社に依存せず個人で食べていけるスキルは、これからの時代は特に重要です。身につけた手に職は、不透明なこれからの時代を生き残る上で、あなたを守る強い武器になるからです。
特に動画市場は、前述通り大きく成長しています。今のうちに手に職を身につければ、今後活かせる期間も長くとれるメリットがあります。
2. 頑張った分だけ収入が伸びる
頑張った分だけ収入が伸びることも、フリーランスの動画編集者になるメリットです。
会社員として給料を上げようと思っても、平均年収が下がり続けている日本という国では、多くの会社では昇給は期待できません。むしろ、税金や社会保険の負担は年々増えています。時間が経てば経つほど貧しくなる国と言ってもあながち間違いではないと思います。
フリーランスの動画編集者になれば、自分の収入はある程度自分でコントロールできます。この点もフリーランスの動画編集者の大きな魅力です。
3. 時間や場所の融通が効きやすい
動画編集者は、撮影等を自分自身が担当しない限り、時間や場所にしばられず働ける仕事です。
世の中には、決まった時間・場所でないとできない仕事が多いです。特に会社員であれば、大手企業で在宅ワークが整っている会社でない限り、ほとんどの人はオフィスに通勤して仕事をしています。
フリーランスの動画編集者であれば、自宅や好きなカフェなど、自分が好きな場所で自由に仕事ができます。このような時間や場所の融通が効きやすいことも、フリーランスの動画編集者になるメリットです。
フリーランスの動画編集者になるデメリットや注意点

一方で、フリーランスの動画編集者になるデメリットや注意点は次の通りです。
フリーランスの動画編集者を目指す方は増えている【競争が激しくなる可能性も】
フリーランスの動画編集者を目指す方は増えており、今後は競争が激化してくる可能性があることは、フリーランスを目指す上で認識しておくべき注意点です。
特に、未経験からフリーランスになったばかりの駆け出し動画編集者のポジションは、今後は競争がが激しくなるでしょう。
とはいえ、ある程度経験を積んだフリーランス動画編集者であれば、数は少なくなります。いまのうちにフリーランスとして経験を積んでおけば、これからフリーランスを目指す方が増えたとしても競争に巻き込まれる心配は少ないでしょう。
フリーランスの動画編集者を目指すなら、早ければ早いほど良いです。
フリーランス動画編集者に必要なスキル

フリーランスの動画編集者に必要なスキルをまとめると次の通りです。
- 動画編集の技術
- 動画編集ソフトを使う技術
- 案件獲得ノウハウ
- クライアントとのコミュニケーション力など
動画編集者として活動するにあたり、動画編集の技術は必要不可欠です。技術とは次のようなものです。
- テロップ作成
- カット
- アニメーション
- カラーグレーディングなど
このような技術を実務で活かすために、動画編集ソフトの活用知識も必要になります。メジャーな動画編集ソフトは次の通りです。
- Adobe Premiere Pro
- After Effects
加えて、フリーランスとして活動していくためには、案件を受注する力も必要です。いかに案件を獲得していくかのノウハウも学ぶ必要があります。
さらに、受注した案件のクライアントと中長期的に良い関係を築くために、コミュニケーション力もあると望ましいです。
このように、フリーランスの動画編集者に必要な能力は多岐に渡ります。
とはいえ、最初から全ての能力を高い水準で兼ね備える必要はありません。案件を通じてそれぞれの能力を高めていけば、動画編集者として活躍し続けることは十分可能と言えるでしょう。
未経験からフリーランス動画編集者になる方法・独立して食べていく手順

未経験からフリーランスの動画編集者になる方法・独立手順をまとめると次の通りです。
- 動画編集スキルを習得する
- ポートフォリオを制作する
- フリーランス案件を獲得する
1. 動画編集スキルを習得する
まずは動画編集に必要なスキルを習得していきます。
- 独学で勉強する
- 動画編集スクールで勉強する
おすすめは2の動画編集スクールで勉強することです。なぜならスクールの場合、動画編集スキルの習得だけでなく、ステップ2で紹介する「ポートフォリオ制作」など、一貫したサポートを受けることもできるからです。
例えば、動画編集スクールの中でも最大規模を誇る「ヒューマンアカデミー動画クリエイター講座」は、動画編集の実践スキルの習得だけでなく、ポートフォリオ制作支援もセットになっています。
未経験から動画編集者のフリーランスを目指すなら、ヒューマンアカデミーのように実践スキルが学べて、その後のサポートも手厚いスクールを選ぶことが成功の秘訣です。
前述通り、動画編集スキルの習得自体は独学でもできます。とはいえ、独学だと時間は相応にかかりますし、何より途中で挫折しやすいです。
フリーランスとして確実に稼げるようになりたいなら、数ヶ月など短期集中でも良いため、動画編集スクールで学ぶことがおすすめです。
2. ポートフォリオを制作する
動画編集スキルを学んだら、次はポートフォリオ制作を進めます。
ポートフォリオとは、動画編集者の世界でいう履歴書・経歴書のようなもので、自身の制作実績を他者でもわかるようにまとめたものです。
ポートフォリオを準備するためには「制作実績」が必要です。つまり、動画編集スキルを身につけた後は、ご自身で制作実績を用意する必要があります。
「制作実績なんて作れる自信がない」という方は、前述した動画編集スクールを活用すれば、現役動画クリエイター講師のもと、カリキュラムの中でポートフォリオの準備ができます。自信がない方は、スクールで一貫してサポートしてもらうと安心ですね。
3. フリーランス案件を獲得する
スキルとポートフォリオの両方が準備できたら、フリーランス案件を獲得していきます。
案件の獲得方法は様々です。クラウドソーシングサイトで案件を取る方もいれば、知人の紹介で案件を受注している方もいます。
どんな方法でも良いので、まずは案件を受注できるように行動していきましょう。無事に案件を受注できたら、この時点でフリーランス動画編集者として活動がスタートします。
フリーランスの動画編集者が案件を獲得する具体的な方法は「動画編集の仕事の取り方・探し方5選!案件獲得までの方法を徹底解説」で解説しているので、こちらを参考にしてみてください。
まとめ

述べてきた通り、フリーランスの動画編集者は未経験でもなれる上に、自分自身の頑張り次第で高年収も実現できる働き方です。
もちろん誰でも稼げるとは言えませんが、フリーランスの動画編集者は、努力が結果に結びつきやすい働き方だと思いますよ。
なお、フリーランスとして完全に独立することが怖い場合、最初は動画編集の副業から始めてみることもオススメです。
副業からスタートする手順は、フリーランスを目指す流れと基本一緒です。詳しくは「【未経験向け】初心者の動画編集副業の始め方!収入を得る3ステップを徹底解説」で紹介しているので、続けてご覧ください。