- 話せる英語力を最短で身につけ、最短3ヶ月の短期集中で外国人と話せる状態になること
この記事では、話せる英語力を伸ばす勉強法を、英語が全くできない純ジャパから、英語で外国人相手に会話・プレゼン・商談までできるようになった僕の実体験から解説する。
日本人は英語の読み書きはうまいが、英語を話す聞くになると、途端にダメになる人が多い。これは日本の英語教育に問題があるが、英語を習得する本当の醍醐味は「英語を話すことができるようになった先」にある。
だからこそ今回は「外国人と話す英語力を習得すること」を目的に、必要な学習法を余すことなく紹介する。
正しい努力をすれば、わずか3ヶ月であっても、話す英語力を身につけることは可能だ。
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“本格的”に話す英語力を伸ばすためには、この記事で紹介する学習法を全て実践することがベストだが、スタディサプリは、英語を話すために必要なスピーキング、リスニングをアプリ一つで手軽に学べる。「英語学習で挫折しそうな初心者」におすすめしたい。
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「英語を話せるようになるまでの一般的な期間」も知っておきたい方は、こちらの記事も本記事と一緒にどうぞ→「【実際どう?】英語習得までの期間ってどれくらい?ネイティブレベルの僕が答える
目次
英語を話せるようになるためには?【英語を話す力と聞く力をバランスよく高めること】
まず初めに、英語をスラスラ話せるようになるために大切なことをお伝えする。
一番初めに知っておくべきことは「英語を話すために必要なスキルは何か?」ということ。結論、英語を話すために必要なスキルは2つある。
- 英語を「話す力」
- 英語を「聞く力」
英語を話す力と聞く力、この2つが英語を話すためには必要だ。
「話す力」と「聞く力」の2つをバランス良く身につけることで、外国人と会話をする実践的な英語力は身につく。
話す力、聞く力の片方だけでは成り立たない。会話は「言葉のキャッチボール」であり、「話す」「聞く」の両方のスキルをバランス良く高めていくことが、英語を話すためには必要となるのだ。このことをまず頭に入れておこう。
英語を話すためには「話す力」「聞く力」をバランスよく身につけることが必要。会話はキャッチボールだから、どちらか片方では成り立たない
今回の最短3ヶ月の勉強法で目指せる英語を話す力、聞く力のレベル
どんなことも、目標の達成基準を明確にすることが、成功の秘訣だ。
では実際に、今回の勉強方法で目指せるレベル感(目標)を決めると、現実的に目指せるレベルは次の通りだ。
- 話す力=言いたいことがスラスラ出てくる英会話レベル
- 聞く力=相手の言っていることを7、8割聞き取れるレベル
100%ネイティブレベルは、さすがに3ヶ月だと難しい。だけど、英語を話す力、聞く力の両方で、このレベルに到達することは、やり方次第では3ヶ月でも可能だ。
「話す力」は、言いたいことがスラスラ出てくれば、自己表現は問題なくできるレベルだ。簡単な単語・文法だけのフレーズであっても、とにかくスラスラ喋れることが理想だ。
「聞く力」は、相手の言っていることを7、8割聞き取ることができれば理想だ。7、8割聞き取れれば相手の話の内容は掴むことはできるし、最悪聞き取れなかった部分はもう一度尋ねることもできる。
話す力、聞く力の双方でこのレベルに到達すること、これが本記事で目指せる英語力となる。
- 話す力=言いたいことがスラスラ出てくる英会話レベル
- 聞く力=相手の言っていることを7、8割聞き取れるレベル
→このレベルを本記事では目指せる
英語を話せるようになるまでの具体的な計画
目標を定めたら、次はそこに至るまでの計画を作っていこう。あらゆる物事に共通するが、計画無くして目標達成はなし得ない。
ステップ1:外国人と英語を話す機会(インタラクション)を最初に作る
わずか3ヶ月という短い期間で英語を話せるようになるためには、いきなり「外国人と会話をする」実践を取り入れるのが良い。その理由は、実践を行うことで「自分の弱点」が見えてくるからだ。
- 外国人と会話をする→自分の弱点がいち早く見えてくる。だから最初に外国人と会話の機会をつくることが、3ヶ月で英語を話す力をつけるなら必要
例えば、言いたいと思ったことが口からスムーズに出てこないなら、英語の表現を理解していないことが弱点だろう。
「いまの自分には何が足りないのか」、それを実際の会話を通じて体感することで、勉強すべきポイントが明確になる。
英語を話す機会(インタラクション)を先に行うことの効果は、科学的にも証明されている。
だからこそ、まずは外国人と英語を話す機会を一度持ってみることが大事だ。
ステップ2: インプットとアウトプットを繰り返す
英語を習得するためには「インプットとアウトプットを繰り返すこと」が必須だ。
インプットは英語を知識として身につけること
インプットとは英語を知識として身につけることだ。例えばフレーズや語彙を覚えたり、ディクテーションでリスニングをすることを指す。
英会話学習の特に初期の段階においては、この「インプット」が極めて重要な意味を持つ。なぜなら、正しい知識をインプットしていなければ、良質で効果の高いアウトプットは見込めないからだ。
だからこそ、学習の1ヶ月目は、特にインプットに比重を置くことがポイントとなる。
アウトプットは英語を実践で使うこと
一方の「アウトプット」とは実際に英語を実践で使うことだ。前述した「外国人を相手に英語を話すこと」が当てはまる。
インプットしたことはアウトプットをしないと意味がない。インプットしたことをすぐにアウトプットすることで、英語力は確実に自分のものになっていくからだ。
このように、英語を話せるようになるためには「インプットとアウトプットのサイクル」をどんどん回していくことが重要だ。
インプットとアウトプットの理想の割合
インプットとアウトプットには理想の割合がある。
一言でいうと「初期段階の時ほどインプットの割合を増やす」ことが理想だ。
学習の割合としては、次の割合をベンチマークとしてほしい。
- 1ヶ月目:インプット9割・アウトプット1割
- 2ヶ月目:インプット8割・アウトプット2割
- 3ヶ月目:インプット7割・アウトプット3割
この割合でインプット、アウトプットのサイクルを回していくと良い。
注意点は、どんなに英語初期の段階だとしても、アウトプットの割合を0にしてはいけないということだ。
アウトプットという実践の機会を常に持っておくことで、理想と現実のギャップを明確に知ることができる。
練習ばかりで実際の試合を経験していないサッカーチームが勝てないと同じで、勉強ばかりで実際に英語を話す機会を持たない人は、決して英語を話せるようにはならない。
アウトプットの場で理想と現実のギャップを知ることで、そのギャップを埋めるインプットの行動に的確につなげることができるのだ。
- 外国人と英語を話す機会(アウトプット)を最初から作る
- インプットとアウトプットを繰り返す(理想はインプット7〜9割、アウトプット3〜1割)
英語を話せるようになるまでの戦略
ここからは「何をすれば英語を話せるようになるか」その具体的な勉強方法を挙げていく。
3ヶ月で英語を話せるようになるためには、話す力・聞く力など「伸ばすべきスキル」に応じた最適な勉強法を選ぶことが極めて重要だ。
✔︎ 伸ばすべきスキルに応じて、最適な勉強法を選ぶこと
ここでは、各スキルを身につけるための適切かつ効果の高い勉強法をピックアップする。2大スキルの「話す力」「聞く力」をそれぞれ身につける勉強法は次の通りだ。
- 話す力と聞く力の両方を伸ばす方法→「スタディサプリENGLISH」で英語を話す力・聞く力の総合力を身につける
- 話す力を伸ばす方法→「瞬間英作文」「シャドウイング/オーバーラッピング」「オンライン英会話」で英語を話す力を磨く
- 聞く力を伸ばす方法→「英語耳」「ディクテーション」で英語を聞く力を磨く
詳細はそれぞれ後述するが、3ヶ月で英語をスラスラ話すためには、この勉強法を主軸に行うことが最もおすすめだ。
話す力・聞く力とあわせて、「語彙力」「文法力」のインプットも入れるとより効率的だ。語彙力と文法力を身につけることで、話す力、書く力の双方とも高まりやすいからだ。
語彙力・文法力を伸ばす勉強法は次の通りだ。
- 語彙力=「Duo 3.0」で単語を覚える
- 文法力=「1億人の英文法」で文法を覚える
話す力、聞く力、語彙力、文法力をそれぞれ伸ばしていける勉強法を、ここからご紹介する。
最短3ヶ月で英語をスラスラ話せるようになる勉強法7つ
ここからは、最短3ヶ月短期集中で、英語を話せるようになる7つの勉強法を紹介していく。
なお、ここから紹介する7つの勉強法で迷ってしまう場合、スタディサプリENGLISHを使っておけば間違いない。
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1. 瞬間英作文で日本語⇒英語の変換スピードと質を高める
話す力において重要なこと、それは「日本語を英語に変換するスピードと質」だ。
英語を話す力とは「日本語を英語に変換する力」に他ならない。その変換する質とスピードを身につけるための方法が「瞬間英作文」である。
多くの英語勉強法で取り上げられていて既に有名だが、瞬間英作文とは「日本語を瞬時に英作文する」ことだ。どんどん話すための瞬間英作文トレーニングで取り上げられているこの勉強法は、日本語を英語に変換する質とスピードを飛躍的高めてくれる。
- 簡単な言葉でもとにかく繰り返して100回はやる
- とにかくスピードを意識する
- 空き時間を有効活用する
瞬間英作文を通じ、日本語を英語に変換する作業をとにかく繰り返す
瞬間英作文でやることはシンプルで「日本語を英語に変換する作業をとにかく繰り返すこと」だ。
目安としては、一つの日本語フレーズを100回繰り返そう。100回繰り返せば、大抵のフレーズは体に染みついてくる。簡単な文章で良いので、とにかく数をこなしていこう。
また、日本語から英語に変換するときは、とにかくスピードを意識しよう。なぜなら、スピードを速くすればするほど「英語脳」が作られていくからだ。
英語脳を形成するためには「一瞬で」日本語を英語に変換するトレーニングが欠かせない。
日本語のフレーズを見たら、1秒後には頭に英語フレーズがパッと浮かんでくるレベルを目指そう。このスピード感を身につけることで、実際に外国人を前にしたときに言葉が浮かばず黙り込むという数は減っていく。
瞬間英作文はいつでもどこでもやることができる。隙間時間がある度に英作文を作る癖をつけよう。電車の中、駅のホーム、トイレの中、とにかく時間さえあれば英文を頭の中で作ろう。隙間時間を有効活用できる点が、瞬間英作文の魅力の一つでもある。
まずはどんどん話すための瞬間英作文トレーニングの本を使って瞬間英作文のやり方を身につけるのが良い。本書を通じて瞬間英作文のコツを体験してから、今度は日常的に感じたことを英語に変換するトレーニングを組み込もう。
瞬間英作文はアプリでも出ている。こちらも隙間時間を有効活用するのに便利なので積極的に活用していこう。
2. 英語耳で英語の発音を体系的に学ぶ
英語耳は英語リスニングのバイブル本だ。
英語の発音を体系的に学ぶことができる英語耳は、日本人のリスニング力を飛躍的に高めてくれる最高の良書である。僕自身、英語のリスニング力の伸び悩みを感じていたときがあった。そのとき出会ったのが、この英語耳だった。
英語耳と出会ってから、伸び悩んでいた僕のリスニング力は完全にブレイクスルーした。外国人が自分に対して言っていることが聞き取れるようになったばかりか、全く聞き取れなかったネイティブ同士の英語も聞き取れるようになったのだ。
英語耳は英語の音を体系的に教えてくれるので、本来日本人が聞き取れない音であっても、聞き取る耳と脳が形成される。リスニング力向上のためには、音読を数多くしたり、とにかく英語を数多く聞くという勉強法を上げている情報源も多いが、英語リスニングの一番の近道は「体型だった英語発音本を使い、英語の音を覚えること」に他ならない。
英語の発音を覚えることで、リスニング力はほぼ確実に高まる
正しい英語の音を最初に覚えることで、その後の音読やリスニングの勉強効果はほぼ確実に高まる。そして正しい英語の音を覚える教材として、これ以上のものを僕は知らない。
このように、英語のリスニング力を伸ばす本として極めて優れている英語耳だが、この本で得られる効果はリスニングだけではない。英語耳を使うと、リスニングと同時にスピーキング力も身に付くのだ。
「自分で発することのできない音は決して聞き取ることはできない」という主張を本書ではしているが、「発することができる⇨聞き取ることができる」というプロセスをたどるので、話す力と聞く力の双方を養ってくれる。
最短で英会話ができることを目指すなら、必ず手にとって活用しよう。 詳しい使い方は以下の記事にて。
関連:英語リスニングのバイブル本”英語耳”を使った効果的勉強法を4ステップで解説
3. ディクテーションで精聴力を鍛える
英語を聞き取るリスニング力を伸ばす方法では「ディクテーション」がおすすめだ。
- ディクテーションとは?聞いた英語を一言一句書き取っていく勉強法であり、「精聴力」を鍛える最も効果の高い勉強法
ディクテーションの教材、英会話を習得するなら「海外のドラマ・映画」だ。TEDやニュースのディクテーションも英語力を高めてくれる素晴らしいツールだが、英会話力に特化するなら海外ドラマ・映画を徹底的にディクテーションしよう。
ディクテーションの方法
- 1分ほどの音声を3〜5回聞いて書き取る
- 聞き取れなかった部分を重点的に繰り返し10回聞く
- スクリプトを見てチェックする
- 聞き取れなかった部分の発音や意味を確認する
- もう一度聞く
- 後日復習する
ディクテーションの効果的な方法を説明する。
まず、音声を1分ほどのタームに区切り、3〜5回流して聞いて書き取っていこう。3〜5回やると大枠の部分は書き取れてくるが、ところどころの空白ができていると思う。その空白ができた部分を、今度は繰り返し10回聞こう。それでも聞き取れなかった部分を、今度はスクリプトチェックしていく。
聞き取れなかった部分は、その発音を知らないか、もしくは言葉自体を知らないことが多いので、このタイミングで意味や発音を調べて覚えることが大事だ。フレーズごと覚えてしまうのが一番効率としては良い。
最後にもう一度流して音声を聞き取ると、初めは聞き取れなかった音が、自然と聞き取れるようになる。これがディクテーションのやり方と得られる効果だ。
後日復習をするとよりその音やフレーズが脳に定着するので、復習をする時間もとっておきたい。復習時に聞いて理解できるようであれば、ディクテーションをする必要はない。
オーバーラッピングとシャドウイングで話す力も向上
ディクテーションは聞く力を向上させる方法だが、ディクテーションで使う同じ題材を使って「話す力」を養う方法がある。それが「オーバーラッピング」と「シャドウイング」だ。
- オーバーラッピング:流れた音声に合わせて英語を発すること
- シャドウイング:流れた音声に少し遅れて英語を発すること
つまり、双方とも「音読」だ。
音読は英語を話す力を高めるために非常に良い勉強方法であり、是非とも取り入れてもらいたい。ディクテーションの材料を音読に使えば効率的であると同時に効果も高まりやすい。ディクテーションとセットで音読を入れるようにしよう。
なお、オーバーラッピングよりシャドウイングの方がハードルは少し高い。遅れて発音することにより、自分自身が正しい発音やリズムを理解していなければいけないからだ。裏を返すと、シャドウイングまで完璧にできるようになれば、学習の仕上げとしては良い状態と言える。
英語学習のための海外ドラマ・映画の賢い選び方
英会話学習用の海外ドラマ・映画を選ぶとき、抑えておくべきポイントは2つある。
- 読んで理解できる易しいフレーズが多いもの
- 自分自身が興味を持てる内容
まず、フレーズを読んで全く理解できないようなドラマ・映画は見ても時間の無駄だ。必ず意味が理解できるレベルのものにしよう。
英語学習においては「背伸び」はあまり効果を持たない。「自分の身の丈にあった教材」を徹底的にやり切ることで、確実かつ着実に英語力は伸びていくからだ。
また、自分が面白いと感じるドラマ・映画を教材として選ぼう。英語学習の基本は「楽しむこと」だ。
「好きこそものの上手なれ」という言葉があるが、つまらない勉強はそもそも続かないし、英語の場合は特にその傾向が当てはまる。海外ドラマ・映画を選ぶときは、ストーリー的に面白いと感じるものを選ぼう。
過去の記事でも取り上げたが、「内容が易しい」と「面白い」の2つの観点を満たすおすすめのドラマは2つあるので紹介しておく。
フレンズ: フレンズは英語学習用の教材として広く用いられている作品で、英語学習者であれば知らない人はいないだろう。例のごとく僕もフレンズを使って英語学習をしていた。
このドラマの特徴はとにかく内容が面白く、若者が会話で使う自然な英語フレーズを学べる点にある。若いネイティブの友達を作りたかったら知っておきたいスラングもたくさん出てくるので覚えておきたい。1回の放送時間も25分程度と短く、取りかかりやすい点も魅力だ。まさに英語学習に必要な要素がすべてつまっている名作である。
How I met your mother:個人的な一番のおすすめがHow I Met Your Motherだ。How I Met Your Motherは英語学習用ドラマの”現代版フレンズ”という位置付けだ。
フレンズは名作だが、一方でかなり古い作品であるのも事実。より現代に則した学習をするのであれば、このHow I Met Your Motherが良い。How I Met Your Motherは2005年から2014年まで10年近くにわたり視聴者に愛されつづけた名作であり、とにかくストーリーが面白いのが特徴である。
面白いだけでなく、自然な英語フレーズを幅広く学べる点で英語学習教材としても最適だ。こちらも1回の放送が20分程度であり、個人的にはこの1作品を徹底的に使って学習するのが費用対効果として最も高いと思う。
この2つは万人におすすめできる。双方ともストーリーがとにかく面白いし、内容も難しくない。観るものに迷ったら、この2つのどちらかを選んでおけば間違いない。
僕は飽き性なのだが、この2つはどちらも内容が面白かったので、飽き性の僕でも飽きることなく続けることができた。
4. Duo3.0で英会話に必要な語彙力を集中的に身につける
伝えておきたいこと。それは、英会話においての語彙力は「どれだけたくさんの英語を知っているか」ではなく「どれだけ普段自分が使っている言葉を英語で知っているか」が価値が高い点だ。
日本語で普段全く使わない難しい英単語をたくさん使って話すより、普段よく使う易しい英単語を使って話した方が、自然な会話ができるものだ。
だからこそ、まず覚えるべきは「普段自分が使っている言葉」だ。自分の性格、自分の趣味、興味を持っていること、そういうフレーズからスタートすれば良い。
とはいえ「英語の表現力」を高めるためには、易しい英単語だけでは難しい。易しく限定的な英語ばかり使っていると、言い回しの数が少なくなるからだ。
「英語を話せるようになってきたけど、同じ表現ばかり使ってるな」そう感じた人は、表現の選択肢を増やすために、語彙力を身につけることが必要だ。
英会話の実践で使う英語を学ぶためのおすすめの教材はDuo 3.0だ。Duo3.0はネイティブが英会話で使う英語を学ぶ最も良い単語帳である。
Dup3.0は現代英語の重要単語1572語と重要熟語997語を凝縮した一冊だ。Duo3.0の特筆点は、これらの語彙をわずか560本の英文フレーズに凝縮している点にある。
一般的な英単語帳では一冊あたりおよそ2600本のフレーズが記載されているが、本書はその1/5のフレーズのみに、全ての語彙を詰め込んでいる。つまり、Dup3.0は無駄がないのだ。
全ての英文フレーズが重要語で形成されているので、一文覚えていくほど語彙力がどんどん高まっていく。3ヶ月という短期間で英語を話せるようになりたいなら、本書は良い教材となってくれるだろう。
英単語の効率的な習得方法
英単語は科学的なアプローチから勉強方法を考えると良い。ポイントは2つある。
ポイント1: 復習のタイミングを工夫する
効率的に英単語を覚えるなら、復習のタイミングを工夫しよう。
ポイント2: 英単語を覚える時間を工夫する
英単語は勉強する時間自体も工夫をすると効果がある。具体的には「夜寝る前に覚え、朝復習する」ことだ。
寝る前に英単語を覚える理由は、脳の記憶は寝ている間に形成されていく人間の習性を利用するためだ。夜寝る30分前に英単語を覚えて寝ることで、覚えた英単語は脳に定着するのだ。
さらに、その翌朝に覚えた言葉を復習することで、より強固に脳に定着することが科学的研究によって明らかになっている。
ポイント1で挙げた方法と組み合わせると、初めて覚える英単語は「夜覚えて翌朝に復習する」ことが、脳科学の観点で最も効率が良い。
ポイント3: 新しい単語と古い単語を織り交ぜて覚える
単語を覚えるときは、新しい単語と古い単語を織り交ぜて覚えよう。科学的観点から話をすると、人間の脳は「目新しいもの」を好むようにできている。
この習性に基づくと、目新しい英単語やフレーズのみを一気に覚えようとするとき、人間の脳はなかなか覚えてくれなくなる。
一方、知っている単語の間に目新しい英単語を入れるようにすると、目新しい単語がより脳に印象付くようになる。脳に印象付くと、それに応じて記憶に定着しやすくなるのだ。
科学的観点に基づくと、新しい単語を覚えるときは、古い単語も復習をすることが良い。ポイント1で挙げた復習のタイミングに、新しい単語も合わせて覚えるようにすると、より効率的に英単語を覚えることができる。
5. 1億人の英文法で英会話に必要な文法力を習得する
英語を話せるようになるためには一定の文法レベルも必要になってくる。
とはいえ、大学生に求められるような高いレベルの文法ははっきり言って必要ない。むしろ中学で使う文法をマスターするだけで、英会話は十分成立するものだ。
中学レベルの英文法がわかる人であれば、今回の勉強法の中で文法はやる必要はないが、中学レベルがわからないのであれば、1億人の英文法を使って文法を学習しよう。
1億人の英文法は、日本人の英語学習を効率的に進めるためにかなり考えて作られた一冊だ。英語初心者でも英文法をわかりやすく学べる本であり、英語を学び始めた人の入門書として非常にお勧めだ。
この一冊をしっかりやるだけで、英会話のための英文法としては十分だ。
6. オンライン英会話でアウトプットをひたすら繰り返す
英語を話す力を身につけるためには外国人との実践を欠かすことはできない。外国人との会話無しに「真の英語力」が身に付くことは決してないからだ。
多くの英語学習者にとって外国人と会話をする機会は少ないものだが、貴重なアウトプットの場を手軽に作る方法がある。それが「オンライン英会話」を利用する方法だ。
オンライン英会話なら手軽に英語のアウトプット経験が積める
オンライン英会話はネットを通じて「外国人と英会話」をすることができるサービスだ。ネット環境さえあれば、どこでも英会話の場が得られる。通う必要がないので、仕事で忙しい人であっても朝や夜の時間を有効活用できるので続けやすい。
さらに1回当たりの受講料が平均200円以下なので、駅前英会話に通うよりも遥かに安い価格で受講できるのが特徴である。
オンライン英会話のサービスは多数あり僕もいくつか使ったが、一番良かったのはDMM英会話とQQ Englishだ。
DMM英会話は当ブログでも何度か紹介しているが、10%以下の合格率の難関をくぐり抜けた質の高い世界60カ国以上の講師たちが在籍している。
他のオンライン英会話より高い品質を持っているのも関わらず、サービス利用料も低価格なのが嬉しい。
QQ Englishも質の高い外国人講師と英会話ができるオンライン英会話だ。英語指導の資格「TESOL」を保有した正社員講師で構成されており、長期間トレーニングも積んでいる。他のオンライン英会話と比べても、レッスンを受けた際に質が高いと感じた。
オンライン英会話は上記でやってきたインプットを発揮する貴重なアウトプットの場だ。アウトプットなくしてインプットの価値はないので、必ず英会話学習に組み込むようにしよう。僕自身も週3回オンライン英会話を受けていたが、非常に役に立った。
オンライン英会話の使い方や魅力は以下の記事で詳しく取り上げているので参考にしてほしい。DMM英会話含むオンライン英会話は無料体験レッスンができるところがほとんどなので、自分にどこが合うかは実際に一度使ってみて判断すると良い。
7. もし外国人と話すことが緊張するなら・・
とはいえ、いきなりオンライン英会話で外国人と話すことに抵抗がある人もいるだろう。
そういう方にはとっておきの代替サービスがあるので紹介する。それはスタディサプリEnglishだ。
スタディサプリEnglishはリクルートが運営している英語学習アプリだ。累計632万ダウンロード*を突破した英語学習の定番人気アプリである。
*上記DL数は、2022年12月31日時点、日常英会話コース、新日常英会話コース、ビジネス英語コース、TOEIC®L&RTEST対策コースの累計DL数
スタディサプリの魅力は、何と言っても「話す力」「聴く力」の双方を、”実の外国人と対話抜き”に劇的に向上させてくれる点だ。
レッスンは全てオンライン上にプログラムが用意されていて、あなたの好きなタイミングで、好きなだけレッスンを受けることができる。英会話スクールのように講師がいるわけではないので、レッスン予約も必要ない。
僕がスタディサプリを使っていたときのスマホ画面キャプチャー
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スタディサプリENGLISH | DMM英会話 | |
---|---|---|
費用 | 月額2.178円(新日常英会話コース)から | 月額5,500円から |
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実際の外国人との会話 | なし | あり |
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スタディサプリEnglishについては以下の記事を。僕自身が3年間使ってきて感じた効果や、英語初心者の友人2人が使って、英語を話せるようになったストーリーなどを書いている。英語を話せるようになりたいあなたにとって、ヒントになることがあると思う。
>>>スタディサプリENGLISHを3年間使ってきたので、使い方や評判をまとめた
自分一人だと無理そうなら、3ヶ月間「英語コーチングスクール」を利用することも良い方法
ここまで英語勉強法を紹介してきたが、
「私には無理かもしれない…」
そんな風に不安に思ってしまった場合、英語コーチングスクールを利用することもおすすめだ。
英語コーチングスクールとは、英語学習計画の策定から日々の学習まで、英語コンサルタントの徹底サポートがしてくれ、2〜3ヶ月の短期集中で、英語を話せるようになったり、英語を聞き取る力が身につくスクールだ。
英語コーチングスクールには、独学で挫折した人や、一般の英会話スクールで挫折した方も学び直しで多く利用しており、実際に2〜3ヶ月で英語が話せるようになった方も多い。
一度挫折した人でも英語力をしっかり身につけているので、英語初心者だけでなく、英語中級者以上にもおすすめなのが英語コーチングスクールだ。
3ヶ月で英語力を伸ばせる英語コーチングはココ
英語コーチングにも複数のスクールがあるが、中でもおすすめは次の3校だ。
- プログリット(PROGRIT)【短期間で圧倒的な結果を出すなら】確実にTOEICで成果を出したいここ
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PROGRITは短期で英語力を大きく伸ばせる
プログリットは、英語コーチングスクールの中で最も実績あるスクールで、累計9,000名の英語学習者が利用し、英語を話せるようになっているスクール。
- 短期間で英語が話せるようになった
- 英語会議で相手が話している英語が聞き取れるようになった
- TOEICやVERSANTのスコアが上がった
など、とにかく結果が出ている受講生が多いことが特徴だ。
PROGRITは一般の英会話スクールと異なり、ただ英語をアウトプットするのではなく「理論的に正しい学習方法」を用い、受講生一人一人にあった「オーダーメイドカリキュラム」を設計してくれるスクールだ。
僕自身、一般の英会話スクールは費用が高く、それでいて効果があまりないのでおすすめしていないが、プログリットは僕自身が実際に体験取材をしており、内容が良かったのと、効果が出ている理由まで納得できたのでおすすめしている。
こちらはPROGRIT校舎。今はオンラインで受ける人が大半とのこと
短期集中で2〜3ヶ月のコースになっているので、英語を2〜3ヶ月で話せるようになりたい場合、現時点で最も実現しやすいスクールだと思う。
英語学習にお金を払える場合は受講もおすすめだが、「無料カウンセリング」に参加するだけでもメリットが大きいので、スクールに通うつもりがない人にもおすすめしている。
というのも、PROGRITの無料カウンセリングでも、PROGRITの真髄とも言える「理論的に正しい、かつ自分の目的・レベルに合った勉強法」を、プロのコンサルタントが無料で設計してくれるから。
自分に合った勉強法は、一人だと見つけづらいことがデメリットだが、累計9,000名の受講者がいるPROGRITなら、あなたに合った勉強法を的確に教えてくれるので、受講せずとも相談するメリットは大きい。
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ENGLISH COMPANYとSTRAILは、最短かつ時短で英語を話せる状態を目指せる
ENGLISH COMPANYとSTRAILは、どちらも同じ会社が運営している、日本を代表する英語コーチングスクールだ。
STRAILは実際にレッスンを体験し、ENGLISH COMPANYは担当者に取材をしたが、どちらも非常に良いサービスだった。前述したPROGRITと同じくらいおすすめできるスクールだ。
最大の特徴は、少ない時間で大きな結果を目指せること。ENGLISH COMPANY、STRAILともに、1日たった1.5時間の勉強で、3ヶ月で英語力の大幅な向上を目指して学習していく。
英語の専門家であるコンサルタントが、あなたの英語の弱点・課題を正確に特定してくれるので、無駄な学習で遠回りすることなく、短期で話せる英語力の習得を目指せる。
ちなみに、前述したPROGRITは1日3時間程度の学習量が求められるため、約1/2の時間で話せる英語力を伸ばせることが大きな違いだ。
ENGLISH COMPANYとSTRAIL、それぞれの違いを一言でまとめると次の通りだ。
- ENGLISH COMPANY:3ヶ月で話せる英語力を手に入れるために、手厚いパーソナルトレーニングを受けられるスクール
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ENGLISH COMPANY、STRAILともに結果が出ている人がとても多いため、最短で英語を話せるようになりたいあなたの願いも実現できるだろう。
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国内でもトップクラスの実績を持つスクールの無料診断なので、あなたの英語力の現在地や弱点を知るためにも、無料で話を聞いてみることをおすすめしたい。
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「英語を話せるようになりたい」は必ず実現できる
以上が、最短3ヶ月で英語をスラスラ話せるようになる勉強法だ。
今回紹介した方法だけで英語の全てが習得できるわけではない。だが、今回の方法を愚直にやることで、限りなく早く、限りなく実践的な英会話力を習得し、外国人相手に英語を話すことはできるようになるだろう。
最後に、僕が英会話を勉強してきた中で、とにかく意識してきたことを挙げて終わりにする。
- とにかく英語漬けの環境を作る
- 目標と現実のギャップを意識し、それを埋める努力を続ける
- 効率的なトレーニング方法を選定し定める
- 多くの教材に手を出さず、特定の英語教材を徹底的にやり込む
- 楽しんで勉強する
- どうしても自分一人ではできない場合、英語コーチングスクールなどを利用する
英語を勉強するときは、上記のことを意識すると良い。
英語は「世界で生きるためのツール」だ。英語が話せなかった当時の僕は「日本」で生きていた。英語が話せるようになってからの僕は「世界」で生きている実感を持つことができるようになった。
世界は広い。世界中のオモシロイことを見つけるためにも「英語」という最高のツールを身につけよう。英語ができるようになると、世界は100倍楽しくなるのだ。本記事が英語を話せるようになりたい人の参考になれば幸いだ。
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