「Webマーケティングは稼げるとよく目にするけど、本当に稼げるの?」
「実際のところ、Webマーケティングは全然稼げないのでは…?」
「Webマーケティングで稼ぐ方法・稼ぎ方や、具体的な収益事情まで詳しく教えてほしい」
このように思っていませんか?
結論からお伝えすると、Webマーケティングは稼げない・儲からないは”誤り”で、実際は稼げます。
この記事では、Webマーケティング副業で稼げるようになった後に法人化し、現在はWeb/デジタルマーケティング企業経営者兼マーケティング責任者として現場に立っている私の立場から「Webマーケティングの稼ぎのリアル」をお伝えします。
- Webマーケティングが本当は稼げる3つの理由
- Webマーケティングで稼げない人の3つの特徴
- Webマーケティングで今おすすめできる稼ぐ方法・稼ぎ方
現場の最前線にいる立場から書くので、記事を読んで得るものはあると思います。最後まで、目を通してみませんか?
Webマーケティングの副業で稼ぐ方法や稼ぎ事情は「【未経験向け】Webマーケティング副業の始め方」でまとめているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
目次
Webマーケティングは稼げない?実際は稼げる3つの理由
冒頭でお伝えした通り、Webマーケティングは稼げないは誤りで、実際は稼げます。稼げる理由は大きく3つです。
- Webマーケティング業界は市場規模が大きいから
- Webマーケティング業界は利益率も高いから
- 儲かっているWebマーケティング企業や個人も多いから
1. Webマーケティング業界は市場規模が大きいから
ある分野が稼げる市場なのか、それとも稼げない市場なのか、プロが見る指標に「市場規模」があります。
そもそもWebマーケティングとは、どんな業界にも密接に関わっています。化粧品もアパレルも不動産も塾も、どんな業界もWebを使ったマーケティングを行っています。
では市場規模はどのように見ればいいか、わかりやすい指標は「インターネット広告の市場規模」から見る方法です。インターネット広告の市場規模とは、インターネット上でどの程度の広告予算が企業から使われてきたかを示した統計です。
矢野経済研究所では、インターネット広告の市場規模に関するレポートを毎年出しています。引用してご紹介しますね。
これを見ると2020年時点で市場規模は「2兆730億円」と、市場規模は大台の「1兆円」を優に超えています。
加えて、インターネット広告業界の特徴に「市場規模が拡大し続けていること」があります。例えば2020年で2兆730億円だった市場規模は、2027年には4兆870億円まで拡大が予想されているんですよね。
- 市場に流れているお金がそもそも1兆円を超えていること
- 市場自体が拡大し続けていること
この2点からから見ても、Webマーケティングは稼げる領域であると断言できるでしょう。
Webマーケティングの市場規模や将来性は「Webマーケティング業界の将来性、今後の需要は?【未来は明るい】」で詳しくまとめています。本記事と合わせて参考にしてみてください。
2. Webマーケティング業界は利益率・収益率も高いから
「市場規模が大きくても、その分原価もかかって、あまり利益が出ないのでは?」と思う方もいるかもしれません。ですがWebマーケティング業界は利益率・収益率も高いです。
例えば、インターネット広告運用代行を行っている会社であれば、かかるコストは人件費やオフィス代が大きなウェイトを占めることが一般的です。
自動車メーカーのように、何かを製造するための材料費や工場コストがかからない分、少数精鋭で事業をしていたり、オフィスを持たずオンラインで事業をやっているWebマーケティング企業や個人のマーケターは、高い利益率を出していることが多いんですよね。
利益率が高い分、手元にはたくさんのお金が残ります。だから儲かります。
3. 儲かっているWebマーケティング企業や個人も多いから
Webマーケティング業界の市場特性もあり、儲かっているWebマーケティング企業や個人は、実際かなり多いです。
たった一人の個人で年間数千万円を稼ぐマーケターはざらにいますし、2〜5名程度の少数組織で年間数億円以上を稼ぐWebマーケティング会社もあります。
「驚くほど利益が出ている個人や会社がたくさんあること」は、Webマーケティング業界の面白いところだと日々感じます。
なぜWebマーケティングで稼げない?稼げない人の特徴
一方で、本来稼げるはずのWebマーケティング業界で「稼げない人」も存在します。Webマーケティングで稼げない人の特徴まとめると、次の通りです。
- 会社員としてWebマーケティング業界に勤めている
- 実力がないまま独立している
- 業界の変化に対応できていない
1. 会社員としてWebマーケティング業界に勤めている
会社員としてWebマーケティング業界に勤めている場合、正直いうと、あまり稼ぐことはできません。
なぜなら、Webマーケティング業界の会社員の平均年収は、儲かっている割に、実はかなり低く抑えられているからです。
なんで儲かってるのに、会社員の給料は安いの?
一言で言えば、Webマーケティング業界は変化が激しいためです。変化が激しく、先の売り上げが見通しづらいため、固定費である人件費を抑えたがる経営者が多いんですよね。
Webマーケティング業界はトレンドが目まぐるしく変わります。Youtube、Instargram、Twitter、TikTokなど、その時代ごとに主役は変わっていきます。
ですから、一時的に年間数千万円、年間数億円と稼げても、次の年は全く稼げなくなる可能性があるんですよね。
加えて、日本の雇用制度では、一度採用した正社員を簡単に解雇することはできません。労働者>>>>>>会社というくらい、立場が労働者の方が強いんですよね。
フリーランスのWebマーケターは稼いでいる方が多い
ですから、最近のWebマーケティング会社で優秀な社員は「会社員として働くのは割に合わないな」と見切りをつけ、フリーランスとして独立したり、会社を起業するケースがかなり増えています。
フリーランスであれば、会社側は「雇用」ではなく「契約」として案件を発注します。契約ですから、雇用リスクは一切ありません。期待通りのパフォーマンスが出せなければ、正社員と違い、契約を継続しなければいいだけです。
そのため「フリーランスには高い報酬を払ってもいい」と考える企業は多く、独立して稼ぐフリーランスWebマーケターもかなり多いです。企業からすれば、本来は儲かっている年はたくさん人に投資を使えますからね。
ですから、Webマーケティング業界の場合、優秀な人ほど、独立して桁違いのお金を稼げるようになるのです。
中には会社員として年収400万円程度だった方が、独立一年目で年収2,000万円以上になった事例も、私の周囲で複数見られます。
唯一、Web業界の中でも、リクルートやサイバーエージェントなど、大手企業に入れば、年収800〜年収1,000万円くらいは目指せます。それでも年収2,000万円以上になると、会社員として実現する門扉はかなり狭いです。
Webマーケティング業界で稼ぐなら独立すること。これは確かな事実です。
失敗せずフリーランス独立する方法は「Webマーケティングでフリーランス独立する方法や年収事情【Webマーケターが解説】」をぜひチェックしてみてください。
2. 実力がないまま独立している
もちろん中には「独立したのに全然稼げない」という方もいます。共通するのは、実力がないまま独立していることです。
Webマーケティングは独立して稼ぎやすいとはいえ、実力がないまま稼げるほどは甘くない
Webマーケティングは独立しやすいとはいえ、実力がないまま活躍できるほど甘くはありません。
- クライアントの課題を設定し
- クライアントの期待を超える価値を提供し
- クライアントの信頼を築き上げていく
こういった仕事を継続的にしていけないと、安定的に稼ぐことはできません。
ところが、私が見ている中では、独立しているWebマーケターの中には、会社員として結果を出せていない方も多くいます。
また、完全未経験からWebマーケティングを独学で学んだ方も、苦しんでいる方は多い印象です。独学だと全てが我流になるため、仕事レベルの実力が身につかないパターンもあります。
Webマーケティングを独学して稼ぐコツはWebマーケティング独学の勉強法!稼ぐ方法・転職方法も解説」で解説しているので、独学で失敗したくない方は合わせてチェックしてみてください。
会社員として結果を残している方や、しっかり実力をつけた方は、Webマーケティング独立して稼ぎやすい
一方、会社員としてしっかり結果を残してきた方や、正しいステップでWebマーケティングの実力をつけた方は、独立して稼ぐことはそんなに難しいことではないと思いますよ。
私の周囲でも、会社員としてしっかり結果を残してきた方や、しっかり実力をつけて独立した方は、独立後も安定的に収入を伸ばしています。
もちろん、会社員として結果を出せておらず、独立後に結果を出している方も中にはいます。大事なことは、本人に実力があるかどうかです。
しっかり実力をつけて、Webマーケティングで独立する方法は「Webマーケティングでフリーランス独立する方法や年収事情【Webマーケターがなり方を解説】」でまとめています。本記事と合わせて参考にしてみてください。
3. 業界の変化に対応できていない
会社員として結果を残し、独立後も実力で結果を残してきたはずなのに、途中で稼げなくなる方もいます。それに共通するのは、業界の変化に対応できていないことです。
前述通り、Webマーケティング業界は変化がかなり激しいです。業界変化に対応するためには、他の誰でもない「自分自身」が変わる必要があります。
変化に対応できない方は、どんなに実力があっても、稼ぎ続けることはできません。
逆にいえば、業界変化に自身を柔軟に対応させられる方は、Webマーケティング業界で稼ぎ続けていますよ。
参考までに、変化の大切さを語った「チーズはどこに消えた」という本は、変化の激しいWebマーケティング業界で生き残る方法を学べるオススメ本です。名著ですが、読んだことがない方は、一度目を通して見ることをおすすめします。
Webマーケティングはどれくらい稼げる?【収入は青天井】
結論、Webマーケティング業界の収入は青天井です。
個人で月10〜100万円はもちろん、年間数千万円を稼ぐ個人や、年間数億円を稼ぐ企業もある
Webマーケティング業界では、個人で月10万円〜月100万円はもちろん、中には年間数千万円以上を稼ぐ個人もたくさんいます。
加えて「企業」になると、年間数千万円はもちろん、年間数億円を2〜5名程度の少数精鋭で稼ぐ企業もあります。
Webマーケティングは目立たず稼ぐ企業や個人が多い
Webマーケティングの世界では、あまり目立つことなく、それでも大幅な利益が出ている会社・個人がたくさん存在しているのが特徴です。
もちろん、中には全く稼げていない企業や個人もありますよ。ですが前述通り、稼げない人の特徴は共通しています。
稼げない人の特徴を避けつつ、トライアンドエラーを重ねていくこと。そうすれば、稼げるチャンスは無数にあります。そう考えると、夢のある業界だと思いますよ。
未経験でも月5万円〜月10万円は現実的な目標
Webマーケティングは、稼ぎの額に上限がない分、未経験から月5〜10万円といった収入を得るのは現実的な目標です。
もちろん、決して簡単ではないですよ。誰でも確実にという類ではありません。
ですが、この後紹介する方法で、地に足つけて準備をすれば、未経験から月5万円〜10万円を稼げるようになった方は数え切れないほど存在します。
- 個人で月5万円〜月10万円を稼げるようになりたい
- 近い将来に個人で月100万円以上を稼ぎたい
- いつかは数千万円以上も実現してみたい
こういった方は、ちゃんと考えて行動していけば、Webマーケティングの分野なら可能性がありますよ。
関連:Webマーケティングの平均年収は?低い?【現役マーケ会社代表が解説】
Webマーケティングで稼ぐ方法は?【おすすめの稼ぎ方3選】
ここでは、Webマーケティングで実際に稼いでいる企業や個人をたくさんみてきた経験をもとに、代表的な稼ぐ方法・稼ぎ方を3つご紹介します。
- 広告運用代行で稼ぐ
- SEOコンサルティングで稼ぐ
- Webメディアの運営で稼ぐ
1. 広告運用代行で稼ぐ
個人的に一番おすすめしたいのは「広告運用代行で稼ぐ方法」です。
広告運用代行とは、企業の広告運用を代わりに代行し、手数料を得る稼ぎ方です。
広告運用代行は、一般的に「広告予算の20%程度」が手数料となります。例えば月間予算が100万円の広告主の運用代行をすれば「月20万円」が手数料となり、収入として受け取れます。
ちなみに、広告運用代行は、広告運用で結果を出した分だけ報酬が発生する「成果報酬」ではなく、運用自体を代行する「代行料」として、報酬を受けている企業が多いです。
そのため、広告運用スキルを身につけ、広告運用をお願いしたい企業から案件受注すれば、その時点で収入が確定します。
もちろん、成果報酬ではないからといって、適当に運用すると案件が継続しません。ですから、結果を残すことは必要不可欠です。
その点広告運用のノウハウはかなり確率化されています。例えば「Webマーケティングスクール」を使って確かな技術を身につければ、未経験でも稼ぐための土台を作れるんですよね。
一例を挙げると、例えば「デジプロ」というWebマーケティングスクールは、広告運用の実践に特化したWebマーケティングスクールです。
講師は大手GMOグループやサイバーエージェント等で高い実績を残してきた、業界トップクラスの広告運用マーケターで構成されています。デジプロで2ヶ月学べば、プロが現場でいま使っている広告運用技術を習得できるのです。
デジプロのような確かなスクールでスキルを身につければ、最近はあなたの代わりに企業に営業し、案件を紹介してくれる「フリーランス向けエージェント」もあります。
フリーランス向けエージェントに登録すれば、営業を自分からする必要なく、案件を受注できます。例えば以下のようなエージェントが有名ですね。
- ITプロパートナーズ:週3日からできる案件が豊富。高単価案件やリモート案件もかなり多い
広告運用代行で稼ぐ方法は、どんな人でも再現性が高いです。Webマーケティングで稼ぎたい方は、真っ先に検討したい稼ぎ方です。
2. SEOコンサルティングで稼ぐ
SEOコンサルティングで稼ぐことも、おすすめの方法です。
「SEO対策」とは、Google・Yahooなどの検索エンジン上でいかに自社のサイトを上位表示するか、各種施策や調整することを指します。
SEOは、一度検索エンジン上で上位表示できれば、中長期的にユーザーを自社サイトに呼び込むことが期待できます。
しかも、Google等の検索エンジン上で掲載するために、お金はかかりません。つまり企業からすれば、検索エンジン上で上位表示すれば、無料で見込み客を集客できる集客チャネルを得ることができます。ですから多くの企業は、SEO対策の需要があります。
一方で「SEOコンサルティング」とは、企業が持つコーポレートサイトやオウンドメディアのSEO対策をコンサルティングする仕事です。
社内にSEOに詳しい社員がおらず、困っている会社は世の中たくさんあります。そういった会社に営業をかけることで、SEOの仕事を受注できます。
ちなみに、SEOコンサルティングの費用相場は、月額20万円〜月額30万円程度が多いです。その上で、追加案件(例:企業サイトのブログ記事の執筆で1件3万円など)が上乗せされるイメージです。
SEOができると、手助けできる会社は本当に多くあります。お金を稼げるだけでなく、世の中に価値提供できるという観点でも、企業のSEOコンサルティングで稼ぐ方法もWebマーケティングでおすすめの稼ぎ方です。
3. Webメディアの運営で稼ぐ
Webメディアの運営で稼ぐことも、Webマーケティングのおすすめの稼ぎ方です。
Webメディアで稼ぐとは、自身で何かしらの領域に関するWebサイトを作って稼ぐ方法です。
Webメディアといってもいろんな形があります。企業が特定分野の有益な情報を提供する「オウンドメディア」や、個人が自身の実体験をもとに役立つ情報を発信する「ブログ」など。全てWebメディアに含まれます。
最近は、個人でも手軽にWebメディアから収益を得られる「仕組み」があります。
例えば、自分が運営するサイトの広告がクリックされた時点で収益が入る「Google Adsence」や、掲載している広告から商品が売れたら手数料がもらえる「アフィリエイト広告」は特に有名ですね。
Webメディアの運営をしている企業や個人には、月5〜10万円のみならず、中には月100万円以上を稼ぐ個人や、1〜3名程度の少数組織で月1,000万円以上を稼ぐ会社もあります。
Webメディアの運営は、立ち上げから軌道に乗せるまではとても難しいことは事実です。ですが、一度育てば、中長期的に稼ぎ続けることも可能です。
広告運用代行やSEOコンサルティングより再現性は低いですが、稼ぎの天井がないため、一番夢のある稼ぎ方でもあります。
以上が稼ぎ方です。Webマーケティングの稼ぎ方は「【未経験向け】Webマーケティング副業の始め方」でも書いています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
まとめ
まとめると、Webマーケティング業界は稼げます。たった一人の個人で年間数千万円〜数億円を稼げる市場は、おそらくWebマーケティングくらいだと思いますよ。
Webマーケティングの世界で稼ぎたい方は、まずはスキルを身につけることが必要不可欠です。どんな稼ぎ方を目指すか次第ですが、未経験からチャレンジするなら「広告運用」がおすすめです。
広告運用は個人で稼ぎやすい分野であり、企業への就職・転職でも需要が高いです。広告運用を学び、一度Webマーケティング企業へ就職・転職すれば、働きながら実務経験を積めます。
働きながら副業して食い扶持を作り、その後フリーランスとして独立すれば、リスクなく独立できます。
売上規模が大きくなったら会社にして、組織化することも良いでしょう。前述通り、Webマーケティングは2〜5名程度の少数組織で年間数億円以上を稼ぐこともできます。
Webマーケティングの中でも広告運用を学ぶなら、前述した「デジプロ」というWebマーケティングスクールがおすすめです。代表の方も何度かお会いしよく知っていますが、受講生の成功に本気でコミットしている数少ないスクールです。
無料説明会をオンラインで開催しているので、今後のキャリアに迷っている方や、Webマーケティングスキルを習得したい方は、一度相談に参加してみると良いと思いますよ。
デジプロを筆頭に、本当におすすめできるWebマーケティングスクールは「Webマーケティングスクール・講座おすすめ8選比較【評判も紹介】」で書いているので、ぜひ参考にしてみてください。
※一方、まずは独学からスタートしたい方は「Webマーケティング独学の勉強・学習法!稼ぐ方法・転職方法も解説」で詳しくまとめているので、こちらをチェックしてみてください。