
「Webマーケティングを独学で習得するにはどうすればいいんだろう?」
「Webマーケティングを独学すれば、個人で稼ぐことや、Webマーケター転職までできるのかな」
このような悩みをお持ちではないでしょうか?
結論からお伝えすると、
- Webマーケティングを独学で習得→「個人で稼ぐこと」や「マーケター転職」はどちらも実現できる
- ただし、Webマーケティング独学は簡単ではなく、挫折する可能性も高い
- Webマーケティング独学は「実践」が一番早い
これが事実です。そこで本記事では、Webマーケティングと独学について、現役マーケターの筆者が解説します。
記事を最後まで読めば、Webマーケティングを独学で習得する方法はもちろん、個人で稼ぐことや、マーケター転職する方法まで理解できますよ。
僕は現在大手企業で転職支援の仕事をしながら、副業でWebマーケティングの一人会社を経営しています。法人の集客支援やWebサイトの運営を行っており、Webマーケティングでは累計1億円以上の利益を生み出しています。
Webマーケティング分野で一定の実績を残してきた経験から、独学でスキル習得した方や、逆にできなかった方も多く見てきました。
そのような立場から、Webマーケティングと独学の関係について、解説していきますね。
目次
Webマーケティングを独学で習得し、稼ぐことは可能

まず、Webマーケティングを独学で習得し、稼ぐことは可能です。なぜなら、Webマーケティングを独学で習得し、個人で稼げるようになった人は世の中たくさん存在するからです。
例えば僕も、その一人です。僕は何も経験がない状態でWebサイトを立ち上げ、SEOなど、サイト運営に必要なスキルを独学で学んできました。
紆余曲折がありながらも、Webマーケティングをスタートして3年たった頃には、毎月300万円以上の利益が出るようになっていました。
もちろん、かなり苦労はしましたよ。でも、誰かに教わったことは一度もないですし、全て自分自身でPDCAを回しながら習得してきました。僕のように、完全独学でWebマーケティングを習得した人は、僕の周囲でも何人もいます。
このようにWebマーケティングは、独学で習得し、個人で稼げるようになっている人も多い分野です。ですから、独学が無理かというとそうではなく、独学は可能です。
Webマーケティングを独学して転職も可能

また、Webマーケティングを独学で勉強し、Webマーケティング会社へマーケター転職することも可能です。
僕自身、大手企業で転職支援の仕事をしており実態を把握していますが、Webマーケターは未経験OKの求人も多いので、実務経験がなくても採用される可能性があります。
特に20代前半など若い方であれば、年齢を武器に、ポテンシャル採用として転職できる可能性があります。若い方で未経験からマーケター転職している方は多くいますよ。
一方、Webマーケティングの実務経験がない場合、転職を希望する以上は、事前にWebマーケティングの学習をしているなど、アピール材料は必要です。
その点で、独学でWebマーケティングを学んでおり、企業側が教育コストを削減できると判断してくれれば、転職成功確率はその分高まります。
ですから、Webマーケター転職したいなら、事前にWebマーケティングを学習しておくなど、プラスになることはやっておくことがおすすめです。
ただしWebマーケティング独学は簡単ではない

ここまでは朗報でしたが、ここからは少し悲報を。
Webマーケティングは独学で習得できるとはいえ、Webマーケティング独学は簡単ではないことも事実です。むしろ、かなり難しいと思います。
実際のところ、僕も何度も諦めそうになりました。考えて行動してもうまくいかず、「こんな状態なら、もうやらない方が良いんじゃないか…?」と思ったことは何度もあります。
これは僕だけでなく、僕の周囲でWebマーケティングを学んでいた人も、同じような感情を感じていました。
これは僕の体感値ですが、Webマーケティングを独学で勉強する人の90%くらいは、途中で挫折しています。
ですから、Webマーケティング独学は可能ではあるものの、決して簡単ではないと思います。
ではその中で、どうすればWebマーケティングを独学で習得できるのか、具体的な方法を解説していきます。
Webマーケティングを独学で習得する方法

Webマーケティング独学の方法はシンプルです。
「実践する」これに尽きます。
Webマーケティング独学は「実践あるのみ」
実践するとは、実際に自分でやってみるということです。
では実際に、どのように実践するのか、Webマーケティングを「SEO」と「広告運用」に分けて、ポイントを絞って解説します。
簡単にSEOと広告運用の違いを説明しておくと次の通りです。
- SEO:良質な記事を作成し、サイトにアクセスを集め、売上UPを実現する手法
- 広告運用:Google/Yahoo/各種SNS広告(Twitter、facebook、LINE等)へ有料で広告出稿し、売上UPを実現する方法
こんなイメージです。それぞれポイントを絞って解説します。
例①:SEOで実践するなら
SEOを学ぶなら、自分でWebサイトを立ち上げ、記事を書き、修正することを繰り返すことが実践です。
・Webサイトを立ち上げる(サーバーとドメインを取得)
・WordPressをインストールする
・各種分析ツールをインストールする(Google Search ConsoleやGoogleアナリティクス)
・ASP(Affiliate Searvice Provider)に登録する
・Webサイトのジャンルやカテゴリーを決める
・記事を書いていく
・商品・サービスをサイト上で販売する
・データを分析し、改善していく
上記のように、Webサイトをゼロから立ち上げ、記事を書き、分析し、SEOでサイトを伸ばしていくことを、一から全部自分で実践でやっていくことです。
こういったことを一通り実践するからこそ、実践で本当に必要なスキルが身についていきます。
逆に、実践をしないまま、Webマーケティングの情報ばかりをネットや本で理解した気になっても、全く意味ありません。
知識として知っているのと、実践して知っているのでは、「知見の質」が全く異なるんですよね。
このように、SEOを習得するなら、実際にWebサイトを立ち上げ、SEO施策で伸ばす経験をする。このステップこそが、自身の経験や、周囲の事例を見ても、Webマーケティングの中でもSEOを独学で習得するなら最短の道だと、確信しています。
例②:広告運用で実践するなら
一方、広告運用に関しても同様で、自分のサイトを立ち上げて、実践で学んでいくことがおすすめです。
広告運用の場合も、ASP(Affiliate Searvice Provider)に登録すれば、他人のサービスを広告運用で扱うことができます。
・ASP(Affiliate Searvice Provider)に登録する
・ASP内で広告運用OKの案件を探す
・予算を投下して運用してみる(月20〜30万円など)
上記のような手順でやれば、広告運用も個人で実践できます。
一方、上記をみるとわかるように、広告運用はお金がかかります。ですので、資金が全くない個人だと難しいです。
なので、広告運用をしたいけどお金がない場合は、広告代理店に転職し、現場で実践経験を積んでいくことが良いと思います。
SEOと広告運用は奥が深く、独学方法を細かく解説すると長くなるので割愛しますが、どちらにしてもWebマーケティングスキルを習得するなら、実践あるのみです。
Webマーケティングは実践の中で、わからないことを都度学ぶことが最短
さて、実践していく中では、わからないことには都度ぶつかります。
そのような「わからないこと」にぶつかった際に、プロに相談するなどを行い、学んでいくことが個人的にはおすすめです。
というのも、僕はこの点で失敗した経験があるからです。これは僕の反省点ですが、僕はわからないことがあっても、全部自分で解決しようとしていました。
結果としてそれが身にはなったのですが、「もう少し周りに聞いたり頼っていれば、正しい方法がすぐわかり、結果が出るまでのスピードは早かっただろうな」とも感じています。
ですから、実践を行っていく中でわからないことがあれば、その際はプロの力を借りながら学習する。このステップが、個人的にはおすすめです。
Webマーケティングを独学して「個人で稼ぐ方法」
結論、ここまで紹介したステップで学習すれば、すでに個人で稼ぐことは可能な状態です。
例えばWebサイトを自分で作って運営すれば、その時点で月数万円くらいは稼げるようになっています。
また他にも、Webマーケティングの稼ぎ方はたくさんあります。「【未経験向け】Webマーケティング副業の始め方【現役マーケターが解説】」で解説しているので、独学した後の稼ぎ方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
Webマーケティングを独学して「転職する方法」
結論、簡単な実績を作った上で、転職活動に臨みましょう。
例えば、実際にWebサイトを自分で作ったなら、そのサイトを実績としてまとめた上で、転職活動をすることです。
未経験からのマーケター転職の場合、「仮説思考」や「問題解決能力」が求められることが多いです。
ですから、サイトを作るにあたり、どんなことを仮説して考え、実際にどのように行動し、どのように問題を解決したか、「思考の裏側」までしっかり面接官に伝えられると、合格率は上がることが多いです。
もちろん、Webサイト立ち上げの経験を、全部の会社が評価してくれるわけではないことも事実です。特に大手企業であれば、役立たないことの方が多いです。
ですが、Web系ベンチャーやスタートアップ企業であれば、自分でサイトを立ち上げ、思考錯誤しながら実践した経験を評価してくれる会社はたくさんありますよ。
上記のように行動すれば、Webマーケティングを独学し、未経験からマーケター転職は十分可能です。
Webマーケティング独学の自信がない人の学習方法

ここまで読んできて、「Webマーケティングの独学、かなり難しそう…」と感じたかもしれません。
では、自信がない人がWebマーケティングの基礎を身につけ、自走できる状態になるならどうすればいいかというと、「やらざるを得ない環境に身をおくこと」ですね。
例えば、マーケターとして実績を持つ、信頼できるプロのお金を払い、顧問をお願いすることは一つの手だと思います。
最近はSNSで評判の良いマーケターもいるので、もし募集していれば、そういう方にお金を払い、視点を借りることも良いと思います。
お金を払う以上、「元を取り返さなきゃ」という感情が湧くのが人間なので、やらざるを得ない環境を作るなら手軽な方法です。
また最近だと、Webマーケティングスクールも充実しています。頼れそうなプロが身近にいない場合、Webマーケティングスクールにお金を先行投資することも、最短でWebマーケティングに慣れていく上では良い道と思います。
WebマーケティングスクールではWebマーケティングの基礎から実践まで、体系的なスキルを学んでいけます。こういう環境で土台をまず作っていけば、より効率的に、より高いレベルのマーケターも目指せます。
加えて最近は「転職支援がついたWebマーケティングスクール」も存在します。例えば、一番有名なところはDMMグループが運営しているマケキャンですね。
マケキャンはWebマーケティング学習と転職支援がセットになっているので、未経験からでも高い確率で、Webマーケター転職が目指せます。「転職保証」も付いているので、未経験からマーケター転職するなら一番現実的だと思います。
このように、完全独学で、自分一人で実践する自信がない場合は、プロの力を借りたり、マケキャンのようなスクールに投資することで、やらざるを得ない環境を作り、学習していくと良いと思いますよ。
なお、Webマーケティングスクールは特に「広告運用」のスクールが多く、広告運用の基礎から実践まで学べるところが多いです。マケキャンも広告運用の基礎から実践まで学べます。
ですから、広告代理店にマーケター転職する前の準備としても、スクール利用はおすすめです。
参考までに、マケキャン含めた他のおすすめスクールは、「Webマーケティングスクールおすすめ4選を比較【現役マーケター厳選】」でも紹介しています。
独学でやる自信がない場合や、手厚いマーケター転職支援を受けたい場合は、ここで紹介しているようなスクールを頼ることも一つの手です。
まとめ

結論をまとめます。
Webマーケティングは独学でも習得できる(実際に独学で習得している人もいる)
Webマーケティングは独学して転職もできる(実際に転職している人もいる)
一方、Webマーケティング独学は簡単じゃない(10人いれば9人は挫折する)
Webマーケティング独学で重要なのは「実践」。実践あるのみ
実践の中でプロの力を借りることも、目的達成に向けた一つの手段(実績にあるマーケターに相談する、スクールを利用するなど)
上記の通り、Webマーケティング独学は簡単ではありませんが、習得可能なことも事実です。
最後に、終身雇用の崩壊、年金不安など、これからの時代、会社に依存することはもうできません。
特に20〜30代の方は、「自分の力でどこへいっても生きていける力」を身につけておく必要は、全ての人にあると言っても過言ではありません。
その点、Webマーケティングは企業からの需要が高く、個人でも副業や独立で稼ぎやすいスキルです。加えて、Webマーケティングは「成長市場」なので、今のうちに身につけておけば、この先の人生を豊かに生きることにも直接繋がります。
このように、Webマーケティングは習得するメリットが大きいスキルだからこそ、今のうちから学んでおくことで、この先の未来がずっと生きやすくなると思いますよ。