- フリーランスWebデザイナーとして独立すると、年収・月収はどれくらいなの?
- フリーランスWebデザイナーとして独立するのは厳しい?未経験でも独立できるの?
- Webデザイナーとしてフリーランス独立するステップを教えてほしい
このように悩んでいませんか?
この記事では、現在Web企業を経営し、これまでたくさんのWebデザイナーのキャリア支援にも関わってきた私の経験をもとに、フリーランスWebデザイナーのリアルを徹底解説します。
結論、Webデザイナーのフリーランス独立は、実務経験者はもちろん、未経験からでも目指せますし、Webデザイン1本で生活していくことも十分可能です。
この記事を読めば、フリーランスWebデザイナーの年収やリアルな実態、難易度や目指す方法がわかりますよ。
関連:【未経験向け】初心者がWebデザイン副業案件で収入を得る3ステップ・始め方
目次
フリーランスWebデザイナー独立後の年収・月収は?リアルな収入事情
フリーランスWebデザイナー独立後の年収・月収事情は次の通りです。
フリーランスWebデザイナーの平均年収は年収300〜500万円
フリーランス協会が調査した「フリーランス白書」によると、フリーランスWebデザイナーが含まれるクリエイティブ系のフリーランスは、次のような年収になっています。
平均年収 | 割合 |
年収100万円未満 | 約11% |
年収100〜300万円未満 | 約25% |
年収300〜500万円未満 | 約27% |
年収500〜800万円未満 | 約22% |
年収800〜1,000万円未満 | 約7% |
年収1,000万円以上 | 約4% |
一番多い年収ゾーンは「平均年収300〜500万円」であり、次に「平均年収100〜300万円」「平均年収500〜800万円」と続きます。
フリーランスWebデザイナーの年収は、フリーランス全体平均と比べても高い
一方で、フリーランス全体の平均年収は、厚生労働省によると、年収200〜300万円がボリュームゾーンです。
出典:フリーランス実態調査結果
フリーランス全体の平均年収(年収200〜300万円)と比べると、Webデザイナーのフリーランスの平均年収(年収300〜500万円)は高めであることがわかります。これはWebデザイナーを含めた、クリエイティブ人材・Web業界の需要がとても高く、収入水準が増加傾向であるためです。
平均年収が300〜500万円であれば、月収換算にすると月給25〜41.6万円です。普通に食べていくだけなら、多くのフリーランスWebデザイナーが達成していると言えるでしょう。
※なお、実際のフリーランスWebデザイナーのリアルな案件や年収事例は、Webデザイナー向けのフリーランスエージェント「プロエンジニア公式サイト」などで検索してチェックできます。
フリーランスWebデザイナーは頑張り次第で高収入を実現しやすい
加えて、年収500〜800万円や、年収800〜年収1,000万円、年収1,000万円以上も、決して少なくない割合の方が達成されています。
フリーランスの場合、稼働時間を増やせば収入増加に直結することから、頑張って仕事をすれば、高年収も十分目指していけると言えます。
特にWebデザイナーは需要がとても高く、人材が不足している企業がかなり多いです。そのため、Webデザイン市場には仕事が余っている状態です。
実際に筆者の周囲のWebデザイナーも、年収500〜年収1,000万円を達成されている方はたくさんいます。中には高単価案件を中心にこなすことで、年収1,000万円以上をWebデザイナーで実現している方も存在します。
このように、フリーランスWebデザイナーの平均年収は年収300〜500万円がボリュームゾーンであり、これはフリーランス全体平均の年収200〜300万円よりも高いです。かつ、目指せる収入の上限も高いことから、努力が収入に直結しやすい仕事と言えるでしょう。
関連:Webデザイナーは稼げる?稼げない?稼ぐWebデザイナーの稼ぎ方を解説
フリーランスWebデザイナー独立は厳しい?未経験でもなれる?
フリーランスWebデザイナーとして独立を目指す方には、現在Webデザイナーとして働いている方以外に、未経験の方もかなり増えています。
特に未経験だと、Webデザインでフリーランス独立は厳しいんじゃないかと、不安に感じている方がとても多いです。
未経験でもフリーランスWebデザイナーとして独立は十分可能
結論からお伝えすると、未経験でもフリーランスのWebデザイナーとして独立は十分可能です。
しかもただ単にフリーランス独立するのではなく、Webデザイナーとして生計を立てていくことも十分目指せます。
フリーランスWebデザイナーの平均年収は年収300〜500万円がボリュームゾーンです。日本の正社員全体の平均年収が約400万円であることから、フリーランスWebデザイナーの年収は全く引けを取っていません。
しかもフリーランスの場合、経費として計上できる支出が多いため、正社員の同じ年収と比べて、手取りが増えることが一般的です。仕事で使うパソコン、携帯、ご自宅で仕事をするなら家賃の一部などを経費計上できるので、その分支払う税金が安くなるのです。
Webデザイナー独立で失敗しないためには「正しい手順で行動すること」が必要
未経験でもWebデザイナーとして独立は目指せますが、中には独立で失敗する方もいます。
Webデザイナーの場合、企業から需要の高い「手に職」があるため、万が一独立で失敗したとしても、企業に再就職しているケースが多いです。
とはいえ、できるだけ失敗は避けたいところ。そこで重要なのが、正しい手順で独立に向けて行動することです。
Webデザインのフリーランスでよくある独立の失敗パターン
例えば「スキルがないまま、いきなりフリーランス独立」は、失敗するパターンの一つです。
Webデザイナーはスキルがあって成り立つ仕事のため、スキルがないまま独立すると、仕事を受注したり、納品まで無事にこなすことができないケースがあります。
実際に私の周囲でも、大学を卒業し、いきなりフリーランスのWebデザイナーとして独立された方がいますが、あまりうまくいかず、1年後に企業に再就職をしていました。
Webデザイナーとしてフリーランス独立を目指したい、中でも未経験からチャレンジしたい方は、正しい独立の手順をしっかり踏むことで、失敗確率を抑えることができます。
一例として、最近は未経験からの独立まで支援してくれる「フリーランス向けのWebデザインスクール」もあります。こういったスクールを活用すれば、Webデザインスキルを身につけた上で、フリーランス独立することができます。
このように、正しい手順で行動すれば、その時にはスキルもありますから、再就職も十分目指せるでしょう。
未経験OK!フリーランスWebデザイナーとして独立する失敗しない始め方・4ステップ
ここからは、Webデザイナーのフリーランス独立で失敗しない手順・始め方をまとめます。結論、ステップは次の4つです。
- Webデザインスキルを身につける
- ポートフォリオを準備する
- 実務経験を積む(一度企業に就職・転職することがおすすめ)
- フリーランスWebデザイナーとして独立する
1. Webデザインスキルを身につける
未経験の方がまず最初にやるべきことは「Webデザインスキルの習得」です。なぜなら、Webデザイナーの仕事はスキルこそが一番重要であり、スキルがないと仕事にならないからです。
Webデザインスキルを未経験から身につけるには、大きく2つの方法があります。
- 独学で勉強する
- Webデザインスクール・学校で勉強する
結論、あなたがWebデザインを仕事にしたいなら、迷うことなく2の「Webデザインスクール・学校で勉強すること」の一択です。
なぜなら、Webデザインスクール・学校であれば、Webデザインの仕事で通用するスキルを最短で習得していけるからです。
最近は仕事や学業と並行しながら学べるWebデザインスクールが増えてきました。3ヶ月程度の短期集中でWebデザインの基本から実践を、プロの現役Webデザイナーから直接学ぶことができます。
こういったWebデザインスクールで正しいスキルを学べば、フリーランスに必要な基本をしっかり固めることができます。
逆に独学だと、時間が相応にかかる上に、途中で挫折しやすいです。頑張って学んだとしても、身につけたスキルが我流になりがちのため、現場の実務で通用するかはまた別の話です。
このように、あなたがWebデザインを仕事にしたいなら、Webデザインスクール・学校で勉強するようにしましょう。
フリーランスに強いWebデザインスクール
Webデザインスクールが良いとはいえ、正直にお伝えすると、中にはフリーランスに弱いWebデザインスクールもあります。だからこそ、フリーランスに強いWebデザインスクールを知り、活用することが必要不可欠です。
参考までに、これまで25校以上のWebデザインスクールを取材や調査してきた経験から「ここはフリーランスに強い」と言えるWebデザインスクールを厳選すると次の通りです。
- TechAcademy Webデザインコース【副業・フリーランスに強い。オンライン大手の実践型Webデザインスクール。実案件の紹介をスクール側から受けられる】
- インターネット・アカデミー【フリーランス・副業・転職で稼げるWebデザイナーに。国内有数の大手Webデザインスクール。給付金で受講料の最大70%(56万円)の支給あり】
この2校は特にフリーランスに強く、おすすめできるスクールです。こういったスクールでWebデザインスキルを短期集中で学べば、ステップ1は完了です。
関連:本当におすすめのWebデザインスクール9選比較!ランキングで紹介
2. ポートフォリオを準備する
Webデザインスキルを身につけたら、次は「ポートフォリオ」を準備していきましょう。
ポートフォリオとは、Webデザイナーの世界で言う履歴書のようなものです。自身のプロフィールやできること、制作実績をまとめたものがポートフォリオです。
ポートフォリオを作る上で最も重要なことは「制作実績」を準備することです。Webデザイナーの制作実績とは、ご自身で作ったWebサイト・バナー・ロゴ・アイコンなどが当たります。
「制作実績なんてないよ」と不安な方も安心してください。例えば前述した「TechAcademy Webデザインコース」では、カリキュラムが全て終わった後に「副業案件の紹介サポート」があり、実案件を通じて実績を準備できます。
スクール側から案件を紹介してもらえるだけでなく、作業から納品まで、プロの現役Webデザイナーが二人三脚でサポートしてくれます。だから未経験でも安心して、ポートフォリオの核となる制作実績を準備できるのです。
ポートフォリオを独学で準備するのは大変ですが、最近はポートフォリオ制作支援が充実したWebデザインスクールがあります。未経験であれば、このようなサービスを有効活用しながら、ポートフォリオをしっかり準備していきましょう。
3. 実務経験を積む(一度企業に就職・転職することがおすすめ)
ここは任意ですが、できればフリーランスとして独立する前に、Webデザイナーとして実務経験を積むことがおすすめです。
実務経験とは、一般的に言うと「企業等での就業経験」が当たります。一番わかりやすく、メジャーなのは「企業に就職・転職して働くこと」です。
なぜ実務経験を積むべきかというと、実務経験があるとないでは、挑戦できる案件の幅が異なってくるからです。
Webデザインのフリーランス案件は、自ら企業に営業せずとも、フリーランスエージェントと呼ばれる仲介エージェントに登録さえすれば、あなたにあった仕事を無料で紹介してもらえます。このエージェント等で紹介を受ける際に、企業での実務経験があると、より紹介を受けやすくなるのです。
もちろん、スキルとポートフォリオを準備できれば、フリーランスとして経験を積みながら、単価アップ・実績作りも十分可能です。とはいえ、不安な方は、一度Webデザイナーとして企業に就職・転職した方が、確固たる基盤をしっかり作って独立を目指せます。
前述した「インターネット・アカデミー」は、受講すれば、手厚い就職・転職サポートを「無料」で受けることができます。
企業で一度実務経験を積みたい方は、インターネット・アカデミーのように、就職・転職支援に強いWebデザインスクールを選ぶと、未経験でも短期でWebデザイナー就職・転職を目指せますよ。
関連:転職・就職支援に強いWebデザインスクール5選!22校取材や調査して厳選
4. フリーランスWebデザイナーとして独立する
最終ステップは「フリーランスWebデザイナーとして独立すること」です。
「営業なんてできないし、どうやって案件を取ればいいの?」と不安に感じると思いますが、Webデザイナーはフリーランスの仕事探しの環境がかなり恵まれているので安心してください。
Webデザインのフリーランス案件の探し方5つ
Webデザイナーがフリーランスの仕事を探す際には、以下のような方法があります。
- Webデザイナー向けのフリーランスエージェントに登録し、案件を紹介してもらう
- クラウドソーシングサイトに登録し、案件に応募する
- 知人から紹介を受ける
- SNS・ブログ等で集客する
- 企業に直接営業する
このうち、フリーランスWebデザイナー1本でしっかりと生計を立てていきたい、でも営業ができない方は、1の「Webデザイナー向けのフリーランスエージェントに登録し、案件を紹介してもらうこと」がおすすめです。
フリーランスエージェントとは、あなたの代わりに企業に営業し、案件を取ってきてくれるサービスです。
世の中にはWebデザインスキルなど技術を持たないものの、営業が得意な会社・人がたくさんいます。フリーランスエージェントはまさにそういった企業・個人の集合体であり、あなたの代わりにWebデザインの仕事を取ってきてくれます。
一般的に、仕事を無事終えたあとの報酬の一部が、エージェントの取り分になり、差額があなたの報酬として支払われます。登録・案件紹介・参画の際にはお金は1円もかからないところが大多数のため、無料でWebデザインの仕事を探すことができます。
参考までに、フリーランスWebデザイナー向けのおすすめフリーランスエージェントをまとめておきました。
- クラウドワークス テック:業界大手のクラウドワークスが運営。リモート案件・週3勤務案件など、柔軟な働きか型できるWebデザイナー求人が豊富。
- フォスターフリーランス:Webデザイナーの高単価案件に強いエージェント。実務経験が数年以上ある方におすすめ
- ITプロパートナーズ:経験3年以上のデザイナー経験者におすすめ!週3日からできる案件が豊富。高単価案件・リモート案件もかなり多い。
- HiPro Tech(ハイプロテック):パーソルキャリア社が運営するするエージェント。高単価案件に強い。
- レバテッククリエイター:高単価のWebデザイナー求人あり。Webデザイナーとして実務経験が3年以上ある方は利用したい。
全て完全無料で登録・利用できるため、まずは無料登録に進んでみましょう。
以上がフリーランスWebデザイナーとして独立するステップです。この手順・始め方で行動すれば、フリーランス独立の失敗確率を下げ、理想の働き方を実現していけると思いますよ!
関連:Webデザイナー向けのフリーランスエージェントおすすめ6選
よくある質問
フリーランスWebデザイナーとして独立する際に役立つサービスはある?
フリーランスWebデザイナーとして独立する際に役立つサービスは、前述したフリーランスエージェントの他に、次のようなサービスがあります。
- シェアオフィス
- 法人登記の用のオフィス(個人事業主ではなく、法人化する場合)
- 会計ソフトなど
ご自宅ではない、別の環境で仕事をしたい方は、シェアオフィスは良い選択になります。一般のカフェ等はクライアント情報を扱うには不向きであり、セキュリティ性のあるシェアオフィスを利用した方が安心です。
また、個人事業主ではなく、法人登記をしてデザイン活動を本格的に行いたい方は、法人登記ができるオフィス(レンタルオフィス・バーチャルオフィス)を利用すると、好立地で登記場所を確保できます。
例えば「ナレッジソサエティ」というサービスは、東京の千代田区という超好立地でシェアオフィス・レンタルオフィス・バーチャルオフィスを全て提供しています。東京周辺のフリーランスWebデザイナーが作業場所を確保したり、法人登記までする際には、良い選択になるでしょう。
その他には、ご自身で確定申告をするなら「会計ソフト」も、独立する際に役立ちます。最近の会計ソフトはとても使いやすく、初心者でもわかりやすい操作性で売上・経費管理ができます。
特に「freee(フリー)」という国内を代表する会計ソフトは実際に筆者も利用したことがありますが、とても使いやすかったです。会計ソフトであれば、freeeを使ってみることをおすすめしています。
まとめ
最後に、Webデザイナーのフリーランスは控えめにいってもオススメの働き方です。
Webデザイナーは企業からの需要がとても高く、今後の将来性も大きい仕事です。クリエイティブな仕事であり、やりがいや楽しさも詰まっています。
その上、フリーランスや在宅ワークなど自由な働き方にも強く、頑張り次第で高収入も実現していける仕事です。
だからこそ、Webデザインのフリーランス独立に憧れがあるなら、憧れのままにするのではなく、現実にしていきましょう。
難しいことは一切ありません。あとはやるか、やらないかだけです。あなた自身の未来のために、良い決断・良い行動ができると良いですね。応援しています。
- TechAcademy Webデザインコース【副業・フリーランスに強い。オンライン大手の実践型Webデザインスクール。案件紹介あり】
- インターネット・アカデミー【フリーランス・副業・転職で稼げるWebデザイナーに。国内有数の大手Webデザインスクール。月々5,500円から】
- クラウドワークス テック:業界大手のクラウドワークスが運営。リモート案件・週3勤務案件など、柔軟な働きか型できるWebデザイナー求人が豊富。
- フォスターフリーランス:Webデザイナーの高単価案件に強いフリーランスエージェント。実務経験が数年以上ある方におすすめ
- ITプロパートナーズ:経験3年以上のマーケティング経験者におすすめ!週3日からできる案件が豊富。高単価案件・リモートOK案件もかなり多い。
- HiPro Tech(ハイプロテック):パーソルキャリア社が運営するするエージェント。高単価案件に強い。
- レバテッククリエイター:高単価のWebデザイナー求人あり。Webデザイナーとして実務経験が3年以上ある方は利用したい。
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