海外駐在・海外出張に必ず必要なTOEICスコアは存在しない【元駐在員が解説】

海外駐在・海外出張に必要なTOEICスコアは存在しない【元駐在員が実態を解説】

 

  • 海外駐在や海外出張をするために、絶対必要なTOEICのスコアってどれくらいなんだろう?

 

本記事では、このような疑問に対して、元駐在員の僕が答えていきます。

 

早速結論ですが、海外駐在・海外勤務や海外出張において、絶対必要なTOEICスコアは存在しません。

 

僕のことを簡単にご紹介すると、新卒で大手グローバル企業に入社、20代半ばで海外駐在を経験しました。

 

その経験から言えることが上記です。海外駐在や海外出張に行くために、必ずTOEIC700点か必要とか、いやいや800点は必要とか、そういうものはありません。

 

本記事では、海外駐在や海外出張を目指す、あるいはすでに控えている方向けに、TOEICと海外出張、海外赴任の関係をお話ししていきます。

 

海外駐在や海外出張に必ず必要なTOEICスコアは存在しない理由

海外駐在や海外出張に必要なTOEICスコアは存在しない理由

 

結論「TOEICスコア=本当の英語力ではないから」です。

 

なので、何点取らないと海外駐在・海外赴任や海外出張は難しいとか、本来そういうものはないんですよね。

 

事例:TOEICスコア400点台のレベルでも、海外赴任している人はたくさんいる

TOEICスコア400点台で海外赴任している人はたくさんいます。

 

例えば僕は20代半ばにアフリカへ駐在していて、アフリカだけでなく、北米や南米、ヨーロッパやアジアと、世界中の人と一緒に仕事をしていましたが、どの国にも、英語ができないまま赴任している駐在員はいたんですよね。

 

実際、その中には、TOEIC700点どころか、TOEIC400点台でも赴任している人はいましたからね。まあ、そういう方は相応な苦労もしていましたが。。とはいえ、TOEICのスコアが低くても、駐在員になれるという事実は存在しています。

 

ですから、TOEICで何点あるから駐在員になれるという基準は、本当に存在しないんですよね。それは、僕自身が実際に海外赴任をして感じたことです。もちろん、海外出張も同様です。海外出張の場合、大抵は現地に駐在している人がいて、アテンドしてくれますからね。

 

駐在員と必要な英語力については、海外駐在員に必要な英語力とは?【元駐在員が勉強法と併せて解説】の記事でも解説しています。時間のある際に、こちらも併せて目を通しておくと良いと思います。

 

 

それでも海外駐在員がTOEICで高スコアを取っておくと良い理由

それでもTOEICで高スコアを取っておくと良い理由

 

TOEICスコアがなくても、海外出張や海外駐在は可能です。とはいえ、それでも、TOEICで高スコアは取っておくことを、個人的にはおすすめしています。

 

なぜか?その理由は以下の2つからです。

 

  1. 海外出張者・海外駐在員を選ぶ際に、TOEICスコアを指標にしている企業は多いから
  2. 海外駐在や出張だけでなく、就職・転職で有利になることが多いから

 

この2つです。それぞれ理由を深掘りしますね。

 

1. 海外出張者・海外駐在員を選ぶ際に、TOEICスコアを指標にしている企業は多いから

企業によっては海外出張者や海外駐在員を選ぶ際に、TOEICスコアを指標にしているところも多いです。

 

この根拠は、TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会による調査で明らかになっています。調査結果によると約5〜6割の企業が、海外出張者や海外赴任者を選抜する際に、TOEICテストのスコア活用しているとのことです。

 

海外出張・海外駐在におけるTOEICスコアの目安【海外出張者はTOEIC620点、海外駐在員はTOEIC630点】

企業が実際に「どのくらいのTOEICスコアを選抜要件としてみているのか?」は、TOEIC公式の調査結果を見るとわかります。

 

海外出張・海外駐在におけるTOEICスコアの目安【海外出張はTOEIC620点、海外駐在はTOEIC630点】

出典:海外出張や赴任の基準 | 国際ビジネスコミュニケーション協会

 

「海外出張者」に求められるTOEICスコアTOEIC620点
「海外赴任者」に求められるTOEICスコアTOEIC635点

 

このように、海外出張者は「TOEIC620点」、海外駐在員は「TOEIC635点」を目安として、企業側は見ていると調査結果が出ています。

 

逆にいえば、これらのTOEICスコアを取らないと、海外出張者や海外駐在員には選ばれない確率が上がるのです。だからこそ、海外出張者や海外駐在員を目指すなら、TOEICで一定のスコアは必ず取っておくべきなのです。

 

2. 海外駐在や出張だけでなく、就職・転職で有利になることが多いから

また、TOEICで高スコアを取っておけば「就職」や「転職」でスコアが有利になることが多いです。

 

終身雇用はもう崩壊しているので、これからもずっと、今の会社にいれるとは限りません。自分のキャリアの選択肢を広げる意味でも、TOEICで少なくとも600〜700点くらいは実現しておくと良いですね。

 

TOEICなど英語力を求める企業は年収が高め

TOEICスコアで基準を設けている企業は、比較的年収も高レンジですし、メリットは大きいです。

 

  • 高年収の仕事に就きたい
  • グローバルに活躍できる企業に転職したい

 

このような気持ちがあるなら、TOEICは就職、転職で活きるので、学んでおくことが良いですね。

 

僕自身もTOEICは有利に働いた

参考までに、僕自身、グローバル企業への転職活動をしましたが、TOEICは有利に働きました。その当時は、確かギリギリ900点くらいだったかと思います。その当時から英語力はだいぶ伸びたので、今ならもっと高いスコアは行けると思います。

 

ですが、このレベルまで来ると、書類で足切りされることもほぼないので、最近はTOEIC受けることはしていません。僕の場合、駐在経験があるので、そちらの方が英語力アピールできた事実もありますので、少し例外かもしれませんが。

 

いずれにしても、TOEICスコアで有利になる企業があるので、ハイスコアを取っておくことに越したことはありません。正しい方法で勉強すれば、3ヶ月で200点UPくらいはできてしまいますからね。

 

ただし、TOEICが「有利に働く企業」「有利に働かない企業」には明確な違いもあります。その具体的な違いについては【外資系・グローバル転職】本当に役立ったおすすめ転職エージェント・転職サイト5選で解説をしています。こちらも参考にどうぞ。

 

▼詳細はこちら

 

海外赴任、海外出張に向けてTOEICを勉強する際のポイント

海外駐在、海外出張に向けて。TOEICを勉強する際のポイント

 

海外駐在や海外出張に向けてTOEICを勉強するなら、ただTOEICスコアアップを目指すだけでなく、実際の英語力も同時に身につくような勉強が望ましいです。

 

TOEICだけできても、本質的には意味ない

なぜなら、TOEICだけできても、本質的には意味がないからです。

 

「実はTOEICスコアは900点台だけど、実際に外国人と英語で会話するとなると全くダメ」という方は、意外と多く存在します。

 

TOEICだけできて、全く英語が使えないのはかっこ悪いですよね。それこそ企業からの印象も、「あれ?こんなはずじゃないと思ったんだけどな・・」と思われてしまうかもしれません。それだと、ちょっと嫌ですし、本質的ではありません。

 

なので、これからTOEICを勉強するなら、一緒に実践的な英語力も身につく方法で勉強すると良いですね。そうすることで、キャリアの選択肢も広がりますし、現地でコミュニケーションも取れます。

 

ではどのように勉強していけばいいか?TOEICも日常英会話も両方伸ばせる勉強法を、実体験からご紹介しますね。

 

【TOEIC】海外駐在、海外出張に向けたTOEICの勉強法【元駐在員が解説】

【TOEIC】海外駐在、海外出張に向けたTOEICの勉強法【元駐在員が解説】

 

  1. まずは・・・スタディサプリEnglish TOEIC対策コースで勉強する
  2. 加えて・・・パーソナルトレーニング形式で、短期集中でスコアアップを目指す

 

結論、上記の方法です。

 

もっと詳細に分ける方法もありますが、この方法はシンプルに実力がつきます。TOEICでハイスコアを取り、実践でも使える英語力が身につくかと思います。

 

それぞれ詳細を解説しますね!

 

ステップ1:スタディサプリEnglish TOEIC対策コースで勉強する

まずは、スタディサプリEnglish TOEIC対策コースで勉強することが第一歩です。

 

企業によってはTOEICスコアで足切りをしているから 海外駐在や出張だけでなく、就職・転職で有利になることが多いから

 

スタディサプリEnglishは、株式会社リクルートが運営している英語アプリです。APPストアで人気No.1、これまで累計632万*ダウンロードを突破している、超人気アプリです。使ったことがある方も、多いのではないでしょうか。僕自身、かれこれ2年近く使い続けています。

**上記DL数は、20221231日時点、日常英会話コース、新日常英会話コース、ビジネス英語コース、TOEIC®L&RTEST対策コースの累計DL

 

スタディサプリEnglishの簡単な概要

スタディサプリEnglishは大きく、日常英会話コースTOEIC対策コースの2つがあります。

 

このうち後者の「TOEIC対策コース」は月額3,278円であり、TOEIC対策をはじめ、英語力を底上げするコンテンツがたくさん含まれています。

 

月額3,278円というのは、飲み会1回分を我慢すれば、捻出できる価格です。人生を変える金額と考えれば、安すぎる投資ですよね。

 

なお、TOEIC対策コースは「無料おためし体験」があります。無料で使うためには一度有料会員登録をする必要がありますが、もし使って気に入らなければ、無料体験の期間が終わる前に解約すれば、お金は1円もかかりません。

 

解約もWeb上で簡単にできるので、まずは気軽にトライしてみましょう。以下リンクから、スマホかPCで3分後にはおためし可能です。

>>スタディサプリEnglish 無料体験の詳細はこちら

 

▼詳細はこちら

 

ステップ2:パーソナルジム形式で短期でスコアアップを目指す

上記のTOEIC対策コースで総合力をつけたら、次はパーソナルトレーニングジム的に、TOEICの勉強をすることが良いです。

 

最近はオンライン型、教室型問わず、専属のコーチをつけて英語を学べるようになりました。このようにリードしてくれるプロをつけて英語を学ぶと、英語の習得スピードは当然ながら早くなります。

 

僕自身はあまり英会話スクールは好きではなかったので独学で勉強してきましたが(コスパが悪かったから)、最近はコスパの良い、本当に質の高いスクールも出てきました。そういうサービスであれば、実力を早期でつけるためにも、活用することはおすすめです。

 

おすすめのパーソナルコーチサービス

いろいろサービスはありますが、初心者であれば、以下のサービスがおすすめですね。

 

  1. スタディサプリEnglishパーソナルコーチプラン【手軽にオンライン完結で学びたい人向け】
  2. PROGRIT【本格的な教室型でTOEICスコアを上げたい人向け】
  3. トライズTOEIC対策【2ヶ月でTOEICスコアを一気に高めたい方向け】
  4. ENGLISH COMPANY【少ない学習量で効率的に英語を身につけたい方向け】
  5. STRAIL【効率的かつリーズナブルに英語を身につけたい方向け】

 

上記の通りです。

 

スタディサプリEnglishパーソナルコーチプランは、前述したTOEIC対策コースに専属コーチがついたプランです。オンライン完結で、コーチと学習計画を練りながら、短期間でTOEICのスコアアップを目指します。

 

非常に質が高く、3ヶ月で200点以上UP者は割と続々出ています。迷ったら、こちらを選べばOKです。

 

一方、「いや、私は教室型で本格的に勉強したい」と思うなら、PROGRITが良いですね。こちらはサッカーの本田圭佑選手も利用していたスクールです。質が高く、世界で戦いたいビジネスパーソンであれば、本格的なPROGRITが合っているでしょう。

 

また、2ヶ月でTOEICスコアを一気に高めたい方にはトライズTOEIC対策が特におすすめです。TOEIC対策に特化したプログラムと、高い英語力とコーチング力を兼ね備えたコンサルタントが日々サポートしてくれます。加えて、成果に自信があるから「最大2ヶ月で200点アップ保障」もあるため、低リスクでTOEICスコアアップを目指せます。

 

効率的にTOEICスコアアップを実現したいならENGLISH COMPANYSTRAILがおすすめです。どちらも少ない学習量で効率的に英語を身につけたい方向けのサービスですが、ENGLISH COMPANYは手厚いサポート重視、STRAILは安さ・コスパ重視の方に選ばれています。

 

いずれも無料体験・無料カウンセリングができるので、まずは公式サイトからチェックの上、試してみることが良いです。

 

  1. スタディサプリ パーソナルコーチプランの詳細はこちら【無料体験あり】
  2. PROGRITの詳細はこちら【英語力診断ができる無料カウンセリングあり】
  3. トライズTOEIC対策の詳細はこちら【あなたにあった学習方法を提案してくれる無料カウンセリングあり】
  4. ENGLISH COMPANY【無料体験あり】
  5. STRAIL【無料体験あり】

 

関連記事

PROGRITやトライズだけでなく、他のパーソナル式TOEICスクールも検討してみたい方は「【元駐在員が厳選】海外赴任前の英会話教室6選【短期で英語の準備をしよう】」の記事をどうぞ。

上記記事で、短期でTOEICスコアを伸ばせるおすすめスクールを6つ紹介しています。

 

まとめ

海外駐在・海外出張に必要なTOEICスコアは存在しない【元駐在員が実態を解説】

 

記事の内容をまとめます。

 

  • 海外駐在、海外出張に必要なTOEICスコアは存在しない
  • それでも、TOEICは就職や転職でも有利になるので、700点くらいは取っておくと良い
  • TOEICスコアだけでなく、実践的な英語力も一緒に身につけることが一番大切

 

上記の通りです。

 

最後に、海外駐在や海外出張は本当に楽しいです。僕自身、幸いなことに20代半ばでで海外駐在を経験できましたが、日本では経験できないような日々を過ごすことができました。

 

外国人と一緒に仕事をすることは本当に刺激になります。また、海外に慣れてきた今となっても、仕事でフライトに乗る前の高揚感は、未だに感じます。

 

海外赴任や海外出張の要員に選ばれば、純粋に待遇も上がります。僕自身、海外駐在に行っていた時は、現地の家や車は無料で支給され、ガソリン代も全て会社払い、家事のお手伝いがついていて、さらには日本と現地の給料が両方とも支給されていました。しかも、給料の額も上がってました。

 

控えめに言っても、サラリーマンの中では、間違いなくグローバル人材は待遇・やりがいの面でも高いです。

 

そういった海外駐在、海外出張のチャンスを掴めるかどうかも、まずは「英語」からです。近い将来、海外駐在や海外出張で活躍するために、TOEICと英語力は今のうちから、どちらも身につけておくことが吉ですね。

 

今日から始めれば、3ヶ月後には何かしらの成果が出ていると思います。人生は短い。あっという間に過ぎていきます。まずは行動を起こすことが、後悔のない人生を生きるために必要不可欠なアクションですね。応援しています!

 

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