アメリカへ海外駐在を目指す方法【元海外赴任者が解説】

アメリカへ海外駐在を目指す方法【元駐在員が解説】

 

アメリカへ海外駐在したいけど、どの企業職種であればなりやすいの?」

「アメリカへ海外赴任するためのステップを教えてほしい」

 

このようにアメリカの海外駐在員に憧れている一方、今からでも目指せるのか、どうやったらなれるのかがわからず悩んでいませんか?

 

そこでこの記事では、アメリカへの海外駐在員を目指す方法を、元海外赴任者であり、現在転職支援の仕事をしている私が解説します。

 

私自身、日系大手グローバル企業に新卒で入社し、20代のときに海外赴任を経験しました。赴任先はアメリカではありませんでしたが、多くの先輩・同僚・後輩たちがアメリカへ海外赴任をしていました。アメリカ関連のプロジェクトに関わることが多かったため、アメリカにはどのような日本人が赴任しているかもリアルを見てきました。

 

実際にアメリカに赴任する駐在員をたくさん見てきた経験や、転職支援の経験をもとに、アメリカの海外駐在・海外勤務の実態を紹介していきますね。

 

関連:海外駐在員になるには?海外赴任したい方向けに元駐在員の僕が解説【海外勤務できる企業も紹介】

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アメリカへ海外駐在できる業界や企業

アメリカへ海外駐在できる業界や企業

 

アメリカへの海外駐在・海外赴任を目指すなら、アメリカに海外駐在しやすい業界や企業を知ることが必要です。

 

アメリカに海外駐在しやすい業界・企業の具体例

結論、アメリカに海外駐在できる業界や企業はたくさんありますが、例えば以下の業界・企業はアメリカに海外駐在員を輩出している実績があります。

 

アメリカへ海外駐在を目指せる業界・企業の一例
  • 商社(三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅、双日など)
  • 自動車メーカー(トヨタ自動車など)
  • 自動車部品メーカー(デンソー、アイシン精機など)
  • 電機メーカー(SONY、パナソニック、キャノン、ニコンなど)
  • 電子部品メーカー(村田製作所、ミネベアアツミなど)
  • 化学メーカー(旭化成、住友化学、日立化成、カネカなど)
  • 機械(コマツなど)
  • 海運(日本郵船、商船三井など)
  • 物流(日本通運など)

 

このような業界や企業は、アメリカへ海外駐在員を実際に輩出しています。もちろん、これはほんの一例であり、もっとたくさんの業界・企業から、アメリカ駐在員は日々輩出されています。

 

海外駐在員を目指しやすい業界や企業は「海外駐在員になるには?海外赴任したい方向けに元駐在員の僕が解説【海外勤務できる企業も紹介】」でたくさんの具体例をまとめています。こちらもぜひチェックしてみてください。

 

なお、各企業の最新のアメリカ駐在員事情は、実際の各企業の人事に聞かないとわかりません。アメリカへの海外駐在員を目指す方は、後述するステップで就活・転職活動を行い、人事担当者に直接現状をヒアリングしてみましょう。そうすることで、より正確なアメリカ駐在員情報を得ることができますよ。

 

アメリカへ海外駐在しやすい職種

アメリカへ海外駐在しやすい職種

 

海外駐在をするためには、実は「海外駐在しやすい職種」と「海外駐在しにくい職種」があります。特にアメリカへ海外駐在しやすい職種をまとめると次の3つです。

 

アメリカへ海外駐在しやすい職種
  1. 営業職
  2. 総合職
  3. 経理・財務

 

1. 営業職

「営業職」は、アメリカ駐在員だけでなく、海外駐在員全般を目指しやすい職種です。

 

営業職の仕事は「現地の日系クライアントや米系クライアントを顧客とし、顧客のフロントに立って仕事をする職種」です。新規の顧客開拓をしたり、既存顧客のさらなる拡販を目指して日々営業活動を行います。

 

海外駐在員の場合、クライアントも日系企業であり、新規ではなく既存顧客がメインであることが多いです。クライアントと密な関係を作り、現地法人の事業拡大を目指すことが、営業職の主な仕事です。

 

2. 総合職

「総合職」も、アメリカだけでなく、海外駐在員になりやすい職種です。

 

総合職という名称ではありますが、実態としては営業職に近いです。現地の日系クライアントや米系クライアントを顧客とし、顧客のフロントに立って仕事をします。

 

営業面だけでなく「市場調査」「マーケティング」「在庫管理」など、現地法人の様々な業務に携わるケースもあります。

 

3. 経理・財務

「経理・財務」も、実は海外駐在・海外赴任になりやすい穴場の職種です。

 

特に「経理・財務」は、現地法人の中でもある程度規模を大きい「先進国」に赴任する傾向があり、アメリカでも経理・財務系の駐在員は多いです。

 

アメリカの中でも、ビジネスの中心であるニューヨークに駐在できたり、しかも入社3〜5年目など早いタイミングでの海外赴任もあるのが、経理・財務の魅力であり、穴場と言える理由です。

 

私がこれまで見てきた中では、商社・メーカーなどへの新卒入社の段階で、経理・財務の職種を志望する方は一般的に少ないです(むしろ誰一人として経理・財務を志望せず、適性がありそうな人が配属されることが多いです…)

 

ですから、これから就活をする学生の方は、あえて総合職や営業職ではく「経理職」を希望することで、アメリカ駐在員を狙うことも一つのルートでしょう。経理は様々な業界で使える「専門知識」が身につくので、40代、50代と年齢を重ねても、いろんな業界に転職しやすいこともメリットですね。

 

関連:海外駐在から戻ってきた40代50代に残されたキャリアは?【専門家が解説】

 

アメリカの海外駐在を目指す方法

アメリカの海外駐在を目指す方法

 

アメリカの海外駐在を目指す方法を、以下2つに分けて解説します。

 

  1. 新卒からアメリカ駐在を目指す方法
  2. 中途からアメリカ駐在を目指す方法

 

1. 新卒からアメリカ駐在を目指す方法

新卒(学生)の場合は、まずは海外駐在員をたくさん輩出している企業へ入社を目指すことです。海外駐在員の比率が高い企業ほど、海外赴任は実現しやすくなりますし、アメリカ駐在も現実的になります。

 

海外駐在員になるには?海外赴任したい方向けに元駐在員の僕が解説【海外勤務できる企業も紹介】」でまとめている業界・企業は、社員の全体数に対して、海外駐在の割合が多いです。

 

こういった企業にエントリーし、現在のアメリカ駐在員事情を直接人事に聞いてみることがおすすめです。

 

「アメリカに赴任している海外駐在員が現在何名ほどいて、毎年どれくらいの海外駐在員が出ているか?」と人事担当に直接ヒアリングすると、イメージと現実のギャップを防ぐことができます。

 

ちなみに、総合商社は駐在員を目指す人に特に人気ですが、総合商社は海外駐在員の割合も多く、だいたい5人に1人は海外駐在員となっています。

中には海外駐在員を希望しない社員もいます。ですから、総合商社に入ることができれば、海外駐在員は特に実現しやすいですし、アメリカへの海外赴任も現実的になっていくでしょう。

 

2. 中途からアメリカ駐在を目指す方法

すでに社会人の方で、これからアメリカ駐在員を目指す中途の場合は、アメリカの海外駐在員を輩出している「日系大手グローバル企業」へ転職を目指すことです。

 

日系グローバル企業の求人の中には、毎年たくさんの海外駐在員を輩出している会社があります。そのような企業に転職できれば、将来的に駐在員を目指せる可能性があります。

 

参考までに、海外駐在員を輩出しているような、日系大手グローバル企業に強い、ハイクラス向け転職エージェントを紹介すると次の通りです。

 

おすすめの転職エージェント3選
  1. JACリクルートメント【ハイクラス層の転職支援に特化。海外駐在求人はないものの、日系大手グローバル企業に転職し、将来的に海外駐在を目指す方におすすめ】年収600万円〜年収1,500万円の方向け
  2. doda X【パーソルキャリアが運営するハイクラス向けの転職サービス】年収600万円以上の方向け
  3. リクルートエージェント【経歴に自信がない方はここ。いきなり海外駐在前提は難しいですが、海外駐在員をたくさん輩出している日系グローバル企業へ転職を目指せる】

 

すでに上場企業・大手企業に在籍している方や、ベンチャー企業で成果を挙げてきた役職者であれば、JACリクルートメントdoda Xの2つがおすすめです。

 

どちらもハイクラス層の転職支援に特化したサービスであり、質の高い求人があります。私はJACリクルートメントで世界時価総額ランキングTOP10に入る外資系を紹介してもらい、内定を取ることもできましたが、かなり良い転職サービスでした。

 

上場企業・大手企業の方であれば、まずはJACリクルートメントとdoda Xの2つに無料登録し、案件紹介を受けてみることがおすすめです。

JACリクルートメント 無料登録はこちら(公式サイト)

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「私はそんなに良い経歴はないよ」という方は、リクルートエージェントがおすすめです。

 

リクルートエージェントは日本有数のリクルートグループが運営する転職エージェントです。リクルートエージェントもアメリカへ海外駐在員をたくさん輩出している大手企業の取り扱い数は圧倒的です。

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まとめ

アメリカへ海外駐在を目指す方法【元駐在員が解説】

 

最後に、アメリカへ海外駐在・海外赴任したい気持ちが強ければほど、その夢が叶う可能性も自然と大きくなるものです。

 

アメリカ赴任したい方は、まずはアメリカに海外駐在員を輩出している会社に入社する必要があります。アメリカ駐在員の輩出企業に入社さえできれば、あとは直属上司や人事部に対して、アメリカに行きたい気持ちをどれだけアピールできるかが、アメリカ駐在できるかを左右することになります。

 

実際のところ、海外赴任などの人事は「人」が決めるものです。アメリカでも困らない英語力を事前に身につけておき、アメリカに行きたいアピールを社内でしっかり伝えることで、念願のアメリカ赴任を実現した方は私の周囲でも数多く存在します。

 

アメリカ駐在だけでなく、夢を叶える人は、それまでに地道な努力・行動をしているものです。願いが強ければ強いほど、夢に向かって地道な努力・行動もできるでしょう。もしできないとすれば、それは単に、想いが小さいだけかもしれません。

 

アメリカ駐在をはじめ、駐在員の生活は刺激的ですし、一生の思い出に残る素晴らしいものです。私自身、海外赴任できた経験は本当にかけがえのないものになりました。だからこそ「自分には無理だ」と思って、行動する前に諦めることはしてほしくないと感じます。

 

特に新卒(学生)であれば、可能性は無限大です。まずは就活でアメリカ駐在員を輩出している企業へ内定を目指しましょう。海外駐在員になるには?海外赴任したい方向けに元駐在員の僕が解説【海外勤務できる企業も紹介】を参考にしてみてください。

 

中途の方であっても、海外駐在員の輩出実績が多いグローバル企業へまずは転職し、そこで虎視眈々とチャンスを伺うことです。海外駐在員を出している会社は年収が高いケースも多いため、普通に転職を目指すこともおすすめです。

 

その場合、前述した以下3つの転職エージェントから選ぶと、夢の実現確率は高まります。

 

おすすめの転職エージェント3選
  1. JACリクルートメント【海外駐在求人はないものの、日系大手グローバル企業に転職し、将来的に海外駐在を目指す方におすすめ】
  2. doda X【パーソルキャリア社が運営するハイクラス専門サービス。同じく年収600万円以上の方におすすめ】
  3. リクルートエージェント【経歴に自信がない方はここ。いきなり海外駐在前提は難しいですが、海外駐在員をたくさん輩出している日系グローバル企業への転職が目指せる】

 

3つとも完全無料で登録・利用できます。まずは無料登録し、あなたに残された可能性を知ることから始めてみてはいかがでしょうか?もちろん、現職に転職活動がバレることは一切ない仕組みになっています。安心して可能性をまずは探ってみてください。

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