海外駐在から戻ってきた40代50代に残されたキャリアは?【専門家が解説】

海外駐在から戻ってきた40代50代に推奨したいキャリア【専門家が解説】

 

海外駐在歴のある40代50代の多くは、海外赴任先では課長・部長・役員などの役職に就くことが多いです。ところが、日本に戻ってくると基本的には役職は下がり、仕事のモチベーションが減ってしまうケースがよく見られます。

 

そのような海外駐在から戻ってきた40代50代の中には、定年までのキャリアで悩む人がとてもたくさんいます。

 

そこでこの記事では、海外駐在から戻ってきた、あるいはこれから戻ってくる予定の「40代50代」に残されたキャリアを解説します。

 

筆者はプライム上場企業(旧:東証一部上場企業)で海外赴任を経験後、別の大手企業に転職し、長年大手企業をはじめとしたグローバル人材のキャリア支援に携わってきました。

 

海外駐在から戻ってきた人のキャリアを数多く見てきた経験をもとに、海外赴任から戻ってきた40代50代におすすめのキャリアをご紹介します。

 

海外駐在歴は40代50代でもプラスに働く理由

海外駐在歴は40代50代でもプラスに働く

 

「40代や50代だと転職なんてもうできないんじゃないか」と思っている方がとても多いのです。

 

そのような方にまず初めにお伝えしたいことは、海外駐在員の経歴は、40代50代という年齢でもプラスに働くことです。

 

なぜ海外駐在歴が40代50代にもプラスに働くかというと、理由は次の通りです。

 

  1. 管理職・役員の経歴は40代50代でも大きなプラスになるから
  2. グローバルで仕事をしてきた経歴も評価されるから

 

1. 管理職・役員の経歴は40代50代でも大きなプラスになるから

海外に赴任した人ならわかると思いますが、基本的に海外へ赴任すると、日本にいる時よりも役職が上がります。

 

日本で主任や係長なら現地で課長(マネジャー)になることが多いですし、日本で課長なら現地で部長(ゼネラルマネジャー)や役員で赴任することも多いです。

 

これらの役職につき、現地スタッフを含めてマネジメントを行った実績というのは、40代50代でも非常に評価されます。

 

なぜなら、40代50代の市場価値で特に大きな割合を占めるのは、マネジメントの実績だからです。

 

マネジメントの実績は、業種が違う会社でも高く評価される指標です。例えば、あなたが赴任した国でマネジメント人材を求めている異業種の会社もあるでしょう。そのような会社では、特にあなたのような経歴を持つ人が求められています。

 

2. グローバルに仕事をしてきた経歴も評価されるから

さらにいうと、海外へ赴任すると、外国人がたくさんいる中で、グローバルに仕事を進める実績も積めます。

 

このようなグローバルに仕事をしてきた実績も、40代50代でのキャリアの選択肢を広げる武器になります。なぜなら日本は人口減少が急速に進んでおり、多くの企業は日本ではない海外に販路を求めているからです。

 

とはいえ、どんな会社も海外に知見のある人材を抱えているわけではありません。

 

だからこそ、海外赴任で役職を持ち、マネジメントをしていた40代50代は、すでにグローバル展開している大手企業や、これからグローバルに事業を進めていきたい企業からも、高いニーズがあります。

 

このような理由があるため、海外赴任から戻ってきた、あるいはこれから戻る予定の40代50代は、自分自身にある可能性を正しく知り、より人生を豊かにできるキャリアを真剣に考えることかおすすめです。

 

それだけ頑張ってきたのですから、ここから先は実績を活用しながら、より人生の幸福度アップにつながるキャリアを模索してみると良いでしょう。

 

関連:海外駐在経験は転職に有利?元駐在員で現在転職支援をしている僕が解説

 

海外駐在から戻ってきた40代50代に残されたキャリア

海外駐在から戻ってきた40代50代に推奨したいキャリア

 

海外赴任から戻ってきた40代50代の方におすすめしたいキャリアをまとめます。結論、次の通りです。

 

  1. 現職で上を目指す or 海外に再度赴任を目指す
  2. 海外駐在歴を武器に別の会社へ入り、さらなるキャリアアップを目指す

 

1. 現職で上を目指す or 海外に再度赴任を目指す

まずば現職でいろんな可能性を探すことです。代表的なキャリアは次の通りです。

 

  1. 現職で上を目指す
  2. 再度、海外赴任を目指す

 

1. 現職で上を目指す

キャリア志向の強い方であれば、より高い役職・地位を目指すことはおすすめのキャリアです。

 

本来人間は、目標がないと毎日に張り合いは出ないものです。上を目指すというシンプルな目標があるだけでも、仕事のモチベーションアップにつながります。

 

2. 再度、海外赴任を目指す

あるいは「昇進にはもう興味はない」という方も、特に40代50代となると多いと思います。その場合は「再度海外赴任を目指すこと」もおすすめです。

 

「昇進したくないけど、でも海外でまた働けるチャンスがあるなら、もう一度海外赴任したいかな」という40代50代の方は、私自身もたくさん会ってきました。やっぱり海外赴任の特有のあの感じが好きな人は多いんですよね。

 

現職で海外駐在できるチャンスがまだあるなら、積極的に声を上げ、アピールするようにしましょう。また海外へ行けたら、それはとても素敵なキャリアになりますし、あなたが海外を望むなら幸福度の高い人生になります。

 

2. 海外駐在歴を武器に別の会社へ入り、さらなるキャリアアップを目指す

一方、中には現職の上のポジションがかなり詰まっていて上を目指せないなど、現職でのキャリアに方向性が見えない方も多いと思います。

 

私自身も実際に海外駐在から戻ってきた40代50代の方とお話をすると、そういう悩みをよく聞きます。

 

そのような40代50代におすすめしたいのは、海外駐在歴を武器に、別の会社へ転職することです。

 

40代50代でも海外駐在の実績を武器に転職はできる

「40代50代から転職なんて、想像もつかない」と感じる方と多いと思います。それもそのはず、海外赴任を任された40代50代というのは、新卒で今の会社に入り、これまで1社にずっと勤めてきた人が多いからです。

 

ですが、当たり前の事実として、日本にはたくさんの会社があります。あなたの今いる会社が全てではないですし、

  • あなたが活躍できる、
  • もっと楽しく働ける、
  • もっと人生の豊かさや幸福度を高めていける、

そんな会社は他にもたくさんあります。

 

「今いる会社もまあまあ大手だし、選択肢はやっぱり少なそう」と感じる方もいるかもしれませんが、前述通り、海外赴任でマネジメントをしてきた経験をしている人は多くないため、今より幸福度の上がる会社に転職できるチャンスは十分あります

 

もちろん、最終的に転職するとしたら、少なからずリスクはあるでしょう。とはいえ、残された可能性がどれくらいあるかを知るために、転職活動をしてみたり、情報収集することは、リスクは一つもありません。

 

一番良くないのは、いまの現状に満足していなかったり、モヤモヤや不満を抱えているにもかかわらず、自分自身に残された可能性を知ろうともしないこと。それだと、今の現状は一向に変わりません。

 

貴重な海外赴任という経歴を手にしたのですから、もっといろんな可能性を知りに行っても良いと思いますよ。実際に残された選択肢を知った上で、現職で残りの仕事人生を真っ当する決断をされたのなら、将来後悔することは無いはずです。

 

40代50代が残された選択肢を知る方法

「でも、自分自身に残された選択肢をどうやって知ればいいのかわからない」と感じると思います。

 

これはとても簡単で、海外駐在員のようなハイクラスに特化した転職エージェント・サービスに登録し、求人紹介を受けてみることです。

 

転職エージェント・サービスは日本に1万を超える事業所があります。その中には、20代のような第二新卒に強いエージェントもあれば、逆に40代50代の管理職・経営職に特化したハイクラスエージェントもあります。

 

海外駐在歴があり、管理職以上を経験している40代50代であれば、必ずハイクラス向けの転職エージェントを利用するようにしましょう。そうでないと、あなたの経歴の価値をエージェントが理解してくれず、あなたの選択肢を知るための求人紹介を受けられない可能性があるからです。

 

ハイクラスに強い転職エージェントであれば、あなたのこれまでの経歴や実績を活かせる大手企業などを紹介してくれます。もちろん、紹介を受けたら必ず選考に進む必要は全くありません。「この企業・この待遇だったらちょっと考えても良いかも」という求人があったら、そこで初めて、選考に進むか考えれば大丈夫です。

 

参考までに、海外駐在員の経歴を評価してくれ、求人の質も、誰もが知っている日系大手グローバル企業などを扱っているエージェントを3つまとめておきますね。

 

海外駐在員・管理職・経営層など、ハイクラス向けの転職エージェント
  1. JACリクルートメント【求人の質が圧倒的に高いハイクラス・エグゼクティブ専門エージェント。40代〜50代の管理職・経営職向け。日系大手グローバル企業や外資系企業の求人が見つかりやすい】
  2. doda X【ハイクラス・エグゼクティブ求人に強い転職サービス】
  3. リクルートダイレクトスカウト【株式会社リクルートが運営。年収800万円〜年収2,000万円の求人が豊富】

 

管理職以上の経験を持ち、海外駐在歴のある40代50代は、この3つに登録しましょう。全てハイクラス人材向けであり、求人の質が高いです。

 

まずはあなたに残された可能性を知りにいくこと。それが何より大切です。登録したことが現職にバレることもない仕組みです。安心して無料登録に進み、残された可能性を覗いてみてください。

 

公式サイトはこちら
  1. JACリクルートメント【求人の質が圧倒的に高いハイクラス・エグゼクティブ向けエージェント。40代〜50代の管理職・経営層は必ず登録したい】
  2. doda X【ハイクラス・エグゼクティブ求人に強い転職サービス。大手パーソルキャリアが運営】
  3. リクルートダイレクトスカウト【株式会社リクルートが運営。年収800万円〜年収2,000万円の求人が豊富】

 

まとめ

海外駐在から戻ってきた40代50代に推奨したいキャリア【専門家が解説】

 

まとめると、海外赴任の実績があり、管理職や経営層として仕事をしてきた40代50代であれば、いろんなキャリアの可能性が残されています。

 

だからこそ、現状にすでに満足しているなら話は別ですが、今の現状に満足していない、モヤモヤや不満を感じるなら、まずはあなたに残された可能性を知りにいく。この行動を必ず進めてほしいなと思います。

 

その行動の一歩として、海外駐在員の経歴を評価してくれる、ハイクラス専門の転職エージェントに無料登録し、どんな会社・仕事・働き方・年収・勤務地を実現できそうか、具体的な求人紹介を受けてみることをおすすめします。

 

前述通り、転職することは少なからずリスクはありますが、転職活動を通じた情報収集はリスクはありません。現職に登録したことがバレることもない仕組みのため、安心して登録に進んでみてください。

 

残された可能性・選択肢がこんなにあるのかと知れるだけでも、世界の見え方は大きく変わってくるはずです。応援しています。

 

公式サイトはこちら
  1. JACリクルートメント【求人の質が圧倒的に高いハイクラス・エグゼクティブ向けエージェント。40代〜50代の管理職・経営層は必ず登録したい】
  2. doda X【ハイクラス・エグゼクティブ求人に強い転職サービス。パーソルキャリアが運営】
  3. リクルートダイレクトスカウト【株式会社リクルートが運営。年収800万円〜年収2,000万円の求人が豊富】

 

関連:海外駐在経験は転職に有利?元駐在員で現在転職支援をしている僕が解説

関連:【経験者が語る】海外駐在帰り後すぐに転職するキャリアはアリ?

関連:海外駐在中にできる転職活動を元駐在員の僕が解説【転職エージェント・転職サイトも紹介】

 

ABOUT US
travewriter
新卒で大手グローバル企業→20代で海外赴任→現在は本業で転職支援、副業で会社経営。『Travewriter』は、IT・Web・グローバルを中心としたスキル習得やキャリア・転職情報について、実際に経験した体験談をベースに発信している学習・キャリアの情報メディアです。