
「初心者から動画編集者になりたいけど、動画系の資格を取っておけば、いろんなシーンで少しは有利になるのかな?」
「映像制作者など動画クリエイターは資格を取っておくべき?」
「動画・映像系の資格を取るなら、結局どれがおすすめ?」
このように、動画クリエイター(動画編集者や映像制作者)の資格取得について悩んでいませんか?
いま動画編集者や映像制作者など、動画クリエイターを目指す方は増えています。それもそのはず、動画市場は5Gの恩恵やYoutube人気の高まりにより、市場が圧倒的に成長しています。
加えて、動画編集・映像制作スキルは手に職です。未経験でも『動画編集スクールおすすめ10選』でまとめている質の高いスクールを使えば、個人で動画編集の副業やフリーランスの動画編集者として仕事を始めることができます。
そんな動画クリエイターとしてこれから仕事をしていくにあたり、何かしらの資格があると果たして有利になるのでしょうか?
結論からお伝えすると、動画編集者や映像制作者に資格は一切必要ありません。資格が不要な理由と、資格取得以外に本当にやるべきことを、この記事で解説します。
この記事を読めば、動画編集者や映像制作者などのクリエイターに本当に必要なことがわかりますよ。3分ほどで読めます。ぜひ最後まで目を通してみてください。
- 動画編集スクール・講座おすすめ人気10選比較!ランキング・オンラインなど
動画編集者や映像制作者などクリエイターに資格が必要ない3つの理由

冒頭の通り、動画編集者や映像制作者などのクリエイターに資格は必要ありません。理由は大きく3つあります。
- 動画編集や映像制作は資格がなくてもできる仕事だから
- 動画編集や映像制作は資格が有利に働く場面も少ないから
- 動画編集者や映像制作者にとって資格より重要なことが他にあるから
1. 動画編集や映像制作は資格がなくてもできる仕事だから
前提として、世の中の資格には大きく2つの種類があります。
- 資格がないとできない仕事
- 資格がなくてもできる仕事
「資格がないとできない仕事」は、医者・弁護士・税理士・司法書士・行政書士・公認会計士・歯科助手・薬剤師などが当たります。これらの仕事は資格や免許がないと、そもそも仕事に従事できません。ですから、資格取得の重要度は高いです。
一方で「資格がなくてもできる仕事」は、その他のほとんどの仕事です。今回の動画編集者や映像制作者も、資格や免許がなくても、問題なく仕事に従事できます。
「資格がないとできない仕事」であれば、例えば転職活動の選考時には「資格保有の有無」が合否を分けるポイントになり得ます。企業側は資格保有を採用条件に入れていることが多いからです。
転職活動だけでなく、フリーランス等であっても考え方は同じです。資格がないとできない仕事は資格の重要度が上がり、資格がなくてもできる仕事は資格の重要度が下がります。
このように、動画編集者や映像制作者は資格がなくてもできる仕事のため、本来資格は必要ありません。
2. 動画編集や映像制作は資格が有利に働く場面も少ないから
「資格がなくてもできるとはいえ、資格があったほうが、さすがに少しくらいは有利になるんじゃないの?」と思いますよね。
結論から言うと、動画編集者や映像制作者などクリエイター職種の場合、資格が有利に働く場面はかなり少ないです。
例えば、資格があるからといって、フリーランスや副業案件を受注しやすくなることはほとんどありません。転職活動も同様で、資格があるから転職で有利になることもほとんど無いんですよね。
なぜなら前述通り、動画編集者や映像制作者は資格がなくてもできる仕事だからです。
唯一「私は資格を取るほど熱意があるんだ」という、意欲面のアピールであれば、多少なりとも資格取得のエピソードは使えます。ですが、資格がそもそも不要である分、アピール材料にしては弱すぎます。
このように、動画編集者や映像制作者が資格をわざわざ取っても、有利になる場面は少ないです。
資格を取るよりも、案件受注率を高める方法は「動画編集の仕事の取り方・探し方5選!案件獲得までの方法を徹底解説」でまとめています。
3. 動画編集者や映像制作者にとって資格より重要なことが他にあるから
何より、動画編集者や映像制作者にとっては、資格より重要なことが他にあります。
意欲や熱意をアピールするために時間をかけて資格を取るくらいなら、もっと良い時間の使い方があるんですよね。
- 動画編集や映像制作は資格がなくてもできる仕事だから
- 動画編集や映像制作は資格が有利に働く場面も少ないから
- 動画編集者や映像制作者にとって資格より重要なことが他にあるから
以上が、動画編集者や映像制作者に資格が必要ない理由です。
動画編集者や映像制作者にとって資格より重要なことは?【スキルと実績】

では動画編集者や映像制作者にとって、資格より重要なことは一体なんでしょうか?
結論、スキルと実績です。スキルと実績の2つが、動画編集者や映像制作者にとっては、資格よりもよっぽど大切です。
動画編集者や映像制作者は専門スキルで評価されるクリエイターである
そもそもとして、動画編集者や映像制作者は、専門スキルで評価されるクリエイターという職種です。
例えば、Adobe Premiere Proを使って動画を編集するスキルは、他者からもわかりやすい専門スキルですよね。
専門スキルがわかりづらい営業職や事務職等と異なり、クリエイターは専門スキルでアピールできる職種です。にもかかわらず、わざわざ資格を取ってアピールするのは、あまりに遠回り過ぎるんですよね。
動画編集者や映像制作者は実績を作りやすい
加えて、動画編集者や映像制作者は、自分で編集・制作した動画作品がカタチに残ります。作った動画作品は「実績」であり、他者でも見れますよね。
カタチに残る実績を作れる職種なのに、わざわざカタチのない資格を取る。この事実からも、資格取得がアピール材料として弱いことがイメージできるのではないでしょうか?
資格ではなく「スキル習得」や「実績作り」に時間を使おう
このように、動画編集者や映像制作者は、スキルで評価されるクリエイターであり、資格よりも形でわかりやすい実績を準備できます。
そのような特性の仕事だからこそ、資格取得に多くの時間を使うのではなく、スキル習得や実績作りに時間を使うことをおすすめします。
資格ではなく、スキルや実績作りに時間を使った方が、努力が報われるタイミングもずっと早く訪れますよ。
関連:何から始める?初心者が動画編集を独学で学ぶ勉強方法・学習ロードマップ
動画編集者や映像制作者が資格ではなく、スキル習得や実績作りを進める方法

ここまで述べた通り、動画編集者や映像制作者にとっては、資格取得よりもスキル習得や実績作りに時間を使うことがおすすめです。
1. 資格よりも重要な「スキル習得」の方法
スキルを習得するには2つの方法があります。
- 独学で勉強する
- 動画編集・映像制作スクールで勉強する
どちらでも良いですが、動画編集や映像制作を仕事にしていきたいなら、後者の「動画編集・映像制作スクールで勉強する」がおすすめです。
なぜならスクールであれば、動画編集・映像制作の基礎だけでなく、仕事で使える実践スキルまで一貫して習得できるからです。
動画編集・映像制作の専門スクールであれば、基本的な編集技術・制作技術はもちろん、身につけたスキルをどのように仕事に活かしていくかも学べます。
加えてスクールの中には、プロの現役動画クリエイターから案件獲得ノウハウを学べるスクールもあります。そういうスクールを選べば、未経験からでも数ヶ月程度で、月5万円ほどの収入を個人で得ることは現実的です。
一方で独学の場合、時間がかかる上に、挫折もしやすいです。もちろん、独学で習得している方もいますが、割合でいうと少なくなります。
ですから、確実かつ最短で、動画編集・映像制作を仕事にしたいなら、迷うことなくスクール利用がおすすめです。
なお、動画編集・映像制作スクールといっても、中には質の悪いスクールもあるため注意が必要です。
「ここなら間違いない」と、自信を持っておすすめできる品質の高いスクールは「動画編集スクール・講座おすすめ人気10選比較!ランキング・オンラインなど」の記事でまとめています。よければぜひチェックしてみてください。
2. 資格よりも重要な「実績作り」の方法
前述した動画編集・映像制作スクール等でスキルを身につけたら、次は実績作りをしていきます。
実績作りの方法はシンプルで、次の手順で進めます。
- 自分オリジナルの動画作品を編集・制作する
- 作った作品をポートフォリオとしてまとめる
まずは学んだスキルを活かして、自分オリジナルの動画作品を編集・制作してみましょう。
「えっ?いきなりオリジナル作品なんて無理だよ」と不安に思ってしまったかもしれませんが大丈夫です。動画編集・映像制作スクールのような環境で体系的に学べば、卒業時点では簡単な動画を編集・制作できるようになります。
難しい作品を作る必要はありません。簡単でも良いので、自分で一つの動画の編集や制作を完成させてみましょう。
ここで作った作品を「ポートフォリオ」として、他者でもわかるような形でまとめていきます。ポートフォリオとは、クリエイターの世界でいう履歴書のようなもの。自身のプロフィールや過去の作品を、ポートフォリオとしてわかりやすくまとめていきましょう。
ここまでできたら、フリーランスや転職などどんなシーンでも、資格取得するより高い評価を得られますよ。
実績作り・ポートフォリオ準備までできるスクールもある
「やっぱりポートフォリオなんて準備できなそう」と不安な方は、全国規模の大手動画クリエイタースクールヒューマンアカデミー動画クリエイター講座
であれば、現役動画クリエイターによるサポートのもと、カリキュラム内でポートフォリオを準備できます。
「一人で実績やポートフォリオを準備するのが現実的ではない」という方は、ヒューマンアカデミーのようなポートフォリオ制作支援がついたスクールを利用すると現実的ですよ。
→ヒューマンアカデミー動画クリエイター講座公式サイトはこちら![]()
ヒューマンアカデミーの詳細は「動画編集スクール・講座おすすめ人気11選比較!ランキング・オンラインなど」で詳しくまとめています。興味がある方はこちらもぜひチェックしてみてください。
動画編集者や映像制作者に唯一候補となり得る資格【どうしても資格を取りたい方向け】

ここまでで、以下3つのことをお伝えしました。
- 動画編集者や映像制作者には資格が必要ないこと
- 資格以上にスキル習得や実績作りが必要であること
- スキル習得と実績作りの具体的方法
「それでも私は動画系・映像系の資格を取っておきたい」という方も中に入るかもしれません。そのような方に、唯一候補となり得る資格を提案すると、以下資格であれば検討余地はあるでしょう。
Adobe関連の動画編集・映像制作系の資格
候補となるのは「Adobe関連の資格」です。
動画編集者や映像制作者は、Adobe Premiere ProやAfter Effectsなど、Adobeの動画編集ソフトを使って仕事をすることが一般的です。
Adobe関連の資格であれば、資格取得と同時に、Adobe関連の知識を学べるメリットがあります。
「動画編集の学習を目的として、その過程でついでに資格も取っておけたらベスト」という方は、Adobe関連の資格であれば、わざわざ資格勉強に多くの時間を費やさずに済みますよ。
動画・映像クリエイター向けのAdobe資格は3つ
動画・映像クリエイター向けのAdobe資格は大きく3つあります。
- アドビ認定プロフェッショナル(Adobe社が唯一公認する国際認定資格)
- Illustratorクリエイター能力検定試験(Illustratorの活用能力を測る検定試験)
- Photoshopクリエイター能力検定試験(Photoshopの活用能力を測る検定試験)
アドビ認定プロフェッショナル(動画編集・映像制作の資格はこれがおすすめ)
アドビ認定プロフェッショナル(Adobe Certified Professional、通称ACP)は、Adobe社が唯一公認している国際認定資格です。
アドビ認定プロフェッショナルの試験内容は、Adobe Premiere Pro・Photoshop・Illustratorの3つで、問題数は30問前後となっています。
Youtubeの動画編集でも最も使われる「Adobe Premiere Pro」が入っているため、最近の動画市場のトレンドにも合っています。
Adobe資格を取るなら、アドビ認定プロフェッショナルが最も有力な候補となるでしょう。
「Illustratorクリエイター能力検定試験」と「Photoshopクリエイター能力検定試験」
残りの「Illustratorクリエイター能力検定試験」と「Photoshopクリエイター能力検定試験」は、それぞれデザインソフトのIllustratorとPhotoshopの活用能力を測る試験です。
最近の動画編集者や映像制作者には、デザイン知識も求められる傾向が強いです。どちらも国際認定資格ではないですが、PhotoshopやIllustratorを学習する方は、これらの試験でソフトの活用能力を図ることも良いでしょう。
関連:初心者が動画編集を独学で学ぶ勉強方法・学習ロードマップ【何から始める?】
その他の動画・映像クリエイター系資格
そのほかの動画・映像クリエイター系の資格は次のようなものがあります。
- 映像音響処理技術者資格認定試験:映像・音響関連で仕事をする際に把握しておくと良い知識・技術の習得度をチェックする試験。
- 色彩検定:動画編集で役立つ色彩の勉強ができる。色彩の知識を学びたい方向け。
ただ前述通り、こういった資格を取るより、スキルや実績を身につけることを重視した方が、努力が報われる確率は高いです。
まとめ

述べてきた通り、動画編集者や映像制作者に資格は必要ありません。
そもそも動画編集者や映像制作者は、専門スキルで評価されるクリエイターであり、他者でもカタチにわかる動画作品を実績として準備できます。
せっかく同じ時間を投下するなら、資格という目に見えないわかりづらいものよりも、専門スキル習得や、カタチのある実績作りに使った方が効率的です。
動画編集スキルを習得するなら、前述通り、おすすめはプロから体系的に学べる「動画編集スクール」で学習することです。
一方で中には質の悪いスクールもあります。迷ったら「動画編集スクール・講座おすすめ人気11選比較!ランキング・オンラインなど」で厳選している中から選ぶと間違いありません。
