クリエイティブな仕事であり、自由に働けることで人気のWebデザイナー。最近はWebデザインスクールなどを活用し、未経験から念願のWebデザイナーになれた方もかなり増えています。
とはいえ、Webデザイナーとして既に仕事をしている方や、これからWebデザイナーを目指す方の中には、次のようにWebデザイナーの需要・将来性を心配している方も多いのではないでしょうか?
- Webデザイナーの需要って実際どうなの?
- 将来性は?今後はWebデザイナーの仕事はなくなる?
- Webデザイナーは増えすぎ・多すぎで、Webデザイナーとして生き残ることは難しいんじゃないかな…
そこでこの記事では、Web企業を経営し、Webデザイナーのキャリア支援も長年してきた筆者が、Webデザイナーの現在の需要や今後の将来性を解説します。
結論からお伝えすると、Webデザイナーの将来性は明るいです。今Webデザイナーの方も、これからWebデザイナーを目指す方も、自信を持ってWebデザイナーの道を進んでいくべきです。
とはいえ、Webデザイナーとして生き残るためには「ポイント」もあります。記事で詳しく、Webデザイナーとして今後も活躍し続けるポイントまで解説しますね。
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目次
Webデザイナーは増えすぎ?多すぎ?【現在の需要】
まずは「Webデザイナーは増えすぎ?多すぎ?」「Webデザイナーはどのくらい需要があるの?」と思っている方向けに、Webデザイナーの現在の需要を解説します。
現在のWebデザイナーの需要は大きい
Webデザイナーの現在の需要ですが、結論、需要はかなり大きいです。
なぜなら、現代はWEB集客に力を入れている企業がかなり増えており、その過程では、Webデザイナーの力が必要不可欠になっている状況だからです。
そもそもWebデザイナーの仕事とは、企業から依頼されたWebサイトのデザイン・制作をすることが主な仕事です。Webサイトは「企業のホームページ」や「ECサイト」など、さまざまな種類があります。
そして、これらのWebサイト関連の市場は伸びています。事実、経済産業省が調査した「電子商取引に関する市場調査の結果」によると、BtoCの「ECサイト市場規模」は年々拡大し続けています。
2013年から2021年にかけて、年々市場規模が大きくなっていることが見て取れます。ECサイトの需要が高まっている中で、ECサイトのデザインを担当するWebデザイナーの仕事も同じように需要が拡大しているのです。
ECサイトだけでなく、企業ホームページやオウンドメディア、LP(ランディングページ)など、さまざまなWeb上のデザイン需要が現在は伸びています。
実際に私自身もWebデザイナーのキャリア支援をしてきましたが、多くの企業はWebデザイナーの数が足りておらず、Webデザイナーを囲っておきたいと考えていました。
このように、Webデザイナーの現在の需要は大きい状況です。
Webデザイナーの将来性が懸念される3つの理由
Webデザイナーの需要は高い現状ですが、ではなぜWebデザイナーの将来性が懸念されるのでしょうか?Webデザイナーの将来性が心配される理由は大きく3つあります。
- Webデザイナーを目指す人が増えすぎ・多すぎて、競争過多になる
- AIやWebデザインツールの進化により、Webデザイナーの仕事が奪われる
- メディアの多様化により、Webサイトの重要性が下がる
1. Webデザイナーを目指す人が増えすぎ・多すぎて、競争過多になる
Webデザイナーは手に職であり、副業で月5万円の収入を得たり、フリーランスとして自由な働き方もできることから、Webデザイナーを目指す人が急増しています。
そのため「Webデザイナーを目指す人の数が増えているから、競争過多になってしまうのでは?」と心配されるケースがあります。
仕事ができるWebデザイナーの数は圧倒的に不足している
確かにWebデザイナーを目指す人の数は増えているものの、増えているのは「駆け出しWebデザイナー」と言われる、Webデザイナーとしてまだ仕事ができるレベルではない「超初心者層」ばかりです。
逆に、仕事ができるWebデザイナーの数は圧倒的に不足している状況です。
そのため、今後Webデザイナーを目指す人の数がさらに増えたとしても、Webデザイナーとして食べていくことは十分可能です。
2. AIやWebデザインツールの進化により、Webデザイナーの仕事が奪われる
「AIやWebデザインツールの進化により、Webデザイナーの仕事が奪われる」という懸念の声もあります。
結論、AIやWebデザインツールの進化は、むしろWebデザイナーにとって喜ばしいことです。なぜなら、AIやWebデザインツールが進化することにより、それらを活用する側に回れば、今まで以上に生産性の高い仕事ができるからです。
AIやWebデザインツールは、単純作業をより効率化できるため、Webデザイナーが今やっている仕事の一部が代替される可能性はあるでしょう。
ですが、その空いた時間をより生産性の高い作業に使うことで、Webデザイナーとして仕事のクオリティを一段レベルを引き上げることができます。
このように、AIやツールの進化はむしろ喜ばしいことなのです。ですのでこの点も懸念を持つ必要はありません。
3. メディアの多様化により、Webサイトの重要性が下がる
「メディアの多様化により、Webサイトの重要性が下がる」という懸念もあります。
確かに、最近はYoutubeなど動画メディアが台頭しています。「Webサイトなんてもう利用されなくなるのでは?」と感じる方もいるでしょう。
ですが、先ほどご紹介した通り、Webサイトの市場規模は年々拡大を続けていることは紛れもない事実です。
万が一Webサイトの需要が減ったとしても、Youtubeなどに投稿されるサムネイルや画像のデザインなどは、Webデザイナーの仕事として残り続けます。
需要の高いWeb業界はこれからますます成長していきますので、メディアが多様化したとしても、Webデザイナーの仕事はますますチャンス・機会が増えるでしょう。
関連:Webデザイナーの仕事がきつい、辛い、大変と言われる6つの理由【対策方法も解説】
Webデザイナーは需要がなくなる?今後の将来性はない?【未来は明るい】
Webデザイナーを取り巻く環境は日に日に変化していますが、これからの将来性はどうなるのでしょうか?
結論、Webデザイナーの将来性は明るく、これまでの高い需要は今後も継続するでしょう。
Webデザイナーの需要の根幹となるWebサイトやECサイトの需要は、現在まで年々高まっていますが、市場の成長が鈍化する傾向もまだ見えていません。
加えて、Webデザイナーの将来性の高さから、多くの人が未経験からWebデザイナーを目指しています。未経験からWebデザインの副業で月5〜10万円の収入を得られるようになった方もかなり増えていることから、仕事のチャンス・機会が多いことがわかります。
AIの進化により一部の仕事が奪われる可能性があるものの、AIにできることはAIに任せて、AIにできないことをWebデザイナーが行うことで、より生産性高く仕事をすることもできます。
このように、Webデザイナーの将来性はまだまだ明るく、むしろこれからチャレンジする方にとっては、今は追い風のタイミングです。
Webデザイナーとして生き残るために必要なこと
Webデザイナーとして5年後、10年後も生き残り、活躍し続けるためには「ポイント」があります。これからのWebデザイナーに必要なことは次の3つです。
- Webデザインスキルを磨き続ける
- Webデザイン×他の需要が高いスキルを組み合わせる
- ディレクション・マネジメントができるようになる
1. Webデザインスキルを磨き続ける
Webデザイナーとして中長期的に仕事をしていきたい方は、Webデザインスキルを磨き続けることで、最前線で働くことができます。
未経験であれば、まずはWebデザインの基本〜実践まで学ぶことがファーストステップです。最近は2〜3ヶ月でプロのスキルが身につく「Webデザインスクール」があります。
本当におすすめできるWebデザインスクール9選でまとめているスクールを使えば、未経験からWebデザイナーとして仕事ができるスキルを習得していけます。
2. Webデザイン×他の需要が高いスキルを組み合わせる
Webデザインスキルを磨き続ける以外には「Webデザイン×他の需要が高いスキルを組み合わせる方法」もあります。
需要の高いスキルを複数組み合わせることで、Webデザイナーとして希少価値の高い人材を目指せます。
Webデザイナー関連で需要の高いスキルとは?
特におすすめな需要の高い関連スキルは次の2つです。
- UI/UXデザインスキル
- マーケティングスキル
UI/UXデザインスキルは、Webデザイナーとしてある程度スキルを積んだらぜひ身につけたいスキルです。需要が非常に高いスキルであり、アメリカなど北米でもUI/UXデザイナーはWebデザイナーよりも高給取りになっています。
UI/UXデザインが学べるおすすめスクール・専門学校・講座5選でまとめているようなスクールを使えば、UI/UXデザイナーに必要なスキルを短期間で身につけることができます。
マーケティングスキルも、Webデザイナーが身につけたいスキルです。マーケティングがわかるWebデザイナーの市場価値は控えめに言っても高いです。
Webデザインスクールとして国内有数の「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」では、Webデザインスキルに加えて、Webデザイナーが押さえておきたいWebマーケティングスキルも一貫して学ぶことができます。
国内有数のWebデザインスクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」
未経験であれば、デジタルハリウッドSTUDIO by LIGのようなWebデザインスクールで学ぶことで、Webデザイナーに必要なWebデザインスキル+Webマーケティングスキルの両方を身につけることができます。
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3. ディレクション・マネジメントができるようになる
Webデザイナーのようにプレイヤーとして手を動かす立場から、Webデザインの仕事をディレクション・マネジメントできるになる道も、Webデザイナーの経験を活かしたおすすめのキャリアプランです。
ディレクション・マネジメントができる人は市場価値が高く、20代はもちろん、30代や40代になっても需要が高いです。
ディレクションは、Webデザイナーとして現場経験を積んでいく中で、徐々に仕事をお願いする立場に回っていくことで経験できます。現在Webデザイナーとして仕事をしている方は、徐々に仕事を他の人に任せていきながら、ディレクション・マネジメントを経験していくと良いでしょう。
一方「最初は体系的にディレクションを学びたい」という方であれば、例えば、国内有数のWebデザインスクールであるヒューマンアカデミーWebデザイン講座では、Webデザインスキルの習得に加えて、企画・運用などプロジェクト全体の進め方・ディレクションまで学べます。
国内有数の規模と実績を持つ大手スクール「ヒューマンアカデミーWebデザイン講座」
「ディレクションって何をすればいいかわからない」という未経験であれば、ヒューマンアカデミーWebデザイン講座のように、Webデザインスキルの習得だけでなく、企画や運用まで学べるスクールで学習すると安心です。
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まとめ
述べてきた通り、Webデザイナーの需要は現時点でかなり高く、これからも高い需要を維持し続けるでしょう。
何より、Webデザインスキルという手に職を身につけておけば、どんな時代になっても、自分自身の力で月5万円〜月10万円を得ることは十分可能です。これくらいの目標であれば、Webデザイナーの需要が小さくなったとしても影響はほぼないでしょう。
「Webデザイナーに興味があるけど、何から行動すればいいかわからない」という方は、まずはWebデザインスキルを身につけることが最初のステップです。
Webデザインを趣味で始めるなら独学でも良いですが、Webデザインを「仕事」にしたい方はWebデザインスクールの利用が必要不可欠です。
本当におすすめできるWebデザインスクール9選でまとめているスクールを使えば、未経験からWebデザイナーとして仕事ができるスキルを習得していけます。こちらもぜひチェックしてみてください。
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