英語を学ぶ本当のメリット8つ、デメリット2つをお話しする

今回は英語を勉強する”本当のメリット8つとデメリット2つ”を挙げていく。

 

グローバル化にともない、世の中では”英語を学ぶ必要性”が高まっている。国や企業も英語ができる人材を必要としていて、英語を学ぶことは世の中の大きなトレンドの一つとなっている。

 

一方で多くの日本人は「英語を学ぶ必要性」をまだ感じていない事実も存在する。それは「日本人は普段の生活で英語に接することが極めて少ないこと」が原因だと僕は思っている。言い換えれば「英語がなくても、何不自由なく生きていけるから」だ

 

今回の記事で僕が伝えたいことは「英語を普段使わない日本においては、英語を勉強し、習得するだけで得られるメリットが非常に大きい」ということ。

 

特に英語は、ネイティブレベルになるには相当な時間と労力がかかるものの、外国人と簡単な英語を話すレベルなら、以下記事で述べている通り、実はそこまで時間もかからない

 

 

もしあなたが英語を勉強しようか悩んでいるなら、3分だけ時間を取り、今回の記事を読んでみてほしい。あなたが社会人であっても学生であっても、いま英語を学んでおくメリットが大きいことを感じ取ることができるはずだ。

 

英語を学ぶメリット8つ

英語を勉強し、英語ができるようになるメリットを8つ挙げていく。

 

1. 就職・転職が有利になる

英語、学ぶ、メリット

 

英語ができると、大学生なら就職が、社会人なら転職が有利になる。選考で落ちる確率が減り、希望の会社に就職・転職しやすくなるのだ。

 

例えばTOEICでいうと、だいたいこのくらいのスコアを取っていると、就職に有利になるという統計が出ている。

 

TOEICを運営する一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が、TOEICを利用した2,442社の会社・団体に対して行った調査「英語活用実態調査 2019」によると、大学生の就職でTOEIC545点、社会人の転職でTOEIC620点を取っていると、有利になることが明らかになっている。

 

【大学生向け】TOEIC800点の就活市場での評価
【大学生の就活】
要件・参考とするスコア平均
大学生の場合、TOEIC545点が合格ライン

 

大学生の場合、545点のスコアを取っていると、就活において企業側の設定している基準をクリアできる。

 

TOEIC800点の転職・就活市場における評価
【社会人の転職】
要件・参考とするスコア平均
社会人の場合、TOEIC620点が合格ライン

 

社会人の中途採用(転職)の場合、大学生よりは少し上がり、TOEIC620点が基準となる。

 

就職・転職で有利になるTOEICスコア
  1. 大学生の就職:TOEIC545点
  2. 社会人の転職:TOEIC620点

 

このように、英語ができると、就職活動や転職活動はそのまま有利になるのだ。

 

例えば僕の場合も、新卒で大手グローバル企業に入り、その後英語を身につけて転職活動をしたのだが、世界時価総額ランキングトップ10に入る外資系IT企業へ内定を勝ち取ることができた。

 

内定が取れた理由は英語だけではないものの、書類選考は英語力を武器に記載をしており、面接も英語だった。これは一例だが、英語ができると、いろんな企業の就職が有利になるだけでなく、人気の企業に就職し、良い待遇・働き方も十分実現していける。

 

このように、社会人や学生が英語を勉強するメリットは、就職や転職がそのまま有利になることだ。

 

どれくらいの英語力が目安?

目安としては「TOEIC800点」を取っておこう。なぜなら、TOEIC800点を取ると、大学生ならかなり、社会人でも大きく、就職・転職で有利になるからだ。

 

TOEIC800点を確実に取りにいく究極の勉強法【勉強時間も解説】」の記事で、TOEIC800点を最短で目指す勉強法を、自身の実体験からまとめているので参考にしてみてほしい。

 

 

2. 年収が上がりやすい

英語を学ぶメリット7つ

 

英語ができると年収が上がりやすい。

 

面白い調査結果がある。株式会社キャリアインデックスの調査によると、年収700万円以上の人は約半数が日常英会話の読み書きができるとのことだ。

 

 

つまり、英語力と年収の関係は、明らかに相関関係があるということ。

 

実際に高年収帯の求人を見ていると、求める条件に「日常英会話ができるレベル」という記載の求人も多い。

 

このように、英語力ができると、年収が上がりやすくなる。これも英語を学ぶ大きなメリットではないだろうか。

 

3. 海外の好きな場所に住みやすくなる

英語を学ぶメリット7つ

 

日本ではなく、海や自然が豊かな海外へ。このように「海外の好きな場所に暮らすこと」も、英語を学ぶことで実現しやすくなる。

 

例えば「きれいな海やビーチ」が好きな方であれば、ハワイやアメリカ本土など、海が綺麗な街に暮らし、自然とともに心穏やかな毎日を過ごすことも可能だ。

 

海外に住む場合、基本的にはビザの問題があるが、英語ができることで、ビザを取得できる確率も当然変わってくる。

 

将来海外の好きな場所に住む、自由な生活を手に入れたい方は、英語を今こそ身につけておこう。

 

 

4. 日本依存から脱出できる

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日本は先進国の中でも裕福な国であり、最低限度の生活に困る心配は現在のところない。

 

でも知らなければいけないことは、日本がこれから先も同じように、先進国でい続ける可能性は決して高くないこと。

 

現在の日本の財務状況はかなりヤバイ状況であることは誰もが承知の通り。日本のマーケットが縮小していることを背景に、企業の景気も良くない。

 

この状態が今後も続いていくとどうなるか、まず会社の出せる利益が減る。次に社員の給料が下がる。そして会社のリストラ対策で失業者の数も増えていく。国の財政状態も壊滅的な状態において、仕事をなくすことは致命的。誰も助けてはくれない。

 

日本人が海外へ

日本国内で仕事を探そうにも見つからない。

 

その時に必要な選択肢が「海外で働く」ということ。これは会社でも個人でも同じ。日本のマーケットが縮小しているなら、企業は海外で利益を残さなければ存続ができない。個人も日本国内で仕事がなければ、海外で働くことを決断しなければいけない。

 

その時に必要となる能力が他ならぬ「英語」の能力だ。海外で面接を受け、働き、生活するためには英語が必須。英語ができなければ何もできない。いくら論理的な思考力や専門知識を持っていても、英語ができなかったら宝の持ち腐れ。

 

仕事で通用するためには、英語を学ぶ→専門性を生かすという順序なのだ。大前提は英語、これができなければスタートラインに立つ資格すらない。

 

特にいまの10〜30代は、ほとんどの人は70代になっても働くことになるだろう。日本の人口は2050年には今より25%も減る統計も出ているので、多くの日本人は、海外で仕事をすることも選択肢に入れざるを得ないだろう。

 

5. 英語が堪能なだけでできるビジネスが山ほどある

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現在でいうと、英語が堪能なだけでできるビジネスが山ほどある。

 

日本はいまのところ、「英語を話せる」ということだけで、それが大きな武器になる国だ。これは日本という島国が持つ特徴である。

 

あなたも知っているように、日本人は世界的に見ても超が付くほど英語が苦手な国民だ。みんな英語に苦手意識がある。

 

外国人が話しかけてくるだけで、オドオドする人をあなたも街角でたくさん見かけたことがあるんじゃないだろうか?(僕も昔はそうだった)

 

見方を変えると、日本という国においては”英語が使えるだけ”で、大多数の他の人とは違う存在になれるということだ。

 

海外に向かって日本の文化や流行を発信

例えば、英語が堪能であれば、あなたは日本と海外を繋ぐ仕事ができる。

 

英語を使って日本の文化や流行っていることを海外に向けて発信する。海外で流行っていることを日本に発信する。こういうシンプルなこともビジネスになってしまう。

 

ただ、日本人はこの分野であまり活躍していないのが事実である。日本人は英語が苦手だから、誰もやろうとしないのだ。

 

一例を挙げると、元サッカー日本代表の中田英寿氏は、語学が堪能なことを武器に、日本の日本酒文化を世界に対して広める活動をしている。中田氏は世界的な名声があるので有利な面はあるが、それでもやるべきことは個人でも同じこと。

 

実は僕は以前、駐在員として海外に住んでいた。実際に海外に出て生活をしてみるとわかるが、世界の人は想像以上に日本の文化に対して興味・関心がある。

 

最近でいうと漫画やオタクの文化は世界の若者にヒットしているし、日本食のブームも加速している。無論、日本のテクノロジーの技術は世界中が認めているもの。遠いアフリカの人でさえ、日本のテクノロジーの技術は素晴らしいと認めているくらいだ。

 

インターネットが普及した今、海外の人でも日本の企業や個人が発信しているメディアにアクセスすること自体は可能。でも、海外の人はそのメディアを見ても情報の中身がわからない。語学が違うからだ。

 

英語を学び、その架け橋にあなたがなることで、あなたは世界を相手にしたグローバルな仕事を手がけることもできるのだ。

 

日本に向かって海外の文化や流行を発信

逆に、海外の文化や流行っているものを日本に発信することも可能。日本には英語に対する苦手意識を持っている人が多いため、この分野はまだまだ開拓の余地はあると考える。

 

僕が面白いと思うのは、海外の面白いテレビやCM、ニュース、本、論文等を日本人に向けて紹介したり、わかりやすく要約して発信する個人メディア。英語が堪能であれば、海外のメディアや本の情報を日本向けにわかりやすく発信することで、面白いメディアができると思う。

 

こういうのは個人でもできるもの。メディアを作るプラットフォームはネット上にたくさんあるため、ブログのような形式でも良いし、本格的なサイトを作っても面白いと思う。

 

6. 世界中から新鮮で良い情報をタイムリーに知ることができる

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日本に住み、日本のニュースやウェブサイトから情報を得ていれば、あなたの価値観や知識は全て日本にあるものから構成される。

 

一方で英語が堪能な方であれば、日本だけではなく、海外の貴重な価値観・知識を一歩早く手に入れられるので、いろんな分野で成功しやすくなる。

 

例えばあなたが日本株への株式投資をしているなら、日本の情報だけ見ていてはダメ。なぜなら、日本株を買っている大半の投資家は「外国人」だから。

 

彼らが日本株を買うときに参考にする媒体は、外国語で書かれた海外の情報。決して日本語で書かれた日本の情報は見ていない。

 

株式投資は大勢の動きを読まなければ成功することはできない。ともすれば、海外のニュースや情報を読み、それを読んだ外国人投資家がどう行動するかを考えなければ勝機はない。

 

株式投資を例に挙げたが、これはあらゆる仕事にも当てはまる。英語で書かれたソースから情報を得ることができれば、あらゆる場面で有利に物事を運ぶことができるのだ。これが英語を学ぶメリットの2つ目である。

 

7. 旅が100倍も楽しくなる

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smile 48/365 | Jack Fussell | Flickr

 

英語ができるだけで旅は圧倒的に楽しくなる。

 

格安航空会社が出てきたことにより、会社員でも週末海外に行ける時代が来た。これから更にテクノロジーが進化し、行ける海外の選択肢は広がっていくだろう。

 

さらに、発展途上国の所得が高まることで、より多くの人間が世界を移動するようになる。まさに「大移動時代」の到来だ。

 

僕が考える旅の醍醐味は「人との出会い」。英語ができると、世界中の人とコミュニケーションが取れるようになり、旅の楽しさは100倍にもなる。

 

大移動時代が来たとき、英語は人生を楽しむ有力なツールになる。旅が今より恒常的になる未来において、英語ができないことは人生を楽しむことを放棄するようなもの。

 

世界が一冊の書物であれば、日本しか知らないのは、あたかも本の序章だけを読んで満足するのと同じこと。僕は、最後まで物語を楽しみたい。

 

8. ライフスタイルの選択肢が増える

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Sunset | sunset | Sunny_mjx | Flickr

 

日本しか知らない日本人は、日本の常識が世界の常識だと「完全に」思い込んでいる。

 

食べるものに困らないこと。雨風を凌げる家があること。学校に行けること。仕事ができること。これらは全部日本の常識ですが、世界にとっては常識ではない。

 

仕事は大変なものだ。社会人なら残業は当たり前。2週間の長期休暇が取れるはずがない。こういうのも日本人が持つ常識だが、こちらも世界にとっては常識ではない。

 

一方で世界には、1ヶ月の長期休暇を取る国は全然珍しくない。日本の労働体制のせいでプライベートの時間が取れず、人生を楽しめていない人は、海外のライフスタイルが合っている。

 

海外の人の多くは残業もしなければ、1ヶ月の長期休暇、2週間の長期休暇を年何度も普通に取る。日本より美しい自然に溢れている町もたくさんあり、日本のようなストレス社会からは離れ、毎日穏やかな人生を生きることも可能だ。

 

英語ができるようになると、1ヶ月丸ごとバカンスに行ったり、2週間の海外旅行を年3、4回行ったり、平日の夜は家族とゆっくり過ごすことも可能になる。

 

美しい自然に囲まれて生きたいと願うなら、世界の美しい地を見つけ、そこで自然を感じながら生きることが可能となる。海外ではこういうライフスタイルを目指せるのだ。その難易度は、凝り固まった常識が蔓延した日本や日本企業にいて実現するより遥かに簡単である。

 

英語を学ぶデメリット2つ

一方で、英語を学ぶデメリットはあるだろうか?これに対する結論は、デメリットは2つある。次の通りだ。

 

1. 習得までに一定の時間がかかる

英語を習得するためには一定の時間がかかる。今すぐ急速に英語を話せるようにはなれないため、この点はデメリットと言えるだろう。

 

英語を身につけるまでの期間は以下記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてほしい。

 

 

2. 途中で挫折する可能性がある

時間がかかるだけでなく、途中で挫折する可能性もある。英語を学び始めたはいいものの、途中で挫折し、英語ができないまま時間だけ消費してしまうと、それはとてももったいない時間の使い方だ。

 

なお、ここまでのデメリットを避けるためには「楽しく続けられて、効果のある学習」をすることで避けられる。代表的な方法でいうと、スマホアプリで1回3分からできるスタディサプリENGLISHはおすすめだ。

 

スタディサプリENGLISHは、APPストア人気No.1アプリで、累計100万ダウンロードを突破している英語学習アプリだ。

 

  • リスニング
  • フレーズ
  • 単語
  • スピーキング
  • 発音など、

 

これらの英語力を、スタディサプリENGLISHはアプリ一つで楽しく身につけられることが特徴だ。僕自身3年間使っており、楽しく英語学習ができているので、これから英語を学びたい全ての人におすすめしている。

 

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英語を勉強するメリット・デメリットまとめ

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今回は英語を学ぶ7つの本当のメリットをお話しした。英語ができるだけで、英語が話せるだけで、これだけのメリットがあるのだ。もちろん、上記で挙げている以外にも、英語が話せると多くのメリットがある。

 

これからの時代において英語は必須。仕事、旅、ライフスタイル。人生のあらゆる場面において最強のツールになるのが「英語」だ。最高の人生をこれからも送り続けていくために、今こそ英語を学ぼう。

 

 

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新卒で大手グローバル企業→20代で海外赴任→現在は本業で転職支援、副業で会社経営。『Travewriter』は、IT・Web・グローバルを中心としたスキル習得やキャリア・転職情報について、実際に経験した体験談をベースに発信している学習・キャリアの情報メディアです。