
- 英語を活かして転職したい。でも、英語が活かせる仕事ってどんなものがあるんだろう?求人の見つけ方や、転職で気をつけるべきポイントが知りたい
本記事では上記のような悩みに答えていきます。
結論、英語を活かせる仕事は世の中にたくさんあります。また、英語力を活かして優良企業へ転職することも可能です。
これを書いている僕は、新卒で大手グローバル企業へ入社。20代で海外駐在を経験しました。貿易の会社でしたので、世界中を回り、英語を使って仕事をしていました。
現在は別の大手企業へ転職し「転職支援」の仕事をしています。その過程では、「英語を使う仕事」への転職支援も多数してきました。
英語を使って仕事をしていたこと、また現在英語を活かしたい人の転職支援をしている両方の立場から、英語を活かせる仕事事例や、実際の仕事の探し方までご紹介します。
英語力が転職で活かせる理由
冒頭の通り、英語力は転職で活かしやすいです。
なぜなら、日本の多くの企業は「グローバル化」が必須であり、グローバル化に必要不可欠な「英語人材」を採用したいと思う企業も、たくさん存在するからです。
前提:日本の市場はこれから縮小していく
上記の通りで、人口減や高齢化が進む日本は、今後経済的に発展していく可能性は低いですよね。むしろ発展するどころか、今後徐々に縮小していくことは明らかです。
一般的な話でいうと、市場が小さくなると、限られたパイを取り合うため、競争は激しくなります。
その中では競争に勝つ企業も生まれますが、それ以上に、負けて淘汰される企業の方が増えるんですよね。なぜなら、市場規模が小さくなるので、どうしても締め出される企業は出てくるからです。
そのため、縮小傾向の日本市場のみでビジネスを展開している企業は、それだけでも大きなリスクを抱えていると言えるんですよね。
海外に出るためには「英語」が必要
一方、日本の外の海外に目を向ければ、経済成長していく国はたくさんあります。ですから、多くの企業は、国内だけでなく「海外」に目を向け始めています。
でも、海外に進出するにあたって「言葉」は大きな壁になりますよね。言葉が話せないと、そもそもビジネスとして成立しないからです。
僕自身、海外で仕事をしてきましたが、外国人と信頼関係を作るためには、生の言葉で築いていくことが本当に重要でした。
確かにいまはGoogle翻訳などの仕組みも整ってきてはいますが、それでも、英語が話せない人と、英語が話せる人では、外国人からの信頼も大きく違っていましたね。英語が話せる人は、自分の言葉で信頼関係を築いていき、大きな成果を残していました。
だからこそ、これから日本が海外でビジネスをしていくために英語人材が必要なんですよね。
英語が話せると、日本と海外の橋渡しができますし、海外で単独でビジネスを成立させることもできます。
少し話が大きくなりましたが、日本において英語ができる人材の需要は高いということです。英語が使える人材の需要は、いまも強いですし、今後はさらに強くなることは容易に予想できますね。
英語力を評価する企業は増えている
このような事情がありますから、最近は採用要件に「英語力」を評価するが増えています。
僕の場合も、転職活動では英語力が大きく評価されました。
例えば事例をあげると、僕はGoogleのリクルーターからスカウトを受けたこともありました。彼らが声がけする方は、英語ができる人材はMustということでした。
また、他のグローバル企業においても、英語が堪能だったことで、他候補者よりも優先的に選考を受けさせてくれる企業もありました。
これは僕だけに限らず、転職支援の仕事をしている中でも、英語力を評価する企業は特にグローバル企業で多いです。
このように、英語ができると「転職先の選択肢」が増えますし、かつ「転職先の質」が上がる傾向があります。
じゃあ一体どのくらいの英語力があると、転職で活きやすいのか。これについては書くと長くなるので、詳細は「英語力は転職で有利になる?英語ネイティブが転職活動してわかった結論」をどうぞ。こちらの記事でまとめています。
【英語を活かせる】英語を使う仕事・職種・求人の実例を紹介
じゃあ英語を活かせる仕事、求人にはどんなものがあるのか?
ざっと挙げると、以下のようなものです。
- 総合職(日系企業の海外営業、外資系企業など)
- 事務職(貿易事務など)
- サービス系(外国人が訪れるホテル、レストランスタッフなど)
- 専門職(英語の先生、通訳、翻訳など)
- 国際系のNGOスタッフ
- 海外就職、海外駐在
日本で多いのは「海外営業」ですね。主に商社やメーカーで、日本製品を海外へ営業したり、逆に仕入れた海外製品を日本で営業するような仕事です。
これらの仕事は海外出張もあり、海外駐在もできる可能性があります。僕はまさに海外営業から海外駐在を経験できました。
また、このような企業では「貿易事務」の職種があることが一般的です。ですので、例えば女性で、営業をすることに抵抗がある方であれば、貿易事務の仕事も候補となります。
ただし、貿易事務の仕事は、英語をバリバリ話すというよりは、英語の「メール」がメインというケースも多いです。
このように、英語を使う仕事でも、外国人相手に英語を話す仕事もあれば、書類やメールが英文で、読み書きがメインの仕事もあります。
ですから、イメージと転職後のギャップを防ぐためにも、各求人に応募する前に、きちんと情報収集しておくことが必要ですね。
「英語求人」は年収も高め
英語を活かした仕事は年収が高い求人が多いです。
例えば「外資系企業」ですね。外資系企業は英語力が求められるところが多いですが、日系と比べて、年収水準も高いケースが多いです。
また日系企業であっても、グローバル展開している企業は年収水準が高いです。例えば総合商社やメーカーですね。こういった企業は年収や福利厚生含めて考えると、平均的な企業よりも待遇はとても良いです。
また最近は、ベンチャー企業でも英語人材を採用しています。例えば僕が最近オファーをもらった求人は、Web系ベンチャーの事業責任者案件でしたが、こちらはアジア圏のサービス展開を見据えた仕事で、年収レンジは約800〜1,000万円でした。
このように、英語を活かした転職は年収が上がりやすいです。
もちろん、全ての仕事で年収があがるわけではないです。例えば前述した貿易事務は、年収は高くないです。
ですが、最近は英語力を昇進の必須要件に定めている企業もありますし、これから先はさらにグローバル人材の待遇は上がるでしょう、
そういう意味で、今のうちから英語人材、グローバル人材として活躍しておくと、将来的に仕事に困りにくくなり、かつ待遇面でも報われやすくるでしょうね。
英語力を活かした仕事に転職するステップ
じゃあ英語を活かした転職はとのように進めていけば良いか?転職ステップは以下の通りです。
- 実際に英語求人を調べてみる
- 気になる企業があれば選考に進んでみる
- 経験や語学力が足りないなら、それを埋める努力をする
上記の通り。それぞれ解説しますね。
1. 実際に英語求人を調べてみる
まずは、実際に英語を使う求人を調べてみましょう。どんな仕事が実際にあるか自分で理解すれば、あとは逆算してそこに向かって進むだけですからね。
英語求人を調べる方法は大きく2つです。
- 転職サイトで調べる
- 転職エージェントで調べる
この2つです。
おすすめは転職エージェントを使う方法
おすすめは転職エージェントで調べることですね。
なぜなら、転職エージェントの場合、専属のコンサルタントがつくため、その方経由で、求人の詳細をより正確に知ることができるからです。
転職サイトの場合、求人を自分で探して、自分で英語を使う仕事を探さないといけません。転職サイトの求人の情報は限られますし、英語を使う仕事、使わない仕事の正確な見分けがつかないことが多いんですよね。
そのため、入社前と入社後のギャップが発生しやすいのは、転職サイトの特徴です。
その点転職エージェントであれば、企業の内情を把握している専属コンサルタントが求人紹介をしてくれます。そのため、「こんなはずじゃなかった」というミスマッチが少なくなります。
しかも、転職エージェントは企業側がお金を払うビジネスモデルなので、僕たち利用者は「無料」で利用できるんですよね。
登録、相談ともに、転職することを決めていなくても利用できます。
ですから、まずはどんな仕事が自分に可能性があるか、それを把握することが第一歩です。
おすすめの転職エージェント
参考までに、僕が使ってよかった転職エージェントを挙げておきます。
1. JACリクルートメント【グローバル・外資系への転職ならまずはココ】現年収600万円〜1,500万円のハイクラス・エグゼクティブ人材向け
2. ロバート・ウォルターズ【全てが英語を使った求人】
英語を使った仕事が見つかりやすいのはこの2つです。
JACリクルートメントは
リクルートエージェント、
dodaエージェントサービスに続き、日本で3番目の規模を持つ転職エージェントです。
特に日系グローバル企業や外資系企業といった求人に強いので、英語を活かせる仕事がたくさんありました。僕自身、JACリクルートメント経由で、世界時価総額ランキングでトップ10に入る外資系IT企業の紹介・内定を勝ち取ったことがあります。
一方の ロバート・ウォルターズは、転職エージェントの中でも珍しい「英語を使った求人のみ」を扱っているエージェントです。英語の仕事を探す人にとってはまさにぴったりなサービスです。
ただこのどちらもハイクラス人材向けのサービスで、経歴によっては、登録しても求人紹介をしてもらえない可能性があります。
なので、経歴に自信がない方は、リクルートエージェントや
dodaエージェントサービスを併用することで、紹介してもらえないリスクは回避可能です。
この2社は経歴が浅い人でも広く受け入れてくれるので、まずは相談してみましょう。
転職エージェントと並行して使いたいサービス
また、企業の口コミチェックにはVorkersもおすすめです。
Vorkersは実際にその会社で働いている社員の口コミが書いてあります。僕の経験では、他の口コミサイトと比較して、実態に近しい生声が書いてあり、信ぴょう性は高いです。
とはいえ、それでもネットの情報に変わりはなく、一番実態を正確に把握できるのは転職エージェントの生の情報です。
なのでVorkersは、転職エージェントと並行して活用することがおすすめですね。
2. 気になる企業があれば選考に進んでみる
良い企業があれば、実際に選考に進みましょう。
転職エージェントの場合、履歴書の書き方や面接対策などもしてくれます。なので、使い倒すことが吉です。
もちろん、選考に進んだからといって、転職する必要はないです。やっぱり違うとなれば、断ればOKです。
僕自身、情報収集も兼ねていろんな企業の面接を受けていますが、実際に会うからこそ、その企業の社風や環境もイメージできます。
ですから、転職活動をするなら、できるだけいろんな企業に会った方が、納得いく転職も実現できるというのが、僕の経験から言えることです。
3. 経験や語学力が足りないなら、それを埋める努力をする
転職活動を実際に始めてみると、自分が入りたい企業に対し「自分の要件が達していない」ということも一体出てくると思います。
その場合は、それを埋めるための努力をすればOKです。
例:英語力が足りない場合
例えば英語力が足りないなら、必要な英語力を身につけるために学習すればOKです。
英語は正しい勉強法でやれば、短期間でも習得できます。もちろん簡単ではありませんが、やれば誰でもできるようになります。
とはいえ、英語の学習方法もわからないかと思います。参考までに、僕がやってきた英語の勉強法は以下の記事でまとめているので、興味あればどうぞ。
仕事の経験が足りない場合
また、仕事の経験が足りないなら、その経験を積むために現職でできることを探しましょう。
このあたりは前述したエージェントに相談すると、どのような経験を積めば転職できるか、具体的なアドバイスをくれます。
彼らは転職先の企業がどういった経験やスキルを必要としているか、誰よりも把握しています。
だからこそ、最初に転職エージェントに相談することで、必要な経験やスキルを把握でき、逆算してその経験やスキルを取りに行けます。
まずはグローバル企業への転職に強いJACリクルートメントで相談をしてみると良いです。
まとめ:英語を活かした仕事に転職はできる
述べてきた通り、英語ができると、転職活動にに活かせます。転職先の選択肢も増えますし、転職先の質も上がります。
僕自身、英語ができるようになってからは、年収の高いオファーが届くようになりました。
仕事で日々転職支援をしている中でも、英語力がある方は、良い条件の会社に転職をしていますね。
もしあなたがこれまで英語を頑張って学んできたなら、そのスキルは活かさないと宝の持ち腐れです。
だからこそ、今回紹介したような方法で、まずは自分の可能性を知ることから。そこからスタートすることが良いと思いますよ。
ということて、本記事は以上です。
1. JACリクルートメント【グローバル・外資系への転職に強いハイクラス専門エージェント】現年収600万円〜1,500万円のハイクラス・エグゼクティブ人材向け
2. ロバート・ウォルターズ【全てが英語を使った求人】
3. リクルートエージェント【大手の転職エージェント】
4. dodaエージェントサービス【リクルートと並んで大手】
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