英語力は転職で有利になる?英語ネイティブが転職活動してわかった結論

英語は転職に有利になる?英語ネイティブが転職活動してわかった結論

 

「英語力は転職に有利になるの?」

「有利になるとしたら、どの程度有利になってアピールできるのか知りたい」

 

と、思っていませんか?

 

結論からお伝えすると「英語ができると転職に有利になること」は、信頼できる国の統計からも明らかになっています。

 

多くの企業で有利になりますが、特に「外資系企業」「グローバル企業」「大手企業」に転職したい場合、英語ができると、転職活動で有利に働くことが多いです。

 

僕は英語が全くできない状態から英語を習得し、20代で海外赴任を経験。その後は英語力を武器に転職活動を行い、大手グローバル企業や外資系企業を中心に、多くの書類選考を通過し、内定まで勝ち取ることができました。

 

転職活動の実体験や、英語力と転職に関する様々な統計・データを調査してわかった「英語と転職の関係」について、自身の実体験や統計結果も含めてご紹介していきますね。5分ほどで読めます。英語を活かして転職したいと考えているなら、最後まで読んでみてください。

 

あわせて読みたい

TOEICスコアと転職の関係については「TOEICが転職で有利になる企業とならない企業の違い【転職のプロが解説】」でも詳しく解説しているので、本記事と一緒にぜひチェックしてみてください。

 

英語力は転職で有利になる?【グローバル人材の96%が”英語力は転職に有利だった”と回答】

グローバル人材の96%が「英語は転職に有利」と回答

 

まずは「英語力があると本当に転職に有利になるのか」について。これは調査結果を見るとわかります。

 

外資系転職エージェントのロバート・ウォルターズが調査した回答結果によると、英語力を活かして活躍し、転職等を経験しているグローバル人材の約96%は、「英語は転職に有利に働く」と述べています。以下引用しますね。

 

アンケート調査に回答を寄せた275人の会社員のうち、96%が「英語力が備わっていると転職に有利だと思うか」という質問に対し、「有利だと思う」と答えました。

さらにネイティブレベル、流暢レベル、ビジネスレベル、会話レベルの英語レベル別に見ると会話レベルの回答者では「有利だと思う」の割合が91%だったのに対し、英語力に比例してこの割合が増え、ネイティブレベルでは全員が「有利だと思う」と回答しました。

年齢別でも25~34歳の回答者で91%、55~64歳の回答者で100%と回答に大きな年齢差は見られませんでした。業種別では大差こそ見られなかったものの、IT分野で働く回答者のうち全員が「有利だと思う」と回答しました。

業種・年齢に隔てなくほぼ全員が英語力が転職を有利に進める上でも役立つと考えていることが分かりました。

引用:ロバート・ウォルターズ

 

このように、96%ものグローバル人材は「英語ができる=転職に有利になる」と実際に感じています。

 

実際に転職活動も行っているグローバル人材が、英語力があることで、有利だと思うと回答しているので、「英語力は転職に有利になる」と捉えて良いのではないでしょうか。

 

どの程度の英語力や、どんな英語の資格・スキルがあると転職で有利になる?

では実際に、どの程度の英語力や、どんな英語の資格やスキルを持っていると、転職に有利になるのでしょうか。

 

転職で英語力をアピールできる資格

一番メジャーなのはやはり「TOEIC」です。多くの企業がTOEICのスコアを英語力を測る指標として使っています。

 

後述しますが、僕自身が転職活動をした際も、求人の採用要件には「TOEICスコア700点以上」など、TOEICの指標を見ている記載がありました。

 

また英検も転職活動時に有利になります。

 

転職で有利になりやすい英語力の目安

まずTOEICですが、実は「このくらいのTOEICスコアを基準に見ていますよ」という目安となる数値が信頼できる機関から公開されているため、ご紹介しますね。

 

TOEICを運営する国の機関「一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会」が、TOEICを利用した2,442社の会社・団体に対して行った調査「英語活用実態調査」によると、社会人の転職では「TOEIC620点」があると、企業側の基準スコアを満たすことが明らかになっています。

 

以下、実際の統計データです。

 

TOEIC800点の転職・就活市場における評価
【社会人の中途採用】
要件・参考とするスコア平均
620点

 

TOEIC620点が基準となりますので、だいたい「TOEIC800点」を取っていれば、転職ではかなり有利になると言えるでしょう。

 

実際に僕が転職活動をした時も、TOEIC800点以上だと高評価を受けることが多いと感じました。「TOEIC800点を確実に取りにいく究極の勉強法【勉強時間も解説】」の記事で、TOEIC800点を最短で目指す勉強法を、自身の実体験からまとめているので、参考にしてみてください。

 

 

英検は「英検準一級以上」が転職で有利になるレベル

一方で英検の場合、日系企業であれば「英検準一級以上」が、英語力をアピールできるレベルとなります。

 

一方で、日常的に英語を使う外資系企業であれば「英検一級」が、を転職で有利になるレベルです。

 

一般的な目安はこのようなレベル感です。

 

行きたい企業によって求められる英語力は変わる【実際の求人を見ることが一番早い】

ここまで英語力が転職で有利になるレベルを記載しましたが、求められる正確な英語力は、企業によって変わります。ですので気になる企業があれば、まずは「求人を確認してみる」ことがおすすめです。

 

【事例】実際のグローバル求人を見てみる

一例として、実際にグローバル求人を見てみましょう。

 

 

 

上記は転職エージェント「ロバート・ウォルターズ」にあった、日系企業の営業職求人の一部です。

 

これをみると、「ビジネスレベルの英語力(TOEIC600点以上)」がRequirements(要件)として書かれていますね。

 

このように、気になる企業があれば、ネットで求人を検索すれば、上記のように出てきます。自分が受けたい企業や気になる企業を検索してみて、必要な英語力を把握、それから勉強すると、モチベーションも高くなると思いますよ

 

【朗報】仕事で使う英語は、そこまでレベルが高くなくても何とかなる

このように、転職の場合はTOEIC620点が求められる水準であり、有利に進めるならTOEIC800点くらいを取ると良いですが、実はビジネスで使う英語自体は、そこまで難しくありません。

 

実際に英語力が現状足りていなくても、他の面でアピールできれば、英語を使う仕事に就くこともできるんですよね。

 

例えば、メーカーの技術職で海外駐在をするような場合は、英語ができなくても何とかなっているのが実情です。僕が海外に駐在していたときも、片言の英語で仕事をしている40代のお偉いさんが多くいました。個人的には「良いポジションで赴任しているんだから、英語くらいできるようになろうよ・・」と思っていましたが、それでも何とかなっていました。

 

もちろん、海外で外国人を相手に「新規開拓営業」をする場合などは、相手の信頼を勝ち取らないといけません。そういう仕事に就くなら、TOEIC高得点はもちろん、英語を使った流暢なコミュニケーション能力も求められるでしょう。

 

ですが、そういう仕事ばかりではないので、現状で「今の自分の英語力だと、この企業は難しそうだな・・」と思うのではなく、「何とかなるだろう」くらいの気持ちで、転職活動に臨むと良いです。

 

転職してから実務を通じて英語を学ぶこともできますし、案外受かってしまうこともあります。もちろん並行して英語は学ぶべきですが、転職を検討しているなら、まずは一歩を踏み出すことが大事です。

 

【実体験】英語力を活かし、実際に転職活動してみた結果

【実体験】英語を活かし、実際に転職活動してみた結果

 

ここからは、実際に僕が転職活動をしてみて、英語がどの場面で、どのように活きたかを書いていきます。

 

  1. 求人紹介・書類選考の段階
  2. 面接段階

 

場面としてはこの2つで、英語力がどのように役立ったかを、実体験ベースで解説しますね。

 

1. 求人紹介・書類選考の段階

「求人紹介」「書類選考」の段階では、英語力があったことで、転職に大きく有利に働きました。なぜなら、英語ができたことにより「英語力が必要だった大手企業や外資系企業の求人を多く紹介してもらえ、かつ書類通過できたから」です。

 

最近は「英語力」を採用要件に入れる大手が増えている

転職エージェントと会話をしていて気づいたことは、最近は「英語力を採用要件に入れる大手企業」が増えているということです。

 

僕は転職する前から、転職サイトや転職エージェントに登録し、常に自分の市場価値がどれくらいか図っていたため、過去〜現在にかけて、どのような要件が最近は重視されているかは見てきました。

 

そこで感じたのが上記で、英語ができることで、有利になる大手が増えていたことです。例えばTOEICスコアを応募要件で記載している企業が多くあったことや、「英語力がある人材をこの企業は探しています」といった情報をエージェントから直接聞けたからです。

 

多くの大手企業は、人口が減る日本のマーケットではなく、海外に目を向けています。英語を学べば、そういう大手企業への転職も、選択肢が広がるということですね。

 

英語が必要な大手や外資系求人は年収レンジが高かった

加えて、上記のように英語が求められる求人は、全体的に年収レンジが高めでした。

 

具体的に、「英語が必要な仕事」と「英語が必要でない仕事」を比較すると、年収で100万円以上違うケースも多かったです。

 

事実、面白い調査結果もありまして、株式会社キャリアインデックスの調査によると、年収700万円以上の人の「約半数」は、日常英会話の読み書きができるとのことでした。

 

 

つまり、英語力と年収の関係は、明らかに相関関係が出ているということです。

 

優良企業ほど、英語力を求めていますから、英語力ができると、自然と年収の高い状態を目指していけます。ですので、優良企業に年収アップで転職したいなら、英語力は大きな武器になることは間違いないです。

 

この点については、僕が付き合ってきた転職エージェントも同じことを言っていましたし、ほぼ間違いない事実かと思います。

 

2. 面接段階

結論、面接段階で英語が役に立つかどうかは、「英語面接があるかないか」で分かれます。

 

  • 英語面接があるところ→英語力が必要
  • 英語面接がないところ→英語力は不要(正確にいえば、書類選考段階で判断されているので、面接で問われることは少ない)

 

上記のようなイメージです。

 

例えば僕は、Googleの外国人リクルーターからオファーをもらい、面接を受けたことがありますが、面接は「英語」でした。そのため、英語ができないと、そもそも話にならないんですよね。

 

参考までにGoogleの場合、最初の電話面接は20〜30分程度英語で志望動機のヒアリング、オファーしたいポジションの説明を受けました。その後も英語面接がありました。

 

Googleのように「英語面接」があるところは、英語が有利に働く、というよりは、英語は最低限必要となります。特に「外資系企業」は、英語面接があるところが多いので、事前練習が別途必要となります。

 

一方、英語面接がないところは、すでに書類選考段階で、英語の足切りは済んでいます。ですので面接の場は、そのほかの部分(志望目的、専門性、考え方など)を見られることが多いです。

 

結論:英語力は転職に有利【選択肢が圧倒的に広がる】

結論:英語は転職に有利。選択肢が圧倒的に広がります

 

まとめ
  • 英語力は転職で有利に働く(各種統計からも明らかになっている)
  • 特に、大手企業や外資系企業、高年収での転職を希望するなら、英語力は武器になる

 

ここまでをまとめると上記の通りです。

 

控えめに言っても、僕は英語を学んだことで、人生大きく変わりました。海外駐在にも行くことができましたし、転職で年収アップを実現することもできました。

 

日本人はまだまだ英語ができない人が多いです。だからこそ、英語という武器を身につけることで、転職でも成功を勝ち取りやすくなるんですよね。

 

英語は非常にコスパが高いスキルなので、学んでおくことがおすすめです。

 

転職に向けて。どうやって英語を勉強すればいいか?

転職成功に向けた英語の勉強法については、まずはスタディサプリEnglishで英語の基本を学ぶことが良いです。

 

英語 リスニング アプリ

 

スタディサプリEnglishはリクルートが出している英語学習アプリで、これまで累計100万ダウンロードを突破した、英語学習の定番アプリです。

 

僕自身、かれこれ3年以上使っていますが、転職で使える英語力を手軽に身につけられる内容でした。

 

英語力に自信がない方は、スタディサプリEnglishから、英語学習をスタートすると良いでしょう。

スタディサプリEnglish公式サイトを見てみる

 

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僕が実際にスタディサプリを使っているときのレッスン画面。転職で活かせる英語力を手軽に身につけられます

 

なおスタディサプリの人気コースには「新日常英会話コース」と「TOEIC対策コース」のがあります。

 

例えば後者のTOEIC対策コースは月額3,278円ですが、その価値は十分あります。前述通り、TOEIC800点を取っておくと有利になりますが、スタディサプリ一つでもTOEIC800点は十分目指せます。

 

なお、申込後「無料トライアル期間」もあるので、有効活用すると良いですね。

 

体験するためには一度会員登録する必要はありますが、無料トライアル期間が終わる前に解約すれば、お金は1円もかからない仕組みです。勧誘もなし、Web上で簡単に解約できるのでご安心を。以下リンクからお試し可能です。

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がっつりビジネス英語を鍛えたいなら

一方で、転職に向けてがっつり英語力・TOEICを高めたいなら、スタディサプリEnglishに加え、PROGRITの併用もおすすめです。

 

 

PROGRITは、英語のコーチングを提供しているスクールで、短期間でビジネス英語を叩き込むことができます。商社やコンサルにいる僕の友人も、PROGRITを受けていましたが、効果が高かったとのことで、おすすめしています。

 

上記の写真の通り、サッカーの本田圭佑選手がイメージキャラクターで、実際に本田選手もPROGRITを受講しています。

 

値段はベーシックプランで380,600円/2ヶ月、スタンダードプランで474,800円/3ヶ月(入会金55,000円が別途あり)とそこそこしますが、相応の価値はあると思います。

 

とはいえ、もし価格がネックであれば、まずは月額3,278円から始められるスタディサプリEnglishからでも、最初の一歩としては十分です。

 

僕が使ってよかった「グローバル・英語転職に強い転職エージェント」3社

 

英語を活かした転職をするなら、「英語求人に強い転職エージェントを使うこと」がおすすめです

 

英語求人に強いエージェントを使うことで、英語力を企業にうまくアピールしてくれるからです。

 

参考までに、僕が実際に使ってよかった転職エージェントも挙げておきますね。結論、以下の3社がよかったです。

 

英語転職におすすめの転職エージェント
  1. JACリクルートメント:ハイクラス向けの転職支援に特化したエージェント。大手グローバル企業や大手外資の求人が多かったです。
  2. doda X:ハイクラス向け転職サービス。英語を使ったハイクラス求人を探すならここ
  3. リクルートエージェント :大手の転職エージェント。求人数が豊富なので、「経歴に自信がないけど英語を活かしたい方」におすすめです

 

こちらの3社です。この3社であれば間違いないです。

 

特におすすめは JACリクルートメントです。

 

JAC Recruimentはイギリス生まれの転職エージェントであり、外資系・日系大手グローバル企業のどちらにも強いです。

 

ハイクラス層に特化したエージェントのため、ご経歴によっては求人の採用要件と合わず、効率的な求人紹介を受けられない可能性が高いです。ですが、採用要件を満たす方であれば、英語を使ってグローバルに活躍できる企業を紹介してもらえるでしょう。

 

「我こそは」という方は、JACリクルートメントに無料登録し、今後の方向性に関して相談してみてはいかがでしょうか?

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※5分で登録でき、登録後もお金は1円もかかりません。

 

また、同じく「英語力を活かして、ハイクラスなグローバル企業や外資系企業に転職したい方」は、doda Xにはそういった求人が多くあります。ハイクラス向けなので、厳選された求人が見つかりやすいです。

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一方、「英語もスキルも自信ないけど、幅広く英語求人をみてみたい」なら、転職エージェント大手のリクルートエージェントがおすすめです。前述した2社に比べると求人の質は落ちるものの、求人数はトップクラスです。

リクルートエージェント公式サイトを見る

 

転職エージェントは、転職する気がなくても利用できます。登録しておけばおすすめ求人が出たら知らせてくれますし、かつ3社とも完全無料で利用できます。上記3社は登録だけでも済ませておくと、未来の可能性が広がると思います。

 

上記3社の詳しい詳細は「【外資系・グローバル転職】本当に役立ったおすすめ転職エージェント・転職サイト6選」を参考にしてみてください。英語力を活かして、良い転職を実現しやすいエージェントだけ、実際に使った経験からまとめました。

 

以上、英語と転職の関係でした。

 

最後に、英語力があれば、現年収の100万円、200万円UPも全然可能です。英語力を活かし、転職成功を勝ち取りましょう。

 

 

 

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新卒で大手グローバル企業→20代で海外赴任→現在は本業で転職支援、副業で会社経営。『Travewriter』は、IT・Web・グローバルを中心としたスキル習得やキャリア・転職情報について、実際に経験した体験談をベースに発信している学習・キャリアの情報メディアです。