
⇩当記事から開設の多いクレジットカードは以下です
1. 三井住友VISAゴールドカード【世界中で使える安定の1枚】
2. アメリカン・エキスプレス・カード【リッチなサービスを受けたい方向け】
3. 楽天プレミアムカード【無料で海外ラウンジ利用可能】
学生の頃にカナダへ留学し、新卒では大手貿易会社に入社しました。20代ではアフリカへの海外駐在を経験し、アフリカを起点に、世界各国で仕事をしてきました。
海外生活を長く経験してきましたが、クレジットカードは欠かせないものでした。僕自身、海外生活が長かったこともあり、「海外生活で重宝するクレジットカード」については、人一倍研究を重ね、利用実績を積んできました。
そこで本記事では、海外赴任で本当に使ってよかったクレジットカードを5つ、厳選してご紹介します。
- 海外赴任をするビジネスマン
- 夫の海外赴任に帯同する奥さんやご家族
- 海外に在住するその他全ての方
このいずれかに当てはまるなら、本記事の内容は参考になると思います。おすすめのクレジットカードだけでなく、海外赴任に使えるクレジットカードの選び方や注意点も、併せてご紹介します。
5分ほどで読めますので、海外赴任に向けたクレジットカード選びで悩んでいるなら、続きをどうぞ。
目次
海外赴任(海外在住)で利用するクレジットカードの選び方

海外赴任(海外在住)で利用するクレジットカードですが、僕は以下の観点で選ぶことをおすすめしています。
- 世界各国で問題なく使えるクレジットカードか
- コスパが良いクレジットカードか
- 海外駐在で重宝するサービスが付帯されているクレジットカードか
それぞれ簡単に理由を解説しますね。
1. 世界各国で問題なく使えるクレジットカードか
海外に行ったのに、支払いをする先々で、「このカードは利用できません」となってしまったら意味ないですよね。
だからこそ、世界各国で広く使えるクレジットカードを選ぶことがおすすめです。
本記事では、世界各国で問題なく使えるクレジットカードをご紹介します。後半で世界各国で使えるクレジットカードの判別方法も解説しますね。
2. コスパが良いクレジットカードか
人によっては、「クレジットカード=ステータス」として、無駄に高い年会費を払って利用する方もいますが、個人的には「コスパ」を重視することをおすすめしています。
結局のところ、高い年会費を払っても、その分のサービスを享受できなければ、意味ないんですよね。
海外駐在員たるもの、見栄のステータスではなく、自分の仕事のパフォーマンス、生活の快適さが増すためにお金をかけることが重要だと、個人的には感じています。
僕自身、海外赴任をして給料は激増しましたが、クレジットカード含め、無駄な散財はしないようにしました。その上で自分のスキルや幸福感が高まることにお金をかけたことで、満足度も上がり、かつお金もかなり貯まりました。
いまはその元手を使って、資産運用でも一定の収入を得ることができるようになっています。
もちろん、必ずしも僕のように考える必要はないです。高い年会費を払っても、それに見合った価値が得られるクレジットカードも中にはあります。そういうものは、高い年会費を支払っても使うと良いです。なぜなら、それは消費ではなく「投資」とも言えますからね。
ですから、年会費が安い・高いにかかわらず、クレジットカードは「コスパ」を常に考えて、選ぶことが良いです。そんなクレカを、本記事は選んでいます。
3. 海外駐在で重宝するサービスが付帯されているクレジットカードか
上記の通りで、海外赴任・在住時に実際に重宝するサービスがついていると、海外駐在用のクレジットカードとしてはベストです。
参考までに、僕自身が海外赴任・在住時にあってよかったサービスは以下のようなものです。
- マイルが貯まりやすい
- 空港ラウンジが使える
この2つでした。あとは現地で問題なく使えれば、言うことはありませんでしたね。
以上の条件に当てはまるクレジットカードを、これから紹介していきます。
海外赴任(海外駐在)で作ってよかったおすすめクレジットカード5枚

結論、上記の5つがおすすめです。それぞれ特徴を解説しますね!
1. 三井住友VISAゴールドカード

30代以上の方限定となりますが、三井住友VISAゴールドカードは間違いのない選択の一つです。
名前の通り、世界で最もシェアを持つVISAなので、世界中どこでも使える便利さがあります。かつ銀行系のカードということでも、信頼性も抜群に高いです。
老若男女問わず、国内トップクラス級に信頼されているクレジットカードが三井住友系のカードであり、海外生活でも役立ちます。
特に無料で使える国内空港ラウンジはかなり快適なので、1枚持っておいて損はないクレジットカードです。
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2. アメリカン・エキスプレス・カード

今回紹介しているクレジットカードはどれも年会費が安く、コスパが良いものが中心ですが、中には「海外駐在らしく、年会費を払っても、素晴らしいサービスを享受し、駐在員生活を公私ともに楽しみたい」という方も多いでしょう。
その場合は、アメリカンエキスプレスカードが良いですね。年会費12,000円+消費税で利用でき(
ゴールドカードの場合、年会費29,000円+消費税)で、各種ハイクラスなサービスを受けることができます。
例えば、会員専用の旅行サイトを利用でき、普通の旅行サイトではできないような旅のアレンジも、会員特典ですることができます。また、HISのデスクに、電話一本で旅行手配を全部一任できることも魅力ですね。
アメリカンエキスプレスカード自体が高ステータスのクレカなので、「年会費を払っても、良いサービスを享受したい」という駐在員にぴったりです。年会費がかかるクレカの中では、ダントツでこのカードがおすすめです。
僕も現在使っていますが、受けられるサービスを考えると、コスパはかなり良いと思います。
アメリカン・エキスプレス・カードの種類をわかりやすく解説
ちなみに、アメリカンエキスプレスはカードの種類が多く悩むかと思いますが、年会費でいくと、以下のような感じになっています。年会費が上がるほど、ランクは上がります。
1. アメリカン・エキスプレス・カード(アメックスグリーン)【年会費12,000円(税抜)】
2. アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(アメックスゴールド)【年会費29,000円(税抜)】
3. アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(アメックスプラチナ)【年会費13万円(税抜)】※招待制
4. アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード(アメックスブラック)【年会費35万円(税抜)+入会金50万円】※招待制
このうち「プラチナ」と「ブラック」は招待制のため、まずは「ゴールド」か「グリーン」からとなります。
お金に余裕があるならゴールド・カード(アメックスゴールド)、まずはコストを抑えたいなら通常の
アメリカン・エキスプレス・カード(アメックスグリーン)でOKです。
せっかくステータスのあるアメリカンエキスプレスを作り、かつ収入も多い駐在員であれば、最初からゴールド・カード(アメックスゴールド)で良いと思います。
なお、もしグリーンにする場合であっても、後からゴールドへの切り替えはできます。その場合は、利用実績からの「招待制」、もしくは電話申し込みとなります。
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3. 楽天プレミアムカード

楽天プレミアムカードは、楽天のゴールドカード版です。僕自身、楽天カードを学生の頃から使っており、楽天プレミアムカードに変更した経緯があります。
最初は、「楽天カードなんて海外だと使いにくいんじゃないか・・?」と思いましたが、全然そんなことはなかったです。むしろ、本当に使いやすかったので、海外に在住する万人におすすめしています。
楽天プレミアムカードは開設時に「VISA」を選択すれば、世界中どこでも利用することができます。北米やヨーロッパを始め、アジア各国、南米、そしてアフリカまで、基本的にどこでも使えるんですよね。僕自身、アフリカでも頻繁にクレカを使っていましたが、問題なく使うことができました。
海外の空港ラウンジが無料で利用できる
上記の通りで、楽天プレミアムカードの場合、海外の空港ラウンジが無料で利用できます。なんで利用できるかというと、楽天プレミアムカード保持者であれば、海外空港ラウンジが利用できる「プライオリティパス」が発行できるからです。
このプライオリティパス、普通に発行しようとすれば、年会費だけで399ドルかかります。ですが、楽天プレミアムカード経由で発行すれば、無料で発行できるんですよね。
クレジットカードに利便性を求めるなら、楽天プレミアムカードは使い勝手がよく、個人的にとてもおすすめです。年会費も安いですし、楽天プレミアムカードも1枚持っておいて損はないクレジットカードです。
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4. JALカード

JALカードは、マイルが貯まりやすいという観点でおすすめしています。JALカードは海外生活でのショッピングでも広く使うことができ、ショッピングやフライトを通じてマイルがよく貯まったので、個人的におすすめのクレジットカードです。
JALカードは特に、JALの飛行機によく乗る方、あるいはJALが加盟しているOneworld系列の航空会社を利用する場合、効率的にマイルを貯めることが可能です。なお、Oneworld系列の航空会社は、以下の通りです。
・JAL
・アメリカン航空
・キャセイパシフィック
・カンタス航空
・Finnair
・カタール航空
・British Airways
・Maylaysia Airlines
・スリランカ航空
・Iberia
・LATAM
・Royal Jordanian
・S7 Airlines
JALカードであれば、これらの航空会社を利用することで、マイルを効率的に貯めることができます。
マイルを貯めるなら、航空会社はできるだけ統一した方が良い
上記の通りで、もしあなたが海外出張や日本への帰国でマイルを貯めたいなら、利用する航空会社はできるだけ統一した方が良いです。JALとANAを両方利用するのではなく、JAL一本に統一するようなやり方がベターです。
利用航空会社をバラバラにしてしまうと、マイルが貯まる効率が悪くなります。利用しようにも両方それぞれで中途半端なマイルしか貯まらず、結局使えないなんてことになるんですよね。
僕自身、実はこの失敗を学生の頃にしていました。JALカード、ANAカードそれぞれ作って、頻繁に海外旅行に行っていたのですが、両方とも中途半端に貯まり、なかなかマイルが貯まりませんでした。
JALカードであれば、Oneworld系列の航空会社であれば、マイルが貯まるようになります。マイルが効率的にたまるので、JALカードを1枚持っておくことがおすすめです。
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5. ANAカード

一方、「私はANA派!」と方もいると思います。そんな方は、ANAカードが良いです
ANAはスターアライアンスに加盟している航空会社です。そのため、ANAカードを作れば、スターアライアンス系列の航空会社を使っても、マイルが貯まるようになります。以下、スターアライアンス系列の航空会社です。
・ANA
・AIR CANADA
・AIR China
・アシアナ航空
・ルフトハンザ航空
・シンガポール航空など
前述通り、自分がよく利用する航空会社があれば、それに合わせて選ぶことがおすすめです。ANAもしくはANA系列を利用するなら、こちらを選んでおけばOKです。
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海外赴任に向けたクレジットカード選びでよくある質問

僕自身、海外赴任を経験してから、その後に赴任となった同期や後輩、そのご家族に、「海外赴任のクレジットカード」について相談を受けました。そこで、僕自身が質問を受けたことに対して、Q&A方式で答えていきますね。
今保有しているクレジットカードは海外でも使えるの?
結論、問題ありません。
まずは、保有しているクレジットカードを見てみてください。ロゴで「VISA」や「MASTER CARD」記載が入っていれば、基本的に世界中どこでも利用可能です。
- VISA:世界中のVISA加盟店で使える
- マスターカード:世界中のマスターカード加盟店で使える
上記のように、加盟店で利用することが可能です。VISAとマスターカードは、世界中のショップやレストランが加盟しています。
JCBは使えないの?
結論、使えないことはないですが、VISA、マスターカードと比べて使える国に制限があります。
例えば、韓国やハワイなど、日本人がよく行く国であれば、JCBでも使うことはできます。ですが、その他の国では、圧倒的にVISAやマスターカードが普及しているんですよね。
海外駐在員だと、各国へ出張へ行くことも多いと思います。そういう意味で、最初の1枚はVISAかマスターカードを選んでおいた方が良いですね。
VISAとマスターカードはどっちが良いの?
結論、どっちでもOKです。VISAだから良い、マスターカードだから悪いといったことはありません。
一昔前は、国によっては、VISAが使えなかったり、マスターカードが使えなかったりしました。ですが、いまはほとんどの国で使えるので、どちらか好きな方を持っていればOKです。
それでもおすすめを挙げるとすれば、個人的には「VISA」です。あまり違いはありませんが、強いて言えば、マスターカードよりVISAの方が使える場所は多いので、迷ったらVISAを作っておけば間違いないです。
クレジットカードは何枚持っておくべき?
結論、2枚以上持っていくことがおすすめです。なぜなら、クレジットカードの紛失リスクがあるからです。
僕自身、海外駐在期間はなかったですが、香港へ海外旅行へ行った際に、クレジットカードをなくしてしまったんですよね。しかも、それが旅行当日だったので、クレジットカードの利用ストップや、その後の支払い手続きにとても苦労しました。。
クレジットカードを2枚以上持っておけば、もし仮にクレジットカードを紛失してしまったとしても、利用ストップの手続きだけで、その後の生活に支障は出なくなります。
海外生活は不測の事態が普通に起こり得るので、必ず2枚以上作っておくことがおすすめです。
2枚以上作る時のおすすめの組み合わせは?
1枚をVISAで作り、もう1枚もVISA・マスターカードか、あるいはJCBやアメックスという組み合わせも良いですね。
VISAに関しては、世界で最も利用できる場所が多いので、必ず1枚は持っておくべきです。個人的には、2枚ともVISAでも良いと思います。
もう一つは、JCBやアメックスでお気に入りの1枚を作る方法です。例えば前述したANAカードには「ANAアメックスカード」があるので、ANAカードでアメックスを持つ、というやり方もアリです。
アメックスの場合、利用したカードが業種ごとに明細が出るので、仕事の経費精算などで利用しやすい利点もあります。2枚目のカードとして検討することは特におすすめですね。
デビットカードっておすすめ?
結論、デビットカードも1枚持っておくと、非常に便利でした。
デビットカードを持っていると、海外のATM経由で、日本の銀行から外貨でお金を引き出せるんですよね。僕はこのデビットカードを結構な頻度で使っていました。
僕自身、日本のメインバンクは三菱UFJ銀行でしたが、UFJが出しているデビットカードを1枚作り、現地へ持っていきました。クレジットカードだと引き落としは後からきますが、デビットカードの場合、日本の口座から即時引き落としになるので、使い過ぎの防止にも役立ちました。
現在口座を開いている銀行があれば、デビットカードを調べてみましょう。1枚持っておくとかなり便利です。
海外赴任をする前にクレジットカードは必ず複数準備しておこう

海外赴任において、クレジットカードは大切なパートナーです。
だからこそ、ストレスなく使え、かつ海外生活の質向上が実現できるクレジットカードを選ぶことがおすすめですね。
今回ご紹介したクレジットカードは、極端に年会費が高いものはなく、むしろコスパが高いものばかりです。格安で良質なサービスやメリットを享受できるものなので、海外駐在する本人だけでなく、帯同するご家族用にもおすすめです。
海外赴任は、控えめに言っても楽しいです。もちろん、楽なことばかりではありませんが、人生で最も濃い時間になると思います。
そんな生活を、クレジットカードとともに楽しみましょう。
1. 三井住友VISAゴールドカード【世界中で使える安定の1枚】
2. アメリカンエキスプレスカード【年会費を払っても、ハイクラスなサービスを受けたい方向け】
3. 楽天プレミアムカード【世界中の空港ラウンジ利用可能】
4. JALカード【JALマイルを貯めるならこちら】
5. ANAカード【ANAマイルを貯めるならこちら】
▼海外赴任のメリット・デメリットを書きました
▼海外赴任に向けて「英語」も準備しておくと良いです
▼少し先の話ですが、海外赴任と転職の関係について書いています