海外一人旅は自由だ。心の赴くままに行動でき、感動、出会い、哀愁を存分に味わうことができる。誰かと行けば行動を合わせる必要があるが、一人であればお気に入りの場所に、何時間もただただ、ずっと佇むことも自由にできる。旅で気に入るポイントは人によって異なる。地球の神秘や人との出会いといった”旅の醍醐味”を存分に味わうなら、一人旅をすることをおすすめしたい。
そして、旅の醍醐味にあふれた「感動の海外一人旅」を送るためには「訪れる場所選び」はとにかく重要だ。今回は”とびきりの感動”を味わうことのできる「海外一人旅のおすすめの国」を10つピックアップして紹介する。僕個人の経験から出した旅の難易度を基に、旅行が簡単な国から難しい国まで紹介していく。記事のはじめに紹介する国ほど初心者でも行きやすい国としている。記事後半では「最高の海外一人旅を送る12のコツ」も挙げていく。
今回は文量が多くなってしまったので、目次から気になるところを掻い摘んで読んで欲しい。
海外一人旅のおすすめの国 10選
1. カナダ
- 旅の難易度:★☆☆☆☆
- 治安:★★★★★
- 観光:★★★☆☆
- 食事:★★☆☆☆
- 英語:OK
一人旅でも安心していけて、かつ海外に来た感を感じるならカナダがおすすめだ。カナダな海外旅行の旅先でも定番な場所であり、雄大な自然を有するのと同時に洗練された観光都市を合わせもつ国である。僕自身もカナダに住んでいたことがあり、思い入れの強い国の一つだ。
カナダ観光は大きく分けて西エリアと東エリアに分かれる。西エリアの観光の中心はバンクーバーだ。バンクーバーの街並みは都会的でとにかく美しい。おしゃれなカフェやお店が立ちならび、ショッピングも堪能できる街だ。街中から少し歩けばのどかなスタンレー公園や海があり、都市だけでなく自然も満喫することができる。また、バンクーバーからバンフの街までいけば、雄大なカナディアンロッキーを体一杯で感じることができる。
東エリアの中心地はトロントだ。トロントも洗練された観光都市であり、日本人に人気の観光地である。トロント近郊には有名なナイアガラの滝がある。ナイアガラの滝はカナダとアメリカの国境に位置する滝であり、その迫力は人生で一度は見ておくべきものだ。
また、カナダはオーロラが観れる国として有名だ。カナダ北部にあるイエローナイフに足を運べば、日本では決して見られない美しいオーロラの夜空を見ることができる。カナダ旅行の終着点としてぜひ見ておきたい絶景だ。
カナダの移動といえば、グレイハウンドの高速バスが便利だ。カナダ中を網羅している高速バスであり、価格も安い。僕自身もカナダに住んでいたときは頻繁に使って旅をしていた。チケットはオンラインで事前に予約ができるので、旅行中にチケットが取れるか不安になることもない。
カナダは治安が良く英語も通じ、交通インフラも恵まれているため、海外旅行初心者の女性一人旅にもおすすめの国だ。
2. ニュージーランド
- 旅の難易度:★☆☆☆☆
- 治安:★★★★★
- 観光:★★★★★
- 食事:★★★☆☆
- 英語:OK
個人的に特におすすめしたい国の一つがニュージーランドだ。雄大な自然、おしゃれな街並み、美味しい食事など、観光に必要なあらゆる要素が詰まっている国がニュージーランドだ。豊富な自然遺産を有するニュージーランドは、壮大な山々や、息をのむほど美しい湖を始め、とにかく他では見れない絶景の数々を見ることができる。
ニュージーランドは大きく北島と南島に分かれているが、お勧めは「南島」だ。上述したニュージーランドに存在する大自然の多くは南島に存在するので、ニュージーランドを旅するなら南島へ足を運ぼう。
壮大な大自然の息吹をゆったり感じるのもおすすめだが、ニュージーランドの大地はアクティビティをするのにもおすすめである。トレッキング、カヤック、ラフティング、乗馬など気軽にできるアクティビティはもちろん、バンジージャンプ、スカイダイビングなどの激しめのアクティビティも楽しめる。アクティビティで浮かんでくることのほとんどはできるので、アクティビティが好きな旅人であれば、一人旅でも十二分に満喫することができる。アクティビティをしたあとのニュージーランドの澄んだ空気は最高だ。
また、ニュージーランドは南半球に位置し、日本とは季節が逆である。スキーやスノボーも盛んなので、ウィンタースポーツ好きで夏もスキーやスノボーを楽しみたい人にとって、ニュージーランドのリピート率の高さは目を見張るものがある。
ニュージーランドはカナダと同様治安も良く英語も通じるので、女性の海外一人旅におすすめできる国だ。
3. フィンランド
- 旅の難易度:★★☆☆☆
- 治安:★★★★☆
- 観光:★★★☆☆
- 食事:★★☆☆☆
- 英語:OK
北港はヨーロッパの中でも訪れたい人が多いエリアの一つだ。日本でも人気のある北欧だが、中でもフィンランドは多くの旅人が訪れる場所である。
首都ヘルシンキはコンパクトながらも魅力が詰まっている街だ。穏やかな雰囲気が漂う港町で、過ごしていてとにかく心地が良い。また、フィンランドで最も有名な街はサンタクロース村だろう。どこかでその名前を聞いたことがあるはずだ。街にはたくさんのサンタクロースが存在し、こちらも優しく暖かな雰囲気が漂っている。フィンランドはムーミンでも有名な場所だ。ムーミン村や博物館など、ムーミン好きの人であれば、その世界観に浸り楽しむことができる。
一人旅でゆっくりと、きれいなところを観光したいという人にとって、フィンランドはぴったりな場所だ。
4. バルト三国周遊
- 旅の難易度:★★☆☆☆
- 治安:★★★★☆
- 観光:★★★☆☆
- 食事:★★★★☆
- 英語:OK
エストニア、ラトビア、リトアニアの3カ国をバルト三国と呼ぶが、ここではこの3カ国をひとつとして紹介したい。
バルト三国は旅人の間では注目を集めている東欧の国だ。バルト三国はどの国も小国なので、一週間程度の期間があれば三国すべて周遊が可能である。国境の移動はバスで行ける。バルト三国の国はどの街も可愛い街並みが広がっている。まるで物語に出てくるかのような世界観が広がっているので、ただ散歩しているだけでも楽しい。
英語が通じ、食事も美味しく、治安も良い。 加えて交通や通信インフラもしっかり整っているので、女子の一人旅でもおすすめの旅先だ。ちなみに、前述したフィンランドも近いので、バルト三国+フィンランドという組み合わせも多いのアリである。エストニアのタリンからフィンランドのヘルシンキまでは高速船を使えば1時間半でいける。
5. アイスランド
- 旅の難易度:★★★☆☆
- 治安:★★★★★
- 観光:★★★★★
- 食事:★★☆☆☆
- 英語:OK
「アイスランドに行くと世界観が変わる」。世界中を探しても、これだけ美しい自然と感動が待っている場所はそう見つからない。それほどまでに、アイスランドには手付かずの美しい大自然がそのまま残っている。
アイスランドは北ヨーロッパの大西洋上にある国だ。北海道より少し大きい国土には約33万人の人々が住んでいる。この国の魅力はなんといっても大自然だ。氷河や溶岩の大地など、他の地域では見られない景色がとにかく広がっている。個人的なおすすめは滝だ。アイスランドには数多くの滝があり、そのどれもが美しく絵になる。アイスランドという地名の通り、この国には多くの雪や氷河が存在している。その雪や氷河が雪解け水となり、毎年新しい滝が生まれるだ。アイスランドは雪や氷河だけでなく、燃えたぎる火山や、夜空を美しく彩るオーロラなど、地球の神秘を感じるあらゆる要素が詰まっている。
コストや移動時間の読みやすさを考えると、アイスランド内の移動はバスが便利だ。ただ、内陸部の移動に使う場合、天候などの状況によって左右されることもしばしばなので、余裕を持ったスケジュールでいくと良い。長距離移動であれば飛行機も活用しよう。
6. ラオス
- 旅の難易度:★★★☆☆
- 治安:★★★★☆
- 観光:★☆☆☆☆
- 食事:★★☆☆☆
- 英語:観光地のみOK
「のんびり観光がしたい」という願望があるなら、ラオスは良い選択肢だ。ラオスの街や人はとにかく穏やかだ。国全体にゆったりとした時間が流れていて、せわしなく過ぎていく日本時間をリセットしにいくのにベストである。
「あれもこれも行きたいしやりたい!」という観光派であれば、ラオスは良い選択肢ではない。観光名所も多くないので、とにかくゆっくりしたい海外一人旅の目的地としておすすめしたい。
7. スリランカ
- 旅の難易度:★★★☆☆
- 治安:★★☆☆☆
- 観光:★★★★☆
- 食事:★★☆☆☆
- 英語:OK
インド洋の真珠と呼ばれるスリランカは、現在日本でも観光者が急増している国だ。北海道ほどの国土の中に世界遺産を8つ有するスリランカは、見どころが凝縮された観光地である。シギリヤロックは天空の城ラピュタを彷彿される神秘的存在感であり、初めて目の当たりにしたときは鳥肌が立ったのを覚えている。古都キャンディはヨーロッパ風の建築と仏教文化が混在し、ここにしかない独特な雰囲気を醸し出している。
スリランカには魅力ある世界遺産の他にも「アーユルヴェーダ」や「セイロンティ」など、女子受けする文化も多くある。それらの文化も魅力となり、女子旅の旅行先として人気が出ているのも特徴である。
そして何より、スリランカの人はとても親日だ。 僕が訪れたときも、道で迷っていたら純粋な親切心で道を教えてくれ、駅のホームで電車を待っているときは気軽に話しかけてきてくれた。スリランカの人々はそんな国民性を持っている。関わる人全てがそうだったので、国のキャラクターなのだろう。国としてはインドと近く、インド人のような国民性をイメージするかもしれないが、スリランカ人は仏教徒であり、ヒンドゥー教がメインのインド人とは根本的な考え方や思考も異なるのだ。
スリランカ内の移動は電車を活用するとローカル感を存分に味わうことができる。Rajadhani Expressは事前にネットを使い、現地の電車の予約ができて便利だ。ただ英語画面しかないので、日本語で予約したい人はヤートラ・トラベルズのチケット予約サービスを利用すると良い。
8. チリ
- 旅の難易度:★★★★☆
- 治安:★★☆☆☆
- 観光:★★★★★
- 食事:★★★☆☆
- 英語:ほぼNG
チリの特徴は何と言ってもその地形が生み出す国土の多様性だろう。北は赤道、南はアンデス山脈にはさまれた細長い地形を持つため、国土の中で全く違った側面を見ることができる。
北部には「最も乾燥した砂漠」と呼ばれるアタカマ砂漠があり、中部には首都サンディエゴを中心とした美しい田園地帯、南に行けば森や湖の湖沼地帯がある。トレッキングで有名なパタゴニアやモアイで有名なイースター島といった観光名所もある。加えてチリはワインの名産地なので、美味しいワインを求めてワイナリー巡りなんかも良い。魚介もしっかり取れるので、食事も美味しいのが特徴だ。
一方で、チリは南米の中では治安が良い方ではあるが、それでも日本人を狙った窃盗などは起こりやすい。英語も通じないケースが多いので、海外初心者の状態ではなく、ある程度旅慣れてから行くと良い。
9. ナミビア
- 旅の難易度:★★★★☆
- 治安:★★★☆☆
- 観光:★★★★★
- 食事:★★☆☆☆
- 英語:OK
一人旅上級者にはアフリカのナミビアがおすすめだ。アフリカというと治安を心配する方も多いと思うが、南部アフリカはその他のアフリカに比べて治安が良いのが特徴だ。中でもナミビアはとても治安の良い場所であり人々も優しい。アフリカの旅先として行きやすい国だ。
ナミビアのハイライトは何と言っても「ナミブ砂漠」だ。ナミビア国内の西側に広がる広大な砂漠であり、約8,000万年前にできた「世界で最も古い砂漠」と言われている。生命が生息することを許さない「無の大地」がそこには広がっている。特に美しいのが夕焼けの時間だ。夕焼けの光が赤土を照らし、真っ赤に染まりゆく大地が眼前に広がると「地球の果てまで来たんだな・・」と心の底から湧いてくる感動を感じずにはいられない。秘境好きなら一生に一度は絶対に訪れるべき場所だ。
またナミビアは、実は欧米人の中ではリゾート地としても人気がある。ナミビア西部にあるスワコップムントは美しいビーチを持つ街であり、ゆったりとした時間と温厚な雰囲気が漂う場所だ。
ナミビア国内の移動は現地ツアーを使用すると良い。広大な無の大地が広がるナミビアでレンタカーをした場合、万が一車に異常が出た場合、周囲には助けをしてくれる人は一切いない。現地ツアーは非常事態用に車二台で並走していくのが一般的であり、安全面を考慮するとツアーでいくのが無難だ。Wild Dog Safarisは日帰りツアー、泊まりのツアーなど各種プランを備えているツアー会社だ。日本語は通じないが、良いプランがたくさんあるので頑張って使ってみると良い。
秘境ありリゾートあり、次の旅ではアフリカのナミビアを訪れてみてはいかがだろうか?
10. マダガスカル
Baobabs au Soleil couchant, Madagascar | stephane_p | Flickr
- 旅の難易度:★★★★★
- 治安:★★★☆☆
- 観光:★★★★★
- 食事:★★☆☆☆
- 英語:ほぼNG
旅の上級者になってくると、とにかく人が訪れない場所に行きたくなるものだ。そんな人にはアフリカのマダガスカルをおすすめする。マダガスカルという名は、映画「マダガスカル」をみて知っている人が多いだろうが、アフリカに実際に存在する国である。
アフリカ東部の海上に浮かぶ島には、手付かずの大自然が未だ存在している真の秘境だ。特に有名なのは「バオバブの木」だ。星の王子様にも登場したことで有名なバオバブの木は、神秘的な形状を有し、圧倒的な存在感を放っている。
バオバブの木を代表として、マダガスカルでは他ではみられない「地球の神秘」をたくさん目の当たりにすることができる。手付かずの大自然が残る地に足を運び、地球の神秘を感じる旅をしよう。
海外一人旅を存分に楽しむ12のコツ
1. 現地の家に泊まってみよう
旅をするときは現地の家に泊まってみよう。バカンスでなく海外の文化や遺産を巡る旅であれば、ホテルではなく現地の家に泊まることを僕はおすすめする。ホテルに泊まる場合はどこの国へ行っても大抵スタイルは変わらない。部屋が用意されていて、シャワーがついていて、寝るところがあり、基本的にホテルスタッフは接客をしてくれる。ホテルの施設やサービスは大きな視点で見ればどの国も同じなのだ。
一方で現地の家に泊まる場合、そのスタイルは各家ごとに全て違う。子供がいるアウトドア好きなご家族の家庭、旅行好きなご夫婦の家、音楽好きな単身の人の家、そこには数え切れない組み合わせが存在し、それらすべては異なるもの。
現地の家に泊まった方が、通常の旅ではできない貴重な経験に巡り会いやすい。旅に行くなら現地に家に泊まってみよう。カウチサーフィンやAirbnbなど、現地の家に泊まるサービスを提供しているプラットフォームも近年は充実している。カウチサーフィンは宿泊先を探している旅行者と、無料で宿泊場所を提供しても良い現地人をマッチングするサービスだ。カウチサーフィンの方がホストとの関わりがあり、Airbnbの方が関わりが少ない。
2. ドミトリールームで外国人と交流しよう
海外一人旅の宿泊でもう一つおすすめは、ドミトリールームを使用する方法だ。ドミトリールーム(ゲストハウスやユースホステル)は相部屋なので、コミュニケーションの機会を作ることが苦手な人であっても自然と外国人と交流を持つことができる。
ドミトリールームには男女共用部屋、女性用の部屋など、旅人の属性に応じて部屋のタイプが分かれている。女性の一人旅で男性と同じ部屋になるのが心配な人は、女性向け部屋を選べば安心だ。(旅人の女性友達曰く、女性向けで予約していたにもかかわらず、共用部屋になるドミトリーも時々あるらしいので、ドミトリーの評判は事前にチェックしておこう)
日本人向けのドミトリーもあるが、せっかく海外へ一人旅するなら、日本人がいないドミトリーを利用するようにしよう。
3. 敢えて遠回りをしてみよう
Bicycle | Bicycle in Ireland | Conal Gallagher | Flickr
旅をするときは敢えて遠回りをしてみよう。例えば、ある目的地へ向かうときの選択肢が「タクシー」「バス」「自転車」があるとすれば、自転車を選んでみよう。普通であればタクシーかバスを選ぶものだが、敢えて遠周りをしてみよう。
敢えて遠回りをするメリットは、知らない出会いや感動に遭遇する可能性があるからだ。例えば僕はスリランカへ行ったとき、普通であれば観光バスで行く場所に、敢えてトゥクトゥクで何時間もかけて向かったことがある。普通はそんな方法を選ばないが、小回りの効くトゥクトゥクだからこそ行ける秘境や町と出会い、その道中の出来事は旅の一番のハイライトになった。敢えて遠回りをすると、自分では思ってもいなかった発見に出会えることはよくあること。時間が許すのであれば、旅をするときは少し遠回りをしてみよう。そこには予想すらしていなかった感動や出会いが待っているのだ。
4. 現地語を使ってみよう
Conversation | Wood merchants have a conversation | Rohit Rath | Flickr
旅をするときは現地語を使ってみよう。なぜか?それは逆の立場で考えてみるとわかりやすい。日本にいて、外国人が英語を使って話かけてくるのと、日本語を使って話かけてくるの、どちらが嬉しいか。僕であれば、後者の方が嬉しい。親しみを感じる。それと同じことだ。現地に行ったら、現地の言葉を使ってみよう。簡単な挨拶程度でもいい。それが、自分と相手の間にある見えない壁をスッと取り除く手段なのだ。壁を取り除くことができれば、そこからは旅の真の醍醐味が待っている。
現地語がわからない人は、旅の指さし会話帳をKindle版で買っておくと良い。旅の指さし会話帳は国ごとに使う言葉がまとめられている。英語圏はもちろん、スペイン語圏やポルトガル語圏、フランス語圏など、数多くの国用に用意されている。僕もスペインを旅したときは、スペイン用の指さし会話帳をフル活用して現地の人とコミュニケーションをとっていた。
☆旅は英語が話せるようになるともっと楽しい。でも勉強する時間がない・・。そんなあなたに、「3ヶ月で英語を話せるようになるための勉強法」を教える。その方法をまとめた記事を、今すぐ無料で覗いてみる>>>
5. 計画しすぎないようにしよう
Travel | Main view of Rose desert in Cappadocia, area of Gor… | Flickr
旅をするときのスタイルは人それぞれ。分単位で予定を詰め込む計画派もいれば、予定は着いてから考える自由派もいる。僕のおすすめは後者で「できるだけ計画しすぎないこと」を特に海外一人旅ではおすすめする。
旅に出会いはつきものだ。その出会いとは景色であったり、街であったり、人なのだ。予定を詰め込みすぎてしまうと、いくら素晴らしい出会いがあってそこに長くいたいと願っても、それはできない。僕もかつてイタリアを旅したときに、ふと寄り道した田舎町が凄く気に入ったことがあった。ただ次の予定が差し迫っていたので、すぐにその町を離れなくてはいけなかった。その当時は予定を詰め過ぎていた自分を恨んだものだ。
「旅をするときは計画しすぎない」これが海外一人旅を楽しむ一つのコツだ。
6. 現地の子供達と遊んでみよう
Playing in Venice | To see more photos please visit: thelife… | Stefano Montagner | Flickr
旅をするときは現地の子供達と遊んでみよう。子供の無邪気さは世界共通。もちろん子供の親の様子を伺う必要はあるが、笑顔で一緒にボールを追いかければすぐに仲良くなれる。もしダンスが得意な人であれば、ダンスを教えるのも良い。何か子供達が興味を持ちそうなことをやって見せて、それを教えてあげる。そうすると子供達もあなたもHappyになる。現地の子供と遊んだ記憶は、一生消えることはない大切な思い出だ。
僕自身もスペインやアフリカに行ったとき、現地のこども達とサッカーをしたことがある。無邪気なこどもたちの笑顔に癒されたことを、今も昨日のことのように思い出すのだ。
7. 祭りに参加してみよう
Jardin Flambeau – Brighton Festival 2011 | Extremely popular… | Flickr
タイミングが合えば、旅をするときは祭りに参加してみよう。世界にはその土地独自の祭りが数え切れないほど存在する。”世界の果てまでイッテQ”で宮川大輔が世界中の祭りに参加する人気企画があるが、やることはそれと同じこと。
現地の祭りは、その土地の文化をそのまま反映しているもの。参加すれば現地の人と一体感が生まれるので、祭りが開かれているタイミングで現地入りすることができれば、普通の旅の何倍も貴重な体験をすることが可能だ。
Expediaは世界の祭り情報をまとめている。旅にいく前にチェックしておくことで、より充実した旅ができるはずだ。
8. モバイルはOFFにしよう
Travel | Me and my girlfriend during our last Iceland travel… | Flickr
旅をするときは、極力携帯やパソコンなどのモバイルを使うのをやめよう。モバイルの画面を注視していたら、たとえ東京の渋谷にいても、頭上にオーロラが広がる大自然にいても、見える景色は全く変わらない。いま自分がいる世界を楽しむためにも、旅をしている間はモバイルはOFFにしよう。
9. 現地の歴史や文化を学んでみよう
旅をするときは現地の歴史や文化を学んでみよう。知的好奇心を持って歴史や文化を学ぶことにより、旅は深いものになる。ただ楽しいだけの旅であれば、記憶は薄れていくもの。知的好奇心を持って物事に関心を持つことができれば、旅は10倍も100倍も実りあるものに変わる。
特にイタリアなどの世界遺産が多くある国を訪れる場合は、背景知識があるかないかで「旅の濃密さ」が変わってくる。ただ目の前の遺産を眺めるのと、目の前の遺産が誕生した背景や歴史、当時の人々の生活に思いを馳せながら眺めるのでは、感動が180度異なる。身体いっぱい、心いっぱいで感動を味わうなら、その国や遺産の歴史を学んでから旅をしよう。
10. 感動や感じたことをメモしよう
僕がいつも旅をしてやっていること、それは「旅の感動や感じたことをメモすること」だ。旅をすると、多くの場合は「楽しかった」や「素敵だったね」で終わってしまう。人間の記憶とは儚いものであり、1年後に旅の記憶を思い返しても、当時何を見て、何を感じ、どのような感動を覚えたかは忘れてしまっているものだ。そんなの寂しすぎるじゃないか。
旅を自分の糧とするためにも、大切な思い出とするためにも、旅で感じたこと、得た気付き、学んだこと、感動したことはメモしよう。普通のメモでも良いが、日記形式で書いておくと、後から振り返ったときに当時の記憶が蘇りやすいのでおすすめだ。できれば旅の途中に撮った写真も一緒に添えておくと、より当時の感情を思い出しやすくなる。
11. 安全には気をつけよう
海外は日本とは異なる。どんなに安全そうに見えても、盗難や窃盗などの犯罪のリスクは存在するのだ。
- 安易に持ち物やカバンを置きっぱなしにしないこと
- お金や高価なものを見えるところで出さないこと
- 見知らぬ人についていかないこと
- 夜に出歩かないこと
- 一通りの少ない路地裏にはいかないこと
海外で自分の身を守るためには、最低限これらのことは守るようにしよう。安全に十分な注意を払った上で楽しむ旅は、自由で楽しいものとなる。
パスポートコピーと現地の日本大使館の連絡先も必ず控えておこう。パスポートをなくしたときやトラブルにあったときに、パスポートコピーや大使館のサポートは必須だからだ。
12. 最後に、五感をフルに使って感じよう
最後に、旅をするときは五感をフルに使って感じよう。あなたの持てる全ての五感をフルに使い、見て、聞いて、触れて、吸い込んで、味わおう。そして、それができるのが「海外一人旅」の醍醐味なのだ。
- 最後に、タウンライフ旅さがしは海外旅行の見積もりやプランをWeb上で一括問い合わせできる便利なサイトだ。条件を入力すれば、完全無料で複数の旅行会社の見積もりとプランを一度に取得できる。手間なく複数の旅行プランを一度に取り寄せて比較できるので、一番安いプランや面白そうなプランなどが一目でわかるようになっている。旅行プランを比較してみたいなら一度使ってみると良い。内容をもとに個人旅行を立てるのも面白い。
>>タウンライフ旅さがしで複数プランを一括問い合わせしてみる
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