
- フリーターの生活を続けてきたけど、将来のことを考えると手に職を身につけて安定した仕事に就きたいなぁ。でも持っている資格といっても運転免許くらいしかないし、仕事もバイトしかやったことがない。こんな自分でも、プログラミングを学べば就職できるのかな?
今回はこういった悩みに答えていきます。
結論としては、フリーターでもプログラミングを学べば、プログラマーやエンジニアとして今なら就職可能です。ただし、タイミングや年齢によってもハードルは変わってきますので、今回の記事を読んで理解を深めていただけると良いかと思います。
簡単に僕のことをご紹介すると、もともとプログラミング未経験でしたが、プログラミングスクールを使ってスキルを習得。現在は求職者の就職・転職・キャリア支援をしながら、当時身につけたプログラミングスキルを使って個人でも稼いでいます。
さて、僕は就職支援をしているので、日々エンジニアやプログラマーを採用する企業と関わりが深いです。そのため、フリーターの就職事情を始め、エンジニアやプログラマーの就職事情についてもネットでは出てこない生の声まで知り尽くしています。ですから、今回の記事は他のネット記事と比較しても信頼性が高いと思っています。
今回の記事を通じて、
- フリーターでもプログラミングを学べばプログラマー就職できる理由
- フリーター就職の難易度
- フリーターから目指せる職種とプログラマーの待遇比較
- フリーターから最短でプログラマーを目指す現実的な方法
これらのことがわかります。5分ほどで読めますので続きをどうぞ。
目次
フリーターでもプログラミングを学べば就職できる理由

冒頭でも結論を言いましたが、フリーターでもプログラミングを学べば、今ならプログラマーやエンジニアとして就職ができます。理由はシンプルでして、
- エンジニアやプログラマーの数が不足しているから
- 一方、エンジニアやプログラマーを必要としている企業の数は増えているから
この2つが理由です。つまり、プログラマーが不足しているにも関わらず、企業はプログラマーを必要としているので、フリーターの人でもプログラマーになるチャンスがあるということですね。
僕のように企業の採用支援をしていると、プログラマー不足は企業の生の声からリアルにわかるものですが、一般の人がプログラマー不足の事実を客観的に知るには、求人倍率のデータをみるとわかるようになっています。
以下は、日本にある各職種ごとの求人倍率のデータです。このデータを見ると、プログラマー含むエンジニアの求人倍率は、あらゆる職種の中でも一番高い結果となっています。

引用:【転職求人倍率】2018年3月は2.49倍。年度末の3月、大都市圏だけでなく全国各地で転職希望者が増加 |転職ならDODA(デューダ)
求人倍率とは、一人当たりに用意されている求人数のことでして、数値が高いほどたくさんの求人があるということです。つまり、フリーターなどの仕事を探す側の人にとっては、倍率が高いほどたくさんの選択肢があるということですね。
さてこの内、技術系(IT・通信)がプログラマー含むITエンジニアに当たります。倍率をみると、ITエンジニアの求人倍率は8.02倍となっています。一方、全体の平均が2.49倍です。ですから、いかにエンジニアやプログラマーといった技術者がしているかが、数字から事実としておわかりいただけると思います。
こんな状況ですから、企業側はプログラマーの確保が追いついていません。例えば僕のお客さんには100名を超える規模の企業がありますが、その会社は昨年1年間採用をやってきて、結果経験者プログラマーが一人も取れなかったです。
このような企業は今すごく増えています。経験者があまりに取れないご時世なので、「経験者が取れないなら育てるしかないよね」ということで、プログラミング未経験の初心者を採用し、自社で教育する企業も増えています。
こういった採用に苦しんでいる企業がある今だからこそ、フリーターが就職するチャンスがあります。
フリーターでも年齢によって就職の難易度は変わる

一点注意したいことは、フリーターでも年齢によって就職の難易度は変わるということです。当たり前のことですが、難易度は以下のようになっています。
- 10代、20代前半:難易度低
- 20代後半:難易度中
- 30代以降:難易度高
ざっくりとこんなイメージですね。年齢を重ねれば重ねるほど、就職は不利になっていくと思っておきましょう。
前述した通り、現在はエンジニア不足ということも味方しています。年齢を重ねる、時間を重ねるごとに、IT技術職を目指すハードルは上がります。ですから、行動を起こすなら早ければ早いほど良く、逆に遅くすればするほど苦しくなるので、将来の自分のためには早く行動することが吉です。
なお、現在は売り手市場ですから、以前と比較すると就職・転職限界年齢も上がってきています。昔は30歳すぎると転職できないなんて状態でしたが、今は30歳を過ぎても転職している人はたくさんいます。ですから、そういった意味で、いまはフリーターの人も就職するチャンスです。
フリーターから目指せる職種とプログラマーの比較

フリーターから就職を考えたときに、第一候補としてプログラマーを選んでこの記事にたどり着いたかと思いますが、プログラマーになる決意を固めるためにも、一旦他の職種とプログラマーの比較をしてみましょう。
フリーターから現実的に目指しやすい職種は、僕が実際に見てきた例ですと、以下のような職種です。
- 飲食店スタッフ(ラーメン屋、ファーストフード店スタッフなど)
- 販売スタッフ(コンビニ店員、携帯ショップなど)
- 運送ドライバー
- タクシードライバー
- 工場の作業員
- ビルや工場の警備員
基本的にはサービス系や現場系の仕事ですね。いわゆる労働集約型の仕事です。これらの仕事に共通することは、
- 収入が低い
- 安定していない
- 残業が多い
- スキルが身につかない
こういったところです。収入面でいうと、上記の中ではドライバーはそこそこ稼げますが、他の仕事は一律低めです。飲食店などのサービス業は、都内飲食店に外国人スタッフが溢れていることを見ても、仕事の安定性は皆無です。いつ仕事が奪われてもおかしくありません。また、ドライバーや工場作業は残業が慢性化している会社も多いですし、上記で挙げた職種はどれも専門スキルが身につきません。
このように、一般的な転職サイトを通じてフリーターからなれる職種というのは、メリットよりデメリットの方が多いのが実情です。「そんなの嫌だ。条件の良い仕事に就きたいんだ」と思うかもしれませんが、でもそれは仕方ないことです。なぜならちゃんと就職した人は、これまで組織の中で頑張ってきているんですから。
そういった方と優劣がついてしまうことは、いまの日本社会であれば当然のことです。ですからその事実を受け入れた上で、良い就職先を探すことに力を注ぐべきです。
一方のプログラマーですが、
- スキルを身につければ収入は高い(フリーランスエンジニアなら年収1,000万円目指せる)
- 安定している(上述通り、プログラマー需要が高いから)
- 残業はほどほど(スキルを磨けば週3勤務やリモートワークといった働き方も可能)
- スキルが身につく
こんな感じです。どう考えても、先ほど挙げた職種よりも条件は良いです。
プログラマーで一番良いと僕が思うところは、スキルさえ身につければ、どこにでも行けることですね。万が一、最初の就職先があまり良くなかったとしても、その企業を利用してスキルさえ習得してしまえば、その先は転職しても良いですし、独立してフリーランスになることも選べます。スキルがものを言う世界ですから、自分の頑張り次第で、今までの遅れを取り戻ることも可能です。これは、他の職種の飲食店スタッフやドライバーだと難しいです。
結論:フリーターから就職するならプログラマーやエンジニアがベストです

これらの理由からも、スキルなしフリーターからどれか一つに就職をするなら、僕はプログラマーやエンジニアといったIT技術職がベストだと思っています。
ITスキルは時代の流れにもあっていますし、これからも必要とされるスキルです。フリーターから手に職というと、電気工事士など現場系のスキルに一般的には行きがちですが、せっかくゼロから学ぶなら、やっぱり将来有望なことを学んだ方が報われますよ。ドライバーになっても、自動運転が普及したら終わりですよ。飲食店も、安い賃金の外国人労働者が今まで以上に入ってきたら終わりです。
ですから、フリーターであればプログラミングを学んでプログラマーになることがベストかなと。プログラミングができる人材が少なく、かつ需要が伸びている分野ですから、間違いない選択です。ちなみにFacebookの元役員は、
プログラミングを学ぶなら、生涯仕事に困らないことを約束しよう
とまで言っています。世界的に見ても、プログラミングスキルはそれほど重宝されるスキルということです。
フリーターがプログラミングを学んで最短でプログラマー就職する方法

じゃあフリーターが最短でプログラミングを学び、就職するためにはどうすればいいでしょうか?結論としては、フリーター就職に強いプログラミングスクールを使うことです。
フリーターが絶対にやってはいけない選択は、独学でプログラミングを学び、自分で転職サイトに登録してプログラマー求人に応募することです。この方法だと、プログラマー就職できる確率はかなり少ないのでやめておきましょう。
フリーターの場合、自分でプログラマー求人の応募しても書類で落とされる率が高いです。僕は企業の就職・転職支援をやっていますが、プログラマー求人に一般応募をしてくるフリーターの人で、書類選考に通っている人は正直少ないかなと。
ですから、フリーターがプログラマーを目指すなら、プログラミング学習+就職支援がセットになっているスクールを選ぶことです。
さらにいえば、フリーターの就職実績に長けているところが確実です。
こういったスクールを使えば、過去の就職実績もありますから、企業からも信頼を勝ち取りやすいです。ここはスクールの実績をうまく利用してやりましょう。
フリーターの人におすすめの就職支援付きプログラミングスクール
- テックキャンプ
:就職実績が最も多い大手プログラミングスクールです
- DMM WEBCAMP エンジニア転職
:同じく就職実績が多いスクールです。希望通りの転職が叶いやすい優良スクール
- TechAcademy [テックアカデミー]
:初心者向けの定番スクール。就職を考えておらず、まずはオンラインで安く学びたいならココ
フリーターからプログラミングを学んで就職するなら、この3つが間違いないです。
中でもテックキャンプ とDMM WEBCAMP エンジニア転職
は、どちらもフリーター就職に強いです。
費用こそ高めの設定ですが、他スクールよりも高確率で良いエンジニア就職が目指せます。
この2社なら、フリーターからでも3ヶ月後にエンジニア就職が目指せます。そこで実務経験を1〜2年程度積めば、フリーランスとして月収50万円以上を稼ぐことも十分可能です。
どちらも無料でキャリア相談をやっているので、まずは相談してみると、フリーターの就職実績についても教えてくれますよ。自分自身と似た境遇の方の事例を知ることで、今後のキャリアの道筋もはっきりと見えてくると思いますよ。
まとめ

述べてきた通り、フリーターでもプログラミングを学べば、プログラマーやエンジニアになることができます。
ただこれも述べてきた通り、年齢や住まいによっては選択肢は狭まります。それでも今日ご紹介した通り、それぞれの状況に合わせて就職までサポートしてくれるスクールがありますので、こういったスクールを活用することがプログラマーを目指す道です。
最後になりますが、プログラマーやエンジニアは、今は本当に人手不足です。僕は日々企業と折衝しているので肌でその深刻さを感じていますが、人が足りていないからこそ、フリーターの人までチャンスが広がっています。
プログラミングを学んでスキルを身につけて就職し、実務経験を数年積めば、独立してフリーランスになることも現実的です。フリーランスになれば年収1,000万円を実現している人も多くいますから、少なくとも日本の平均年収くらいは現実的に実現できると思います。
ITの仕事は働き方も多様化していて、週3勤務や、家で仕事ができる在宅勤務など、家族との時間やプライベートを充実させる生き方も選べます。こういった待遇や働き方は、今日述べた飲食店などでは実現することは難しいです。
ですから、このチャンスは絶対に逃さないで欲しいなと。そう思います。フリーターの方にまでこんなチャンスが広がることはなかなかないですから。掴み取って欲しいなと思います。
とはいえ、ここまで話しても恐らく90%近くの人は行動を起こしません。でもこれは裏を返せば、行動さえ起こせば、上位10%には入れるということです。
だからこそ、行動を起こしましょう。スキルも学歴もないなら、勝てるところは「行動力」です。もしいまの現状に不満があり、プログラミングを学ぶことで解決できるなら、まずは第一歩を踏み出しましょう。踏み出すべき第一歩は、本日ご紹介した通りです。
- テックキャンプ
:就職実績が最も多い大手プログラミングスクールです
- DMM WEBCAMP エンジニア転職
:同じく就職実績が多いスクールです。希望通りの転職が叶いやすい優良スクール
- TechAcademy [テックアカデミー]
:初心者向けの定番スクール。就職を考えておらず、まずはオンラインで安く学びたいならココ