会計士・公認会計士で海外駐在・海外勤務は狭き門?元海外赴任者が解説

会計士・公認会計士で海外駐在・海外勤務は狭き門?元海外赴任者が解説

 

会計士・公認会計士という仕事は、日本国内だけでなく、海外赴任や海外勤務でグローバルに働く機会が多い仕事です。

 

とはいえ、会計士が海外駐在・海外勤務するためには、具体的にどのようなパターンがあるのか、どうやってそのルートを目指せばいいのか、わからないこともとても多いはず。

 

そこでこの記事では、元海外赴任者であり、転職支援の仕事を長年してきた筆者の経験から、会計士・公認会計士の海外赴任・海外勤務のリアルを解説します。

 

この記事を読めば、会計士・公認会計士の海外赴任・海外勤務事情がわかるだけでなく、海外で働くが一気に現実的になるでしょう。私が現地で見てきた会計士の海外赴任のリアルも交えながら解説するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

 

関連:海外駐在員になるには?海外赴任したい方向けに元駐在員の僕が解説【海外駐在・海外勤務できる仕事や企業も紹介】

 

会計士・公認会計士が海外赴任・海外勤務する4つのパターン

会計士・公認会計士が海外赴任・海外勤務する4つのパターン

 

私自身、海外赴任中に会計士・公認会計士の海外赴任者ともたくさんお会いしてきました。

 

そこでわかった、会計士・公認会計士が海外赴任・海外勤務できるパターンは大きく4つあります。

 

会計士・公認会計士が海外赴任・海外勤務できるパターン
  1. 国内の監査法人から出向・駐在する
  2. 国内の一般企業から出向・駐在する
  3. 現地の監査法人へ就職する
  4. 現地の一般企業へ就職する

 

それぞれ解説します。

 

1. 国内の監査法人から出向・駐在する

日本国内の監査法人から海外出向・海外駐在して働くパターンは、海外赴任・海外勤務で特に多いです。

 

Big4と言われる4大監査法人である、

  1. あずさ監査法人(KPMG)
  2. EY新日本
  3. トーマツ
  4. PwCあらた

では、海外で活躍できるグローバルな会計士の育成のために、海外赴任・海外勤務・海外研修などのプログラムが用意されています。

 

私が海外に赴任していたときに仲良くしていた方は、Big4の監査法人から海外駐在をされていました。

 

駐在先も米州・ヨーロッパ・アジア・アフリカなどたくさんあるため、グローバルに自身の専門性やキャリアを高めることが期待できます。

 

2. 国内の一般企業から出向・駐在する

監査法人だけでなく、日本国内の一般企業から海外法人へ出向・海外駐在する会計士も存在します。

 

例えば、一般企業の海外現地法人における、経理・会計・財務系の責任者として赴任するケースがあります。

 

経理・財務・会計全般の責任者としての仕事だけでなく、現地スタッフのマネジメント業務など、キャリア形成でとても貴重な経験を積める点も、一般企業からの出向・駐在の魅力です。

 

3. 現地の監査法人へ就職する

海外赴任・海外駐在だけでなく、直接現地の海外法人へ就職する「現地採用」の方法もあります。

 

海外駐在は期間が数年間などのケースが多いですが、現地法人での現地採用の場合、期間は決まっておりません。働きたい国や企業も選んで応募できるため、働く環境をご自身で選びやすい点が、海外駐在との大きな違いです。

 

4. 現地の一般企業へ就職する

海外の一般企業へ就職し、働く方法もあります。ただ海外駐在と比べてしまうと給料・年収水準がどうしても低くなってしまいます。

 

就職する国の物価水準や給料水準によっては、生活が苦しくなる可能性もあります。できれば日本国内の日系企業から海外赴任・海外駐在で赴任できると、お金の面では不安が小さくなりますね。

 

なお、海外駐在・海外勤務を目指す方法は「海外駐在員になるには?海外赴任したい方向けに元駐在員の僕が解説【海外勤務できる企業も紹介】」でも詳しくまとめているので、こちらもぜひチェックしてみてください。

 

狭き門?会計士・公認会計士が海外赴任できるのは何年目から?

狭き門?会計士・公認会計士が海外赴任できるのは何年目から?

 

「会計士・公認会計士の海外赴任は狭き門なんじゃないか?」と不安に感じる方も多いはず。

 

結論、会計士・公認会計士の海外赴任は、選ぶ監査法人や企業を間違えなければ、意外と海外赴任は実現可能です。特に押さえておくべきポイントは次の2つです。

 

会計士・公認会計士が海外赴任・海外勤務できるパターン
  1. 監査法人や企業によっては、早くて入社2年目〜3年目から海外赴任のチャンスはある
  2. 会計士・公認会計士はリーダー・マネジメント層だと海外赴任しやすい

 

1. 監査法人や企業によっては早くて入社2年目〜3年目から海外赴任のチャンスはある

監査法人や企業によっては、早いと入社2年目〜3年目あたりから、海外赴任・海外勤務のチャンスがあります。

 

監査法人によっては海外赴任・海外研修プログラムがあるところもあります。海外勤務のチャンスが多い監査法人や企業ほど、若いうちから海外で働くチャンスを掴める可能性があります。

 

2. 会計士・公認会計士はリーダー・マネジメント層だと海外赴任しやすい

会計士・公認会計士は、リーダーやマネジメント層としてマネジメント業務を経験していると、海外で働くチャンスが多くなります。

 

これは監査法人でもそうですし、一般企業でも同じです。例えば一般企業では、海外進出に伴い、現地の財務責任者を採用するケースがあります。このようなポジションはマネジメント経験が必須のため、スタッフ層だと難しいです。

 

このように、会計士・公認会計士で海外赴任のチャンスは若くからあります。まずは仕事で実績を残し、いち早くマネジメント層まで登ることが、海外赴任のチャンスをたくさん掴むためには重要なポイントです。

 

関連:海外駐在員になるには?海外赴任したい方向けに元駐在員の僕が解説【海外勤務できる企業も紹介】

 

会計士・公認会計士が海外赴任・海外勤務を目指すおすすめのステップ

会計士・公認会計士が海外赴任・海外勤務を目指すおすすめのステップ

 

会計士・公認会計士が海外赴任・海外勤務するためには、次のようなステップがおすすめです。

 

会計士・公認会計士が海外赴任・海外勤務できるパターン
  1. 海外赴任・海外勤務のある国内の監査法人or一般企業へ就職・転職する
  2. 実務経験を積み、海外赴任・海外出向を目指す

 

1. 海外赴任・海外勤務のある国内の監査法人or一般企業へ就職・転職する

あなたが会計士・公認会計士として海外赴任・海外勤務を目指すなら、一番実現しやすいのは海外赴任のある日本国内の監査法人・一般企業へ就職・転職することです。

 

監査法人であれば、前述したBig4であるあずさ監査法人(KPMG)、EY新日本、トーマツ、PwCあらたは、海外赴任や海外研修プログラムがあります。世界中で海外勤務できるチャンスがあるため、まずはこれらの会社へ就職・転職を目指すことをおすすめします。

 

一般企業は本当にたくさんの選択肢があります。例えば海外へ進出を考えている大手企業の中には、現地法人の財務責任者を新規採用したいケースが多くあります。そのような求人にピンポイントで応募すれば、これまでの会計士・公認会計士の経験を活かし、海外赴任を実現できる可能性が高まります。

 

会計士・公認会計士で海外赴任が可能な監査法人・企業を効率的に見つける方法

会計士で海外赴任ができる監査法人や一般企業を幅広く知るためには「会計士×グローバルに強い転職エージェント」などのサービスを利用することです。

 

転職エージェントには、世の中にはある会計士・公認会計士の求人がたくさん集まっています。そういった転職エージェントに登録すると、あなたの希望にあった会計士のグローバル求人を教えてもらえます。

 

一度の相談でまとめてあなたの選択肢を知れるため、まずは会計士×グローバルに強い転職エージェントに無料登録し、話を聞いてみることがおすすめです。

 

会計士に強い転職エージェント

とはいえ、会計士向けの転職エージェントはたくさんあり、どこを使ったらいいかわからないと思います。

 

ですので参考までに、業界内で評判がよく「会計士に強い転職エージェント」をまとめると次の通りです。

 

会計士・公認会計士に強い転職エージェント3選
  1. JACリクルートメント【ハイクラス・グローバルの転職支援に特化した代表的エージェント。会計士・公認会計士の求人にも強い。特に年収600万円以上の方におすすめ】
  2. doda X【大手パーソルキャリアが運営するハイクラス・エグゼクティブ向けの転職サービス】
  3. リクルートダイレクトスカウト【登録するだけで年収800〜年収2,000万円のスカウトが届く】

 

JACリクルートメントは、会計士におすすめなハイクラス向け転職エージェントです。私自身も長年利用してきましたが、世界時価総額ランキングトップ10に入るような大企業をはじめ、さまざまな大手求人がJACリクルートメントにありました。ハイクラス向けなので、良い求人が見つかりやすいです。

 

doda Xは、dodaを運営しているパーソルキャリアのハイクラス転職サービスです。海外の現地法人の財務責任者など、たくさんの求人がdoda Xに集まっています。

 

リクルートダイレクトスカウトは、株式会社リクルートが運営するハイクラス向け転職サービスです。登録するだけで年収800〜年収2,000万円のスカウトが届くようになります。情報収集の一環として、まずは無料で登録し、どんなスカウトが届くか待ってみると良いでしょう。

 

まずはこの3つに無料登録し、あなたの希望を叶えてくれそうな会社があるか、聞いてみることをおすすめします。登録・相談ともに完全無料です。

 

公式サイトはこちら
  1. JACリクルートメント【ハイクラス・グローバルに強い代表的な転職エージェント。会計士・公認会計士の求人にも強い。特に年収600万円以上の方におすすめ】
  2. doda X【パーソルキャリアが運営するハイクラス・エグゼクティブ向けの転職サービス】
  3. リクルートダイレクトスカウト【登録するだけで年収800〜年収2,000万円のスカウトが届く】

 

2. 実務経験を積み、海外赴任・海外出向を目指す

海外赴任チャンスのある監査法人や一般企業へ就職・転職できたら、そこの企業で実務経験を積みながら、海外赴任・海外出向を目指しましょう。

 

実務経験を積む中で、会計士が海外駐在・海外勤務を目指すコツは次の通りです。

 

会計士・公認会計士が海外駐在・海外勤務を目指す3つのコツ
  1. いまの仕事で知識や実績を高め、いち早くマネジメント層を目指す
  2. 海外赴任・海外勤務したい意向を上司や会社に伝え続ける
  3. 転職エージェントを常に活用しながら、海外赴任できる求人を並行して探し続ける

 

まず大事なことは今の仕事で知識や実績を高め続け、マネジメント層を目指すことです。なぜなら会計士・公認会計士で海外赴任に選ばれるのは、スタッフではなく、マネジメント層の方が多いからです。

 

会計士・公認会計士の場合、マネジメントの経験があると、海外赴任・海外勤務になりやすいです。ですから、まずはマネジメントレイヤーまで昇進することが重要です。

 

また、あなた自身が海外駐在・海外勤務に興味があることを、上司や会社に伝え続けることが大切です。海外赴任者の選定は、最終的には人間が決めます。そこに感情は少なからずありますから、あなたが海外赴任したい気持ちをしっかりと伝えておくことが大切です。

 

実際に私がいた会社でも、海外で働きたい気持ちを伝え続けていた人は、時期の差はあれど、海外赴任を実現していました。

 

加えて、前述した転職サービスである「JACリクルートメント」や「doda X」は、就職・転職に成功したあとも、担当コンサルタントと接点を持ち続けることがおすすめです。

 

なぜなら、海外赴任できる監査法人や一般企業の求人が、いつどんなときに出てくるかわからないからです。

 

JACリクルートメントやdoda Xに登録しておけば、あなたの希望に合うグローバル企業の求人が出てきたら情報を受け取ることができます。あなたが在籍している監査法人・一般企業での海外赴任チャンス以外に、他の監査法人・企業の求人も手元にあれば、あなたが選べるチャンスは広がります。

 

だからこそ、転職エージェントとは常にコンタクトを取りながら、海外赴任できるチャンスを掴んでいきましょう。

 

会計士・公認会計士に強い転職エージェント2選
  1. JACリクルートメント【ハイクラス・グローバルに強い代表的な転職エージェント。会計士・公認会計士の求人にも強い。特に年収600万円以上の方におすすめ】
  2. doda X【パーソルキャリアが運営するハイクラス・エグゼクティブ向けの転職サービス】

 

まとめ

会計士・公認会計士で海外駐在・海外勤務は狭き門?元海外赴任者が解説

 

この記事でお伝えしたパターン・ルートであれば、会計士・公認会計士として海外駐在・海外勤務は十分現実的です。

 

会計士・公認会計士として海外で働く経験は、一生役に立つ・心に残り続けるモノになるでしょう。私自身も海外で働けて本当によかったですし、周囲の会計士の駐在員も同じように言っていました。

 

行動さえ起こせば、会計士・公認会計士として海外で働く未来はきっと待っています。だからこそ、まずは一歩、行動を起こしましょう。

 

会計士・公認会計士に強い転職エージェント3選
  1. JACリクルートメント【ハイクラス・グローバルに強い代表的な転職エージェント。会計士・公認会計士の求人にも強い。特に年収600万円以上の方におすすめ】
  2. doda X【パーソルキャリアが運営するハイクラス・エグゼクティブ向けの転職サービス】
  3. リクルートダイレクトスカウト【登録するだけで年収800〜年収2,000万円のスカウトが届く】

 

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