コンサルで海外勤務・海外駐在を目指す方法は?【元海外赴任者が解説】

コンサルで海外勤務・海外駐在を目指す方法とは?【元海外赴任者が解説】

 

コンサルティング業界は、海外勤務や海外出張など、海外に関わるプロジェクトが多いです。そんなコンサルティングの仕事で海外勤務したい、海外駐在員になりたいと考える方はとても増えています。

 

そこでこの記事では、元海外赴任者であり、コンサル業界を含めた転職支援の仕事を長年してきた筆者が、コンサルで海外勤務・海外駐在できる3つのケースや、コンサルで海外勤務・海外赴任を目指す具体的な方法を紹介します。

 

結論からお伝えすると、コンサルティング業界は海外と関わる仕事が多く、特に数ヶ月〜1年間などの短期〜中期で、海外勤務・海外出張・海外赴任のチャンスがある仕事です。

 

この記事を読めば、コンサルティングファームの海外勤務・海外赴任のリアルがわかりますよ。

 

コンサルで海外勤務・海外駐在になる3つのケース

コンサルで海外勤務・海外駐在になる3つのケース

 

コンサルティング業界で海外勤務・海外駐在になるケースは大きく3つあります。

 

コンサルで海外勤務・海外駐在になる3つのケース
  1. 国内企業の海外進出を支援するケース
  2. 国内企業ではなく、海外のプロジェクトに参画するケース
  3. 海外のオフィスへ海外駐在・海外赴任するケース

 

1. 国内企業の海外進出を支援するケース

コンサルティング業界でよくあるパターンは、国内企業の海外進出を支援するケースです。

 

近年の日系企業の中には、国内市場のシェア拡大だけでなく、海外市場のシェアを取り込みたいと考える会社がとても増えています。

 

とはいえ、海外市場に関する知見や、海外事業の戦略に精通した人材を抱えている会社は、大手企業といえども少ないです。そのような会社から、コンサルティング業界は依頼を受け、海外進出をサポートしています。

 

ですから、海外進出を考えている日系企業のクライアントを担当した場合、海外に3ヶ月〜1年間など、短期〜中期で赴任し、クライアントのビジネスをサポートする機会があります。

 

短期間の場合ですと、海外勤務というよりは、中長期の海外出張の方が実態に近いですね。

 

2. 国内企業ではなく、海外のプロジェクトに参画するケース

特定の分野で専門性がある方であれば、海外のプロジェクトに参画するケースもあります。

 

通常は、日本にいながら海外との電話会議・オンライン商談することが多いですが、案件によってはより深いサポート・コミュニケーションが必要になるため、現地へ赴任し、手厚い支援を行うケースもあります。

 

海外のプロジェクトは、国内企業の海外進出よりもハードルが高めです。そのため、新入社員など若手社員ではなく、ある程度の実績や経験を積んだ中堅社員〜ベテラン社員が赴任するケースが多いですね。

 

こちらも短期間の場合ですと、海外勤務というよりは、中長期の海外出張の方が実態に近いですねね。

 

3. 海外のオフィスへ海外駐在・海外赴任するケース

コンサルティング業界の場合、商社やメーカーと比べると数は少ないですが、海外オフィスへ海外駐在員として赴任するケースもあります。

 

短期的な海外勤務・海外出張とは違い、3年間〜5年間など、まとまった期間を海外で過ごすのが海外駐在員です。

 

例えば私が海外赴任していたときは、Big4(デロイト・EY・KPMG・PwC)など会計系コンサルティングファームの方が、海外駐在員として現地に赴任していました。

 

そのうち、私が一番仲がよかった会計系コンサルティングファームの方は、私が赴任したときにすでに3年間駐在をしており、その後2年間は駐在が続いたため、合計5年間ほどの駐在期間となっていました。

 

コンサルティングファームによっては、海外駐在員を現地へ送る海外勤務制度の整った会社もあります。そういった海外赴任者の輩出実績がある会社に入れば、あなたもコンサル業界で海外赴任・海外駐在できるチャンスを手にできます。

 

コンサルで海外勤務・海外駐在を目指すステップ

コンサルで海外勤務・海外駐在を目指す具体的なステップ

 

コンサルで海外勤務・海外駐在を目指すなら、以下のステップで行動することがおすすめです。

 

コンサルで海外勤務・海外駐在を目指す具体的なステップ
  1. 海外進出プロジェクトや海外赴任者の多いコンサルティング会社へ就職・転職する
  2. 任せられた仕事で実績を挙げる
  3. 海外勤務したい意向を上司に伝え続ける

 

1. 海外進出プロジェクトや海外赴任者の多いコンサルティング会社へ就職・転職する

海外勤務や海外駐在をあなたが目指すなら、海外進出プロジェクトや海外赴任者の多いコンサル会社へ入ることが必要です。

 

なぜなら、海外案件がそもそも少ない会社や、海外転勤者・海外駐在員を一切輩出していない会社だと、あなたがどれだけ頑張っても、海外勤務・海外赴任できる確率は低いからです。

 

逆にいうと、海外進出プロジェクトを豊富に抱えていたり、海外勤務・海外駐在員を輩出している会社であれば、海外で働くチャンスが巡ってきやすいです。

 

だからこそ、まずは海外関連のチャンスが多いコンサル会社へ、就職・転職することを目指しましょう。

 

海外勤務・海外駐在の機会が多いコンサル会社の見つけ方

一番確実なのは、コンサルティング業界や、海外駐在に強い転職エージェント・サービスを利用することです。

 

海外のビジネス機会が豊富なコンサルファームの有名企業は、マッキンゼーやアクセンチュア、アビームは海外プロジェクトが多いですし、Big4のファーム(デロイトトーマツ・EY・KPMG・PwC)も代表的です。

 

このような会社を含み、海外勤務・海外赴任の機会が多いコンサルティングファームと繋がりを持つ、そんな転職エージェント・サービスがあります。

 

そのようなエージェント・サービスを利用すると、あなたの希望にあった、海外勤務・海外駐在機会のあるコンサル会社を紹介してもらえます。

 

参考までに、業界内で評判がよく、コンサルティング業界に強い転職エージェント・サービスは次の通りです。

 

コンサルティング業界に強い転職エージェント3選
  1. JACリクルートメント【ハイクラス・グローバル・エグゼクティブに強い転職エージェント。コンサルティング業界の求人にも強い。年収600万円〜年収1,500万円の方におすすめ】
  2. doda X【大手パーソルキャリアが運営するハイクラス向けの転職サービス。同じく年収600万円以上の方におすすめ】
  3. リクルートダイレクトスカウト【無料登録するだけで年収800〜年収2,000万円のスカウトが届く】

 

JACリクルートメントは、グローバルに活躍できるコンサルティング業界に強い転職エージェントです。私自身も長年利用してきましたが、世界時価総額ランキングトップ10に入るような大企業をはじめ、さまざまな大手求人がJACリクルートメントにありました。

 

doda Xは、パーソルキャリア社が運営するハイクラス転職サービスです。海外進出プロジェクトを抱えたコンサル会社など、たくさんの求人がdoda Xに集まっています。

 

リクルートダイレクトスカウトは、株式会社リクルートが運営するハイクラス向け転職サービスです。無料登録するだけで年収800〜2,000万円のスカウトが届くようになります。情報収集の一環として、まずは無料で登録し、どんなスカウトが届くか待ってみると良いでしょう。

 

まずはこの3つに無料登録し、あなたの希望を叶えてくれそうな会社があるか、聞いてみることをおすすめします。登録・相談ともに完全無料です。

 

コンサルティング業界に強い転職エージェント3選
  1. JACリクルートメント【ハイクラス・グローバルに強い転職エージェント。コンサルティング業界の求人に強い。年収600万円の方におすすめ】
  2. doda X【パーソルキャリアが運営するハイクラス向けの転職サービス】
  3. リクルートダイレクトスカウト【無料登録するだけで年収800〜年収2,000万円のスカウトが届く】

 

2. 仕事で実績を作る

実際にコンサルティング会社へ就職・転職できたら、次はコンサルタントとして、仕事で実績を作るフェーズです。

 

なぜなら、海外勤務や海外駐在という仕事は、仕事で実績を残していないコンサルタントよりも、仕事で実績を上げてきたコンサルタントの方が、選ばれる確率が高いからです。

 

任された最初のプロジェクトから、成果を上げるためにはどうすればいいかを徹底的に思考し、目の前の仕事に全力で向き合っていきましょう。

 

コンサルティング業界は良い意味で成果主義の会社が多いです。努力をちゃんと評価してくれる優秀な上司も多いですし、努力が報われやすい環境です。

 

3. 海外勤務したい意向を上司に伝え続ける

仕事で実績を作ることと並行して、海外勤務をしたい意向を上司に伝え続けることが大切です。

 

なぜなら、どんなプロジェクトに参画できるかという点や、海外駐在できるかという点は、直属の上司のひと押しで決まるケースもあるからです。

 

例えば、私が海外赴任を経験したときにいた会社は日系大手企業でしたが、直属上司の意向一つで、海外駐在できるか、できないかが決まっていたようでした。

 

というのも、海外の現地法人から「そちらの部署の○○さんをこちらに海外赴任させたい」という意向があっても、その人が在籍している直属の上司が「○○さんはこちらの部署の重要な戦力なので、今は送り出せない」と海外赴任を断ってしまうと、海外の現地法人はその社員を海外赴任で呼べない制度になっていたようです。

 

言いかえれば、最終的な決定権が「直属の上司にあった」ということです。

 

もちろん、私がいた会社のルールが、世の中の全てではないでしょう。ですが、日系大手の一企業で、実際にこのようなケースが起きていました。ということは、他の会社でも少なからず起きていると考えるのが自然です。

 

だからこそ、チャンスを絶対に逃さないために、一番身近にいる直属の上司には、海外勤務したい・海外駐在員になりたい意向を常日頃から伝えておくことがおすすめです。

 

まとめ

コンサルで海外勤務・海外駐在を目指す方法とは?【元海外赴任者が解説】

 

まとめると、コンサルティング業界は数ヶ月〜1年間などの海外勤務・海外出張の機会が多い仕事です。数年単位の海外駐在となると割合は商社やメーカーと比べると少なくなりますが、海外ビジネスを含めた「ビジネス戦闘力」を高められるという点で、コンサルティング業界は非常におすすめできます。

 

あなたがコンサルで海外勤務や海外赴任など、何かしら海外と関わりを持ちたいのであれば、まずはコンサルや海外駐在に強い転職エージェントを利用することがおすすめです。

 

転職することはリスクはありますが、転職活動自体や、転職エージェントを通じた情報収集は一つもリスクはありません。無料で話を聞いてみるだけでも、今後のキャリアに役立つ貴重な話を聞けると思いますよ。

 

コンサルティング業界に強い転職エージェント3選
  1. JACリクルートメント【ハイクラス・グローバルに強い転職エージェント。コンサルティング業界の求人に強い。特に年収600万円の方におすすめ】
  2. doda X【パーソルキャリアが運営するハイクラス・エグゼクティブ向けの転職サービス】
  3. リクルートダイレクトスカウト【登録するだけで年収800〜年収2,000万円のスカウトが届く】

 

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新卒で大手グローバル企業→20代で海外赴任→現在は本業で転職支援、副業で会社経営。『Travewriter』は、IT・Web・グローバルを中心としたスキル習得やキャリア・転職情報について、実際に経験した体験談をベースに発信している学習・キャリアの情報メディアです。