同期が転職して焦り、羨ましさを感じた時に考えるべきこと【体験談】

同期が転職して「焦り」を感じた時に考えるべきこと

 

これまで一緒に働いてきた仲の良い同期が「転職する」と言い出した。「えっ?嘘・・??」という驚きと、どこか取り残されたような心の焦り。嬉しそうに転職することを話す同期に、何故か「羨ましさ」を感じてしまった。

 

これは僕がまだ社会人になって数年目の若い時、仲の良い同期が「転職する」と僕に打ち明けてくれた時に感じた感情です。

 

僕は新卒で某大手企業に入りました。上場企業で、名も知れているような企業です。側からみれば優良企業ではあったんですが、配属部署が過酷な箇所だったり、ある程度儲かる仕組みができていたので働く社員の士気が低かったりと、相応に苦労や大変な思いもしてきました。

 

今でこそ僕も転職を実現し、現在は自分らしく楽しく働いていますが、当時の僕は「同期が転職して自分は取り残された」「自分はこのままで良いのかな・・」と、同期の転職から「焦り」を感じてしまっていたんですね。

 

本記事では、仲の良い同期が転職することを知り、見えない不安やショック、「自分はこのままで良いのか」という感情に対してどう向き合っていけば良いか、僕自身の実体験をもとに話していきます。

 

同期や同僚が転職して「焦り」や「羨ましい気持ち」を感じることは普通。その理由

同期が転職し、焦りや羨ましさを感じることは普通で、人間的なことだと思います。理由は3つあります。

 

1. あなた自身が仕事に満足していないから

まず1つは、あなた自身が今の仕事に満足していないからです。なぜなら、あなたが今の仕事に満足していれば、たとえだれかが転職しても、焦りや羨ましさを感じることはないからです。

 

僕もそうでしたが、当時の僕は、「いまの仕事を続けるべきか、どうしようか」という迷いがあったんですよね。今の会社にずっといて、本当にそれで幸せになれるのかと不安でした。そんな迷いがある中で同期が転職することを決めたものですから、ある種焦りを感じてしまったのかなと、今振り返ると感じます。

 

同期が転職することに焦りを感じているなら、きっとあなた自身が、今の仕事に満足していないということの裏返しかと思います。

 

2. 同期が今の会社より「条件の良い会社」に転職するから

2つ目は、同期が今より条件の良い会社に転職する場合です。同期の転職に焦りを感じているなら、きっと同期は、今の会社より条件の良いところに転職するんだと思います。

 

僕の同期の事例もそうでして、同期の転職先は、当時より条件が恵まれている企業でした。当時の僕は仕事で苦労していたからこそ、条件の良い会社に転職していく同期を見て羨ましく感じてしまったんだと、振り返るとそう思います。

 

3. 転職する同期は自分と「同等レベル」もしくは「下」だと思っていたから

言い方があまりよくないかもしれませんが、転職する同期が自分と「同等レベル」、あるいは「下」くらいの人だと思っていたなら、その焦りはさらに強くなるかなと思います。「えっ、なんであいつがあの企業に転職できるの・・?」といった感じです。

 

僕の時も、振り返ってみるとそういう気持ちがあったのかもしれませんね。仕事の成績は僕の方が残していましたし、評価も受けていました。それもあって、きっと羨ましさのようなものを、当時の僕は感じてしまったんだと思います。

 

人生は人ぞれぞれなので、焦りや羨ましさを感じても仕方ない

ここでお伝えしたいことは、焦る理由はいろいろありますが、焦っても仕方ないということです。

 

結局のところ、人生は人それそれです。同期には同期の人生、あなたにはあなたの人生があります。どちらが正しく、どちらが間違っているということもありません。

 

一番大事なことは、自分が生きたい人生を深く考え、その人生を実現するために仕事選んでいくことです。同期が転職したから、あなたも転職すべきとはならないです。ですから、焦っても仕方ないです。同期の人生と、あなたの人生は違うからです。

 

将来転職する可能性があるなら焦ることも必要

言うことが上記と逆になりますが、焦る必要はないとはいえ、もしいつか転職しようと漠然と思っているなら、少しは焦った方が良いことも事実です。なぜなら、転職の世界は、時間が経てば経つほど不利になる世界だからです。つまるところ、「年齢の問題」です。

 

転職の世界は残酷です。絶対に変えられない「年齢」が、転職の成功確率を大きく左右します。特にいまの業界や職種でない仕事にキャリアチェンジしたい場合、年齢は一番の武器になる一方、逆にネックにもなります。

 

例えば、20代前半と20代後半では、転職市場での扱われ方が変わります、前者は新卒の延長で「第二新卒」として扱われることが多いので、異業界・異職種への転職も普通にできます。

 

ですが20代後半になると、一定の経験が求められます。ですので、選べる企業の数は20代前半と比較すると減りますし、異業界・異職種転職もだんだん難しくなっていきます。30代は尚更、その傾向が強くなります。

 

加えて問題なのは、年齢を重ねると、転職する気力自体が削がれることですね。例えば、転職は3年目くらいになるとする人がかなり増えます。僕の場合も、はじめに辞めた同期は1年目でしたが、3年目を過ぎた頃から転職報告は増えました。この年代は、転職の気力もまだまだ旺盛な年代なんですよね。

 

一方、30歳手前まで近づいてくると、転職する人は減ります。それまで転職したいと言っていた人も、その年齢まで来ると、転職する意欲もなくなっていることが多いからです。

 

例えば僕の前職には30歳前後の方々が多く残っていますが、総じて今の仕事に満足はしていないようです。最近会って話を聞いてみましたが、「今さら他の会社に転職して、新しいことを覚えることはもう億劫だよ」と話していました。それなら今の会社で、満足はしていないけど程々に仕事をして、程々に給料をもらっておいた方が楽だと。

 

このように、時間を重ねれば重ねるほど、転職は難しくなります。それはマーケット的な問題もそうですし、転職する人自身のマインドの問題もあります。だからこそ、いつか転職するなら、早いうちから準備をしておく必要があります。

 

同期の転職は”良いきっかけ”に変えられる

ここまで読んできて感じたかもしれませんが、同期の転職は、実は自分にとっても良いきっかけに変えることができます。

 

僕もそうでしたが、仲の良い同期が転職を決断したことで、それが自分の人生を考え直すきっかけになったんですよね。同期の転職を通じて、転職が身近に感じるようになりましたし、それからは自社でのキャリアだけでなく、転職も含め、いろんな選択肢を見ることができるようになりました。僕の場合、視野を広げて副業を始め、そこで成果も出るようになりました。

 

その後はしばらくして転職も実現し、最終的にいまの仕事(日系大手)に転職することができました。年収も上がり、副業もバリバリでき、リモートワークもできる仕事です。どれも「同期の転職」を一つのきっかけとして、自分の人生の目的をもう一度見つめ直したからだと思います。

 

ですから、今回の同期の転職を「自分にとって良いきっかけだ」と思うことが大事ですね。そう思えるか思えないかで、人生はかなり変わると思います。

 

そもそもなぜ同期は良い仕事に転職できたのか?【売り手市場だったから】

ちょっと話を変えると、「なんであの人があんな良いところに転職できたんだろう・・?」と不思議に思う場合もあるかなと思います。

 

それについて補足をしておくと、同期の転職したタイミングは「売り手市場」で市場環境がかなり良く、それが追い風となり、実力以上の会社に転職できた可能性があるということです。

 

ちょっと前までは本当に売り手市場でして、転職する僕たちにとっては有利な状況でした。

 

今は採用需要が少し落ち込んでいますが、それでも人手不足が深刻化していることは変わりませんので、僕たち求職者側が、企業を選べる立場に変わっています。

 

ですので、もし有能でもない同期が良い会社に転職したなら、それは売り手市場の良いタイミングだった可能性が高いです。

 

あなたにも同期と同じような可能性がある

ということは、何もその同期だけじゃなく、同じ仕事をしてきたあなたも、いまより条件の良い会社に転職できる可能性が十分あるということです。

 

もちろん、簡単ではないです。転職した同期だって、人しれず猛烈な努力をしていたのかもしれません。それでも、今ほど転職しやすい時期はないことも事実です。

 

特に就職氷河期時代に就職活動を経験した28〜30歳くらいの人は、当時よりワンランク、ツーランク上の企業に転職している人は多くいます。僕もまさに就職氷河期世代なんですが、やはり前職より1段、2段上の会社に転職することができました。

 

だからこそ、「自分には無理だ」と否定から入るのではなく、「あいつにもできたんだから、自分にもできそう」と考えて、行動しないと勿体無いかなと。絶好のチャンスが目の前にあるのに、それをみすみす逃したら、10年後に後悔してもしきれませんよ。

 

転職の場合、10年後にやり直しなんてほぼ効かないですし、結局のところ「行動したもの勝ち」です。転職した同期も、きっと今が転職のチャンスだと気づき、したたかに行動したんだと思います。

 

同期と同等以上の良い転職を実現する方法とは

結論、良い転職エージェント・良い転職サイトを使いましょう。

 

とはいえ、世の中にはたくさんの転職エージェント・転職サイトがあり、どこが良いかさっぱりわからないと思います。なので、キャリアアップ転職におすすめの転職サービスを3つ厳選して挙げておきます。

 

  • UZUZ:20代ならここ。20代・第二新卒に強い転職エージェントです
  • リクルートエージェント:日本で大手の定番転職エージェント。どんな業界の人でもOKなので、まずは無難にいきたいならココ
  • doda X:ハイクラス求人が多い転職サービス。上場企業出身者や、年収600〜700万円以上の方なら好条件の求人が見つかりやすい。パーソルキャリアが運営

 

この3つであれば、今より良い条件の会社に転職することができるかと思います。

 

20代であればUZUZがおすすめです。UZUZは20代・第二新卒に強い転職エージェントであり、20代向けのあらゆる求人がUZUZに集まっています。経歴に自信がなくても良い転職を実現しやすいため、20代であれば真っ先にUZUZに登録しましょう。

 

リクルートエージェントは、日本有数の転職エージェントです。どんな業種・どんな職種でも取り扱いのある大手なので、今より良い条件の仕事が見つかりやすいです。

 

上場企業に勤めている方や年収500万円以上の方は、ハイクラス向けの転職サービスであるdoda Xがおすすめです。大手パーソルキャリアが運営しているサービスであり、厳選されたハイクラス求人がdoda Xに集まっています。

 

まとめると、UZUZは20代向け、リクルートエージェントは大手なので万人向け、doda Xとは上場企業の方や、年収600〜700万円以上の方なら利用できるハイクラス・エグゼクティブ向けの転職サービスです(年収600万円以下だと逆に厳しいです)

 

その他、おすすめの転職サービスは【転職おすすめ】使って本当に良かった転職エージェント・転職サイト11選比較でまとめているので、こちらも参考にどうぞ。

 

転職することを決めていなくても大丈夫

なお、転職する気持ちがまだなくても、転職サイトや転職エージェントには必ず登録をしておくべきです。

 

その理由は、転職サイトや転職エージェントに登録をしておけば、企業からスカウトメールを受け取ることもできるからです。優良求人の取りこぼしをせずに済むので、登録しておくと選択肢がかなり広がります。むしろ登録していないと、いつまで経っても選択肢がゼロのままです。

 

もう一つは、自分の市場価値を正確に知ることができる点ですね。転職経験がない場合、自分がどんな企業なら入社できそうか、イメージがつかないと思います。その点、特に専属コンサルタントが付く転職エージェントを使えば、自分がどの程度の会社にいけそうか、その市場価値がわかるので、将来展望が立てやすくなります。

 

転職エージェントや転職サイトに登録すらしていないと、選択肢が手元にないので、スタートラインすら立てていない状態です。なので、残念ながらいつまで経っても現状は変わりません。

 

ですので、まだ転職する気が固まっていなくても、レジュメの登録だけは済ませておくことがおすすめです。レジュメ登録は面倒かもしれませんが、1社5〜10分くらいで無料登録できます。将来何十年と嫌々働くことと天秤にかけたら、やるべきことは自ずと決まってきますよね。

 

同期の転職を”良いきっかけ”にしよう

最後に、文中でも述べましたが、同期の転職は、あなたにとっても”良いきっかけ”に変えられます。

 

僕も転職を明確に意識し出したのは仲の良い同期が転職したからでして、それが良いきっかけとなり、今は本当に良い会社に巡り会えました。

 

焦りや羨ましさをバネにして「自分も絶対に良い転職を実現するんだ」くらいの気持ちで行動すれば、数ヶ月後には、今度はあなたが同期に報告する番になれますよ。

 

  • UZUZ:20代ならここ。20代・第二新卒に強い代表的な転職エージェントです
  • リクルートエージェント:日本で大手の定番転職エージェント。どんな業界の人でもOKなので、まずは無難にいきたいならココ
  • doda X:ハイクラス求人が多い転職サービス。上場企業出身者や、年収600〜700万円以上の方なら好条件の求人が見つかりやすい。パーソルキャリアが運営

 

 

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