- 給料が上がらず将来が不安だなぁ..。IT転職をして給料を上げたいな。でも、そもそもIT業界の年収相場ってどれくらいだろう?
今回はこのような疑問に対して答えていきます。
今回はIT転職を考えている人向けに、IT業界の年収水準をはじめ、IT転職で給料を上げるための具体的な方法をご紹介します。
これを書いている僕は現在転職支援の仕事をしています。IT業界の給料事情や、実際に年収を上げて転職に成功している人の特徴を把握していますので、本記事でそのリアルな情報もお伝えできればと思います。
本記事のやり方で転職活動をすれば、年収100万円アップ、年収150万円アップも実現可能です。5分ほどで読めますので、給料を上げたい方のみ、続きをどうぞ。
IT業界の年収相場について【他の業界と比べてみる】
結論、IT業界の年収水準は他の業界と比較して高いのでおすすめです。
そのことがわかるデータを用意しました。以下をご覧ください。以下は2017年時点での、各業界ごとの平均年収を表したデータです。
上記の通り、IT/通信業界の平均年収は466万円です。これは、他の業界と比較してもトップです。
Google、Facebook、Amazon、世界のトップ企業はIT企業ですよね。IT企業って原価が他の業界と比較してあまりかからず、利益が残りやすい構造になっています。従業員に給料を多く支払える体力があります。だからこそ、給与は高めになっています。
しかも今はIT業界自体が他の業界と比較しても圧倒的に売り手市場でして、つまるところ、人手が足りていません。
ですから、人を雇用するために、高めの年収を提示するIT企業もいまは増えています。これが昨今のIT業界の給与事情であり、IT業界の給与が高くなっている理由です。
未経験からIT転職する場合、転職するだけで年収が上がるケースも多い
上記からも分かる通り、IT業界は他の業界と比べ、そもそも年収水準が高めです。そのため、別の業種からIT業界へ転職する場合、ただ転職するだけでも、年収が上がるケースがあります。
そもそも、給料は「業界」「役職」「会社」で決まることがほとんどです。中でも年収決定要素として一番影響度が強いのは業界です。業界によって目指せる給料の限界値は決まっているので、できるだけ年収水準が高い業界に入ることが、年収アップのコツです。
業界と役職、どちらを変えるのが簡単かといえば、圧倒的に「業界」です。もともと給料水準が低い業界にいる方なら、IT業界に転職するだけで、給料が年収100万円アップすることもあります。
役職を上げようと思えば、5年、10年とかかることもありますし、それだけ時間を費やしても役職が上がるかは誰にもわかりません。出世なんて実力以外に運もありますからね。
その点転職は、短期集中でやれば3ヶ月でもできますし、転職前に年収が上がるかどうかがわかります。年収が上がらないとわかれば、転職しなければそれで済みます。
もちろん、転職も簡単ではありません。ですが、役職を上げたりするよりはよほど短期間で実現できる方法です。
IT転職で給料(年収)を上げる具体的な方法
IT業界に転職するだけで年収が上がる人もいますが、より戦略的に年収を上げるなら、以下のステップで行動することがおすすめです。
- 入りたい企業を見つける
- その企業に入るため、いま自分に足りないスキルや経験を把握する
- そのスキルや経験を積む(現職ないしはどこかの企業で)
- スキルや経験が溜まったら転職
- 給料アップ
上記のステップです。考え方はシンプルでして、目標と現在地を把握し、そのギャップを埋めるように行動すればOKです。
この中でも一番重要なことは2でして、自分に足りないスキルや経験が何なのか、正確に把握をすることです。ただ、ここは自分一人では判断できないので、転職エージェントの力を借りましょう。
転職エージェントを利用するためにはレジュメを登録する必要がありますが、登録さえ済ませておけば、いまの時点で転職する気がなくてもキャリア相談に乗ってくれたり、良い求人が出たときは実際に紹介してくれます。
参考までに、僕が実際に使ってよかった転職エージェントは、以下のエージェントです。
- リクルートエージェント:日本有数の転職エージェントです。こちらから登録できます。
- ビズリーチ:高年収転職に特化したサービスです。こちらから登録できます。
- レバテックキャリア:エンジニア・クリエイター向けの転職エージェントです。こちらから登録できます。
全て自信を持っておすすめのエージェントです。全て登録・利用ともに無料ですので、とりあえず登録だけ済ませて、いろいろ情報を仕入れてみることがおすすめです。
なお、給料にこだわって転職すると半年近く時間がかかることもありますので、仕事を辞めてから登録するのでは完全に遅いです。少なくともいまのうちから情報は仕入れておき、いつでも選考に進める企業をリストアップしておく必要はあるかなと思います。
厳しい現実について
最後に少し厳しい現実を。
給料を上げる方法について書いてきましたが、残念ながら日本人の大半の人は、これから給料は下がっていくことになります。
若い人口が減っていき、高齢者が増えていく日本は、もう既に衰退国家です。高齢者を支えるために20代、30代の若手世代の税金負担は間違いなく増えていくでしょうし、いま手取りが20万円台の人が、今後10万円台になることは極めて現実的です。
一方で、富める人は逆でして、これからどんどんお金持ちになっていきます。すでに日本は超格差社会に突入してきており、「友達は月収100万円、一方の自分は月収10万円」ということは、既に現実的になりつつあります。
周囲の同僚と同じようにぼーっと仕事をしていても、豊かになれる時代は終わりました。昭和の時代であれば国が成長していましたから、それでも大丈夫でした。でも、それはもう過去の遺産です。
富裕層と貧困層、自分がどちらに最終的に入りたいかを考え、僕含め、いまから危機感を持って行動することが必要ですね。
その点、IT業界は個人で稼ぐ力もつきやすく、お金を稼ぐ手段も増えるのでおすすめです。
例えばプログラミングを数ヶ月学んでIT企業に転職し、実務経験を2年でも積めば、フリーランスエンジニアとして独立できます。フリーランスエンジニアになれば、実務経験が数年の20代の若者でも、年収1,000万円を実現している人は割とゴロゴロいます。売り手市場のいまなら、誰でもその世界を目指すことができます。
IT業界で働くことは、終身雇用が崩壊した現代を生き残る上で、必ず役立つ経験になりますよ。だからこそ、まずは行動あるのみです。