- 英語のリスニングやラジオ、ポッドキャストの聞き流しに効果がない理由
- 地に足つけて、英語力を”本当に”高める3つの方法
目次
英語のリスニングやラジオ、ポッドキャストの聞き流しは効果ない
僕はこれまで英語に関するいろんな教材、いろんな勉強法を試してきました。その結果、今では英語を使ってプレゼンや、外国人の部下を持って働くことができるようになりました。
その経験から、英語の勉強法に関して僕が出した「結論」が一つあります。
それは、英語のラジオやPodcastを通勤や通学などに聞き流すだけでは、英語は決して聞き取れるようにはならないということです。
- 英語の聞き流しは簡単そうだから、聞き流しから始めたい
- 寝ながら英語を聞き流して学習したい
- 英語の聞き流しのコツが知りたい
この考えだと、残念ながら、英語力は一向に上達しないんですよね。
英語のリスニングやラジオ、ポッドキャストの聞き流しに効果がない2つの理由
英語の聞き流しに効果はありません。はっきり断言します。
ではなぜ、英語の聞き流しは効果がないと言えるのでしょうか?理由は2つです。
- 英語は精聴してこそ、リスニング力が上がるものだから
- 英語を聞き取るためには、リスニング以外の学習も必要だから(単語・文法など)
1. 精聴してこそリスニング力は上がるものだから
その理由は、精聴してこそリスニング力は上がっていくものだからです。
精聴とは、その音を集中して深く聞き取ろうとすることです。英語のリスニングは、この精聴を継続して続けるからこそ、聞き取れるようになります。
そういう結論に至った理由は、英語の聞き流しで「失敗している人」をたくさん見てきた上に、自分自身も英語の聞き流しで失敗したことがあるからです。
英語の聞き流しで失敗した経験談
僕が英語を学び始めた頃は、英語のラジオやPodcastを聞き流していました。
- 道を歩いている時
- 電車に乗っている時
- 家でくつろいでいる時
- 寝る前にベッドでゴロゴロしている時間
こういった時間を使い、イヤホンで英文を流して聞き流していました。眠りに落ちている間でさえもイヤホンで聴いていました。英語シャワーを浴び続けることで、いつかは英語が聞き取れるようになると信じていたからです。
そのような生活を数ヶ月ほど当時は続けましたが、結果、英語は全くと言っていいほど、聞き取れるようになりませんでした。
数ヶ月も聞き流せば、流れてくる英語はゆっくり聞こえるようになるだろうと思っていました。ですが、自分の考えが甘かったです。実際、聞き流しをやる前とやった後で、聞き取れる音は全く変わりませんでした。
でも考えてみればそうなんです。なぜなら、集中して聞いていない音なんて、単なる”雑音”と同じだからです。雑音を数ヶ月聞き流していても、英語を聞き取れるようにはなりません。
英語の聞き流しで失敗した人はたくさんいる
同じような失敗をしていた英語学習者は他にもたくさんいます。
僕の友人・知人でも、聞き流しで英語を学び始めたものの、一向に英語が上達せず挫折してしまった、そういう人は本当に多いです。
英語は、音を集中して精聴し、理解しようと努めるからこそ、音のつながりや特徴に気づき、そして聞き取れるようになっていくものです。僕はそのことを、僕自身の失敗経験や、周囲の失敗経験から知りました。
もしあなたが、今まで英語を聞き流して勉強していた、あるいはこれから聞き流しの勉強を始めようと思っていたなら、正直に言います。やめておいた方が良いと断言します。
僕は数ヶ月完全に無駄にしましたから、できればあなたにはそうなってほしくない。そう思って、この記事を書いています。
2. 英語を聞き取るためには、リスニング以外の学習も必要だから(単語や文法など)
そもそも英語を聞き取るためには、
- 単語を覚える
- 文法を覚える
- 英語を瞬時に理解する脳を鍛える
こういったことも、当たり前に必要です。
仮に英語の音が聞き取れるようになったとしても、単語の意味がわからなければ、意味は理解できないです。また文法がわからないと、英語の音は聞き取れても、意味までわかりません。
さらに言えば、仮に単語や文法がわかったとしても、英語の音を聞いたときに、瞬時に意味が理解できる脳がないと、英語を聞き取り、理解することはできません。
これらを、ただ英語を聞き流して理解できるようになるかというと、Noです。
単語は英語を聞き流しても意味はわからないですし、文法だってわかりません。英語を瞬時に理解する脳も、聞き流しでは効果はありません。
だからこそ、英語を聞き取れるようになるなら、英語を雑音としてただ聞き流すのではなく、英語をしっかりと精聴し、リスニング以外の能力も地に足つけて身につけていく必要があります。
単なる聞き流しはNG。英語のリスニング力を向上させる3つの方法とは?
では聞き流す代わりとして、どうやって勉強していけば、リスニング力は上がっていくでしょうか?
そこでここでは、僕がビジネスや日常生活で英語を話せるようになった過程で、本当に効果があった方法を厳選してご紹介します。
まず、誰でも一番手軽に始められる方法は「【決定版】本当に役に立った英語学習サイトおすすめ10選【英語の勉強に最適!】」で紹介している学習ツールを使い、一つ一つの単語やフレーズ・文法の意味を理解しながら、学習することです。
ツール自体はどれも品質が高く、初心者向きなので、こういうところから学習を始めることが、気軽にできる勉強としておすすめです。
もちろん、聞き流しではなく、音を一つ一つ聞き取り、文法や単語を覚えていくことが必要です。そうすれば、英語はだんだん聞き取れるようになっていきますよ。
また、より具体的なおすすめ勉強法は3つあります。いずれも、僕や知人のリスニング力を飛躍的に高めた方法です。
実際に効果が高かったもので、かつ周囲の人におすすめして、彼らも同様の学習効果が出たものに限定しています。ですので、いずれの方法もハズレがないものだと自負しています。
- 発音を学ぶ
- ディクテーションで精聴力を高める
- 毎日英語に少しでも触れる
1. 「発音」を学ぶ
まずは一つ目は、英語の発音を学ぶことです。
英語を聞き取るために最も必要なのは「発音」の理解
英語のリスニング力を向上させるために必要なのは、英単語でも、英文法でもありません。最も大切なのは発音です。
日本人は世界的に見ても、英語が苦手な国民とされています。ではなんでそんなに苦手かと言うと、世界的に見ても日本語と英語がかけ離れた言葉だからなんですね。
日本語と英語は完全に異なります。使われている文字が違えば、イントネーションも違い、息継ぎの仕方も異なります。
そして何より異なるのは、発音です。英語は日本語に比べて、たくさんの音があります。例えば日本語は母音がアイウエオの5つですが、英語は26つもの母音があります。そして、これらの音は、日本語では使われない音です。
ですから、ただ英語を聞き流しているようでは、その音を理解できるはずがないんです。わからない音をいくら聞いても、わかるようにはなりません。仮に聞き取れるようになったとしても、物凄く多くの時間がかかりますし、何より遠回りです。
だからこそ、まずは英語特有の発音を理解する、これが非常に大事です。
おすすめの発音教材は英語耳
英語の発音を学ぶなら英語耳という本が最もおすすめです。
英語耳は、発音できない音は決して聞き取ることはできないという主張のもと、英語の発音を体系的に教えてくれる良書です。僕自身、一時期英語のリスニングに伸び悩んだ時期がありました。その時に役立ったのが、この英語耳でした。
英語耳は、英語の音一つ一つを、発音記号とともに学ぶことができます。この音を理解した上でリスニングの勉強をすると、驚くほど英語の音は聞き取れるようになっていきますよ。
発音を学ぶことは、一見遠回りにも見えます。ですが、発音を学ぶと、リスニング学習の効率も上がっていきますので、僕はむしろ近道だと確信しています。
2. ディクテーションで「精聴力」を高める
英語の発音を学ぶと同時に、ディクテーションを通じて英語の精聴力を高めていきます。
ディクテーションとは、耳で聞いた英文を書き取っていく作業です。一言一句、わからないところは何度も聞きなおしながら、書き取っていく作業です。
すごく地味な作業ですが、学習効果は極めて高いです。特に、英語を聞き取る力である「精聴力」を身につけるには、ディクテーションは最適な方法です。
ディクテーションを行うと、英語のリスニングだけでなく、英単語や文法なども学べます。さらには英語を英語のまま理解する「英語脳」も形成されていくので、本当の意味で、英語を聞き取る力が高まります。
ディクテーションのポイントは、もうわからないと思う限界の限定まで粘ることです。何度も繰り返して聞き、徹底的にやってから回答を確認するようにしましょう。
英文や意味を確認したら、その後にもう一度聞いてみてください。すると、最初は聞き取れなかったはずの英文が、音のつながりが、自然と聞き取れるようになっていますよ。
この感覚を、いろんな英文を使って繰り返していきます。そうすると、どんどん聞き取れる音が増えていきます。この増えていくということが、リスニング力が向上したということです。
僕の英語力が上がったのは、このディクテーションを人一倍やったからだと思います。それほど効果のある方法です。
3. 毎日英語に少しでも触れ続けること
そして最後は、毎日英語に触れ続けることです。
英語の勉強で最も大切なのは継続です。
どれだけ良い教材を使っても、どれだけ良い勉強法をしたとしても、継続できなければ英語は身につきません。
だからこそ、毎日少しでもいいので、英語に触れる習慣を継続することが大切です。
とはいえ、忙しい社会人の方や、学業が忙しい学生は、なかなか英語を毎日続けることは難しいです。特に、机に向かって勉強するのは多くの人はまず続きません。
だからこそ、僕がおすすめする勉強スタイルは、通勤時間や通学時間にスマホアプリを使って勉強する方法です。
どんなに忙しい社会人でも、どんなに忙しい学生でも、会社や学校に行くための通勤、通学時間はあります。毎日あるその固定の時間を、英語の学習に充てるといま決めましょう。
そしてその時に使うものこそ、スマホアプリです。スマホアプリがあれば、例え満員電車でも学習することができます。ちょっとした隙間時間を活用するのに、スマホアプリはぴったりなんですよね。
いまは、スマホアプリでもたくさんの英語学習アプリが出ています。もちろんその中には良いものも良くないものもあります。だからこそ、良いアプリを選ぶことが非常に大切です。
おすすめはスタディサプリEnglish
ではどのアプリが良いかというと、一番おすすめの英語アプリはスタディサプリEnglishです。
スタディサプリEnglishは、英語を話す、聞くという日本人が最も苦手とする力を、スマホを通じて、一人で、そして低価格で学ぶことができるアプリです。APPストア教育カテゴリーでも高い実績のある大人気アプリです。
普通、英会話を真剣に学ぼうとすれば、数十万円もの大金を払って英会話スクールに通う必要があります。
その点、スタディサプリEnglishならたったの月額2,178円で、外国人との会話抜きに、英会話スクールのマンツーマン級のレッスンを受けることができます。
ですので、英語を話せるようになりたいけど、外国人と話すのは緊張する。だからまずはあまりお金をかけず、一人で英会話の基礎を身に付けたい、そう思う方にスタディサプリEnglishはピッタリですよ。
ちなみにこのスタディサプリEnglishなら、前述したディクテーションもスマホでやることができます。実際のディクテーションのスマホ画面は以下です。
僕がスタディサプリEnglishを使って勉強しているときのスマホのキャプチャ
音声が流れてくるのでそれを聞いて、その言葉をスマホ上で入力していきます。聞き取れないところは何度も繰り返し聞いてみる。これを電車の中で毎日やるだけでも、英語は聞き取れるようになっていきますよ。
他にもスタディサプリEnglishにはたくさんの良質なコンテンツがあります。スピーキング、リスニングはもちろん、英単語、フレーズ、文法・・・全部コレ一つで学べます。毎日しっかり学習すれば、英語聞き流しとは比べ物にならないほど何倍も効果がありますよ。
ちなみにスタディサプリEnglishですが、無料体験を受けることができます。もし少しでも気になるなら、一度試してみてはどうでしょうか。
無料体験を受けるためには一度会員登録をする必要があります。会員登録してから無料トライアル期間が終わるまではお金がかからず、無料期間が終わったタイミングで費用が発生する仕組みです。
ですので、もし試してみて自分には合わなそうと感じたら、無料トライアル期間が終わる前に解約すればお金は1円もかかりません。解約もWeb上から簡単にできますので、気軽に受けてみると良いですよ。数分後にはスマホでお試し可能です。
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※無料トライアル期間中はお金が一切かかりません。
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まとめ
述べてきた通り、聞き流しで英語は聞き取れるようにはなりません。英語は発音を学び、精聴し、それを続ける。加えて単語や文法なども理解するからこそ、聞き取れるようになります。
今回ご紹介した3つの方法は、僕自身が実際に効果があった方法ですし、僕の周囲でも効果が上がった方法です。地に足ついた学習方法だからこそ、効果も期待できます。ぜひ試してみてくださいね。