- 日本ではなく「アジア」の国で働きたい。
- アジアの中で転職しやすい国はどこだろう?
- アジア転職できる求人はどうすれば見つかるだろう・・?
本記事では上記のような疑問に答えていきます。
簡単に僕のことを紹介すると、新卒で大手日系グローバル企業へ入社。アジアを始め、北米やヨーロッパなど世界中を飛び回り、仕事をしてきました。また20代中盤では海外駐在を任され、アフリカへ駐在し、数十名の現地スタッフのマネジメントを経験しました。
また現在は別の会社で「転職支援」の仕事をしているため、アジア転職を検討されている方の成功事例、失敗事例も多く見てきました。
「日本を飛び出し、海外で仕事をしてきた経験」と「転職支援」の仕事を通じて得た知恵をもとに、本記事では「アジア転職」を実現するために必要なことをまとめました。
「アジア転職したい」と思うなら、続きをどうぞ。5分ほどで読める文量です。
目次
アジアで働く人は増えている
まず日本以外のアジアで働く人はいまとても増えています。そのため「アジアで働く」ことは、以前と比較し、珍しいことではなくなりました。
アジアに移りゆく日本人が増えている事実は、外務省がまとめた「海外在留邦人数調査統計」のデータをみるとわかります。以下調査データを添付しますね。
引用:海外在留邦人数調査統計
上記は「平成20年から平成29年までの海外在留邦人」のデータです。一番上が「アジアに住む日本人の数」ですね。
※海外在留邦人は「住んでいる人の数」なので、例えばアジアで働く旦那さんに付き添って赴任する奥さん、子供の数も入ります。
ではこの期間の人数推移を見てみると、
- 平成20年:292,632人
- 平成29年:393,276人(平成20年比で約1.34倍)
上記の通り、この10年間で、アジアに住む人は「約1.34倍」まで増えていることがわかります。
一方、「世界全体」は一番下の欄にありますが、こちらは同じ期間で「1.19倍」の伸びとなっています。
つまり、世界へ飛び立っていく日本人が増えているその中でも特に「アジアに行く人が多い」ことが、上記データからわかることです。
アジア転職の主な国や地域
では具体的にどの国や地域に日本人は多く移り住んでいるのか、「アジア転職で対象となる国や地域」は以下の通りです。
結論、上記の通りです。
当然ながら国によって日本人の数は変わりますが、僕が見てきた中では、どの国にも一定数日本人はいますね。
日本人が多いのは「中国」「タイ」「シンガポール」「韓国」
アジアの中でも特に日本人が多いのは、「中国」「韓国」などの東アジアや、「タイ」「シンガポール」などの東南アジアです。
「中国」「韓国」「タイ」「シンガポール」に日本人が特に多い事実については、以下データ「在留日本人が多い国トップ10」からわかります。この4カ国とも、トップ10に入っているんですよね。
引用:海外在留邦人数調査統計
上記の通り、1位は「米国」ですが、2位に「中国」、3位に「タイ」となっています。8位に「シンガポール」、9位に韓国と続きます。
また11位から15位までは「マレーシア」「インドネシア」「台湾」「ベトナム」「フィリピン」と続いており、なんと全て「アジア」です。
このように、世界の中でも「アジア」は特に日本人が多く、具体的な国は上記の通りです。
「日本人が多い国」=「日本人向けの求人が多い」のでおすすめ
ここで重要なことは、「日本人が多い国には日系企業が多く、かつ日本人向けのアジア求人も多い」ということです。
ですから、どこの国が日本人でも転職しやすいかというと、「日本人が多い国」となります。
まあ考えれば当然のことですよね。海外で日本人求人を募集するのは、「日本人ニーズがあるから」です。日本人ニーズがあるということは、「クライアントが日系企業」であることが主なので。
ですから、これからアジア転職を目指す場合、「日本人が多い国」の方が、求人が見つかる確率は高くなります。なので、上記でいえば、「中国」や「タイ」が筆頭となります。
まあそもそも見てきた通り、アジアの国々は全体的に日本人が多いです。
そのため、中国やタイだけでなく、マレーシアやベトナム、インドネシアなど、どの国や地域も基本的に行きやすいです。
アジア求人の主な仕事
国がわかったところで、アジア転職して実際にする「仕事」についても紹介します。
具体的な仕事は以下の通りです。
営業
経理
カスタマーサポート
営業アシスタント
コンサルタント
セールスエンジニア
工場スタッフ
ホテルスタッフ
飲食店スタッフ
日本語講師
・・・
結論、上記のような仕事です。見てわかるとおり、仕事は本当に様々です。
【求人例】実際のアジア求人を見てみる
より具体的なイメージを持つために「実際の求人」も紹介します。
例えば以下は、「シンガポールの企業の日本人ポジション」の求人です。
引用:キャリアクロス
仕事内容を見ると、「物流関係」の仕事ですね。主に日系顧客を相手にしたコーディネートの業務ですね。仕事内容としては難しくないです。
続けて、上記求人に「応募に必要な条件」も見てみましょう。
引用:キャリアクロス
上記記載の通り、「カスタマーサービス経験」と「英語レベル」が必要条件です。
このうち「カスタマーサービス」はそこまで複雑な仕事ではないので、一般的なコミュニケーションさえできれば問題ないはず。ですから「英語」ができれば、上記求人に受かる可能性は十分あると思います。
アジア転職は未経験でもチャレンジできる
これはあくまで一例ですが、アジア転職の求人の中には、上記のように経験が浅くてもチャレンジできるものはたくさんあります。
事実、僕の友人でも、全く海外や該当職種の経験がなくても、中国やタイなどの会社に転職しています。行動さえすれば、アジアで働くことは実現できるんですよね。
「未経験だとチャレンジできないんじゃないか・・・?」という不安は誰しも感じると思いますが、未経験でも大丈夫。
だからこそまずはトライすることが大事です。なお、その他アジア求人はキャリアクロスのサイトでチェックすることができます。
アジア転職する一番現実的な方法とは
結論、アジア転職に強いエージェントや求人サイトを利用し、「現地採用」の求人へ応募することです。この方法が、最もシンプルで、かつ現実的な方法です。
そもそも、アジア転職するために現地に乗り込み、現地の会社の門を叩き、面接を受ける・・・というのは非現実的ですよね。
加えて、アジア含め海外で働く場合は「ビザ」が必要です。そして、ビザ申請を個人でやることはかなり大変です。
その点上記のようなエージェントを利用すれば、あなたの希望に合ったアジアの現地採用求人を日本にいながら紹介してもらえますし、ビザ手配もサポートしてくれます。
つまり、一番手間が少なく、かつ現実的な方法なんですよね。
ということで、まずはエージェントに登録し、案件を調べてみることがファーストステップです。
アジア転職するために役立つ転職エージェント・求人サイト
とはいえ、どこのエージェントや求人サイトを使えばいいかわからないはず。
なので参考までに、アジア転職に役立つ転職エージェント・求人サイトも紹介しておきますね。
結論、先ほど求人事例で挙げたキャリアクロスには、アジア求人が多く存在しました。
キャリアクロスには、比較的経験が浅めの方対象の求人が、僕が見た中では多かったです。まずはキャリアクロスに登録し、自分に合った求人を探して見ると良いでしょう。
まとめ:アジア転職は可能性に満ち溢れている
最後に、アジアで働くことは珍しいものではなくなりました。いまこの瞬間も、日本を旅立ち、アジアで働き、暮らす一歩を踏み出す日本人はたくさんいます。
僕自身世界中で仕事をしてきましたが、アジアの持つパワーは本当に凄まじいです。人口が増え、これから経済成長していく国が多いので、活気溢れる街は本当に刺激的でした。
そんなアジアでチャレンジすることは、濃い人生を送るということはもちろん、あなた自身の市場価値を高めるきっかけにもなります。
人口減少、少子高齢化が進む日本は、どう考えても経済規模は縮小していきます。そのため、多くの日本企業は「アジア」に進出を検討しています。
そこであなたが率先してアジア転職し、現地で国際経験を積んでおけば、これからの時代は重宝される人材になれます。アジアはビジネスチャンスも多いため、現地で経験を積めば、飛躍のきっかけも同時に掴めるかもしれません。
行動さえ起こせば、アジア転職は実現可能です。いきなり転職を決める必要はありませんが、まずはエージェントに相談するなり、自分の可能性を正しく知る努力は今日から始める必要がありますね。本記事は以上です。
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