TOEIC600点を確実に超える5つの勉強法【勉強時間・レベルも解説】

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この記事では「TOEIC600点を最短で取る勉強法」を書いていく。

 

いまのあなたがどんなに英語初心者だとしても、TOEIC受験が初めてだとしても、これまでTOEIC600点を取れない期間が続いたとしても「TOEIC600点を最短で越えるための勉強法」だ。

 

  • TOEIC600点以上を取りたいけど、どうやって勉強法すれば良いかわからない
  • TOEIC勉強を始めたけどまだ600点未満で、600点以上を取れる気がせず悩んでいる
  • 就職や昇進、転職のためにTOEIC600点は何としても取らなければいけない

 

もしあなたがいずれか一つでも当てはまるなら、本記事はあなたの悩みを解決する。

 

 

今でこそ僕は外国人相手に英語で商談・プレゼンをしたり、海外赴任で外国人のマネジメントも任せてもらえるようになったが、昔は本当にひどかった。TOEICの点数は400点台だったし、英語を話すことも、聞き取ることもほとんどできなかった。

 

それでも、TOEIC400点台だった僕は、正しい勉強法や、正しい教材を知ることで、TOEIC600点、700点と点数を伸ばしていき、今では英語を自由に使えるようになった。

 

断言するが、TOEICスコアは正しい努力をすれば上げられる。特にTOEIC600点は正しい方法でやれば、数ヶ月〜半年などの短期でも十分越えられる。

 

そのための知識を、この記事でわかりやすくご紹介する。5分あれば読める文量だ。

 

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TOEIC600点はすごい?TOEIC600点のレベル

まずはTOEIC600点のレベルをわかりやすく紹介する。

 

TOEIC600点のレベルは上位58%(10人中5〜6位のスコア)

結論から言うと、TOEIC600点のレベルは上位58%に入るレベルだ。10人いれば5〜6位である。

 

この根拠は、TOEIC公式が受講者の平均スコア統計を出しているので、そこの実績を元にしている。

 

TOEIC600点 レベル

 

TOEIC600点の記載はないが、TOEICスコア595点以上で、上位58.2%となっている。

 

よって、TOEIC600点をとれば、10人中5〜6位の位置まで行けるということ。だいたい真ん中くらいである。

 

「TOEIC600点はすごい?」に対する回答は「決してすごくはなく、あくまで平均的」ということになる。

 

TOEIC600点のレベル

✔︎ TOEIC600点のレベルは上位58.2%(10人いたら5〜6位)

 

TOEIC600点の実際の英語レベル

もう少し掘り下げて、TOEIC600点の「実際のレベル」を見ていきたい。

 

TOEICの実際の英語レベルは、TOEIC公式サイト Programページに書いてあるので引用したい。

 

例えば、TOEIC600点を仮に「リーディング:300点」「リスニング:300点」で目指すとなると、以下のようなレベルだ。

 

TOEIC600点のレベル
  • リーディング:易しめから中級レベルくらいまでの文章構造、単語を理解し、意味を推測することができる。逆に、文法構造が複雑になったり、難しい語彙が使われている場合は途端に、ギブアップしてしまうレベル。
  • リスニング:短い文章で、かつ簡単な単語や言い回しが中心なら、意味を推測できるレベル。逆に、文章が長くなったり、語彙が中級レベルになればなるほど、聞き取れなくなるレベル。

 

以下で公式サイトを引用するが、内容がより詳細に書かれているので紹介しておく(読み飛ばしても問題ない)

 

リーディングパートの300点(320〜225点)は以下のようなイメージだ。

 

一般的に以下の長所が認められます。

  • 限られた長さの文章においては、簡単な推測ができる。
  • 文章中に使われているのと同じ表現が問題に使用されているときは、事実に基づく情報に関する問題に正答できる。正しい選択肢が文章中の情報を簡単に言い換えたものであれば、事実に基づく情報に関する問題に答えられることもある。
  • 一つの文、または二つの文にわたる情報を関連付けることができることもある。
  • 簡単な語彙が理解できる。中級レベルの語彙を理解できることもある。
  • よく使用される、規則に基づいた文法構造が理解できる。文法以外に難しい言語的要素(難しい語彙が使われている、情報を関連付ける必要がある)がある場合でも、文法的に正しい選択肢が選べる。

一般的に以下の弱点が認められます。

  • 言い換え、または情報の関連付けが必要な推測ができない。
  • 事実に基づく情報を、難しい語彙を使用して言い換えた場合は、理解する能力は非常に限られている。解答するときは、問題に使用されているのと同じ単語や句を文章の中から探すことに頼ることが多い。
  • 二つ以上の文にわたって情報を関連付けることができないことが多い。
  • 難しい語彙、よく使用される単語の例外的な意味、または慣用句的な使い方が理解できない。似たような意味で使われる複数の単語は区別できないことが多い。
  • より難しい、複雑な、またはあまり使用されない文法構造が理解できない。

 

次はリスニングパートの300点(370〜275点)のレベル感だ。

 

一般的に以下の長所が認められます。

  • 短い会話において、特に語彙が難しくないときは、話の主旨、目的、基本的な文脈が推測できることもある。
  • 長い聴解文において、情報の繰り返しや言い換えがあるときは、話の主旨、目的、基本的な文脈が理解できる。
  • 短い会話において、簡単な、または中級レベルの語彙が使用されるときは、話の詳細が理解できる。
  • 長い聴解文において、情報が繰り返され、解答に必要な情報が話の最初か最後に提示されるときは、話の詳細が理解できる。情報が少し言い換えられていても、詳細が理解できる。

 

一般的に以下の弱点が認められます。

  • 短い会話において、応答が間接的だったり、簡単に予測できないとき、もしくは語彙が難しいときは、話の主旨、目的、基本的な文脈の理解が困難である。
  • 長い聴解文において、広い範囲にわたって情報を関連付ける必要があるとき、もしくは難しい語彙が使用されるときは、話の主旨、目的、基本的な文脈が理解できない。
  • 短い会話において、構文が複雑なときや、難しい語彙が使われている場合は、話の詳細が理解できない。否定構文が使用されるときは、詳細が理解できないことが多い。
  • 長い聴解文において、広い範囲にわたって情報を関連付ける必要があるとき、もしくは情報が繰り返されないときは、話の詳細が理解できない。言い換えられた情報、または難しい文法的な構造はほとんど理解できない。

 

このように、TOEIC600点のレベルは、上級者には及ばないが、初心者を脱し、中級レベルといえよう。

 

TOEIC600点の実際の英語レベル

✔︎ 中級レベルまでの英語を読めたり、短め・簡単な英語は聞き取れる。一方、上級レベルの英語は読めず、文章が複雑な英語を聞き取ることは難しいレベル

 

TOEIC600点の就活・転職市場での評価

次に、TOEIC600点が就活・転職でどれくらい評価されるか、実態を紹介する。

 

これについては、TOEICを運営している一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が、TOEICを利用した2,442社の会社・団体に対して行った調査「英語活用実態調査」に、「このくらいのTOEICスコアを基準に見ていますよ」という参考数値が出ているので、引用して紹介する。

 

TOEIC600点の就活市場での評価(大学生向け)

TOEIC600点の就活・転職市場での評価
【大学生の就活】
要件・参考とするスコア平均
545点

 

大学生の場合、545点のスコアを取っていると、就活において企業側の設定している基準をクリアできる。

 

つまり、TOEIC600点を取っていれば、大学生の就活なら「平均より良い評価」をもらえるだろう。

 

大学生の就活

✔︎ 大学生の就活で求められるスコアは545点→TOEIC600点を取れば、平均より良い評価をもらえる

 

TOEIC600点の就活市場での評価(社会人向け)

TOEIC600点の就活・転職市場での評価
【社会人の中途採用】
要件・参考とするスコア平均
620点

 

社会人の中途採用(転職)の場合、大学生より上がり、TOEIC620点が基準となる。

 

社会人の転職の場合、TOEIC600点だと、求められる水準に少し届かない。

 

よって社会人の場合は、TOEIC700〜800点まで目指すと、転職活動でTOEICをアピールできるだろう。

 

社会人の転職

✔︎ 社会人の転職で求められるスコアは620点→TOEIC600点だと、求められるスコアに少し届かない(社会人の場合、TOEIC700〜800点を目指したい)

 

TOEIC700点以上を最短で目指す場合、おすすめの勉強法は以下記事で解説しているので、興味があれば以下記事もどうぞ。

 

 

TOEIC600点は履歴書に書けるスコア

「TOEIC600点の評価はわかったけど、TOEIC600点を取ったら、履歴書には書いても良いのかな?」

 

この疑問に答えると、TOEIC600点は、履歴書や職務経歴書にスコアを書けるラインだ。

 

例えば高校生の場合、中堅の国立大学、私立大学に一般入試で入っている人が、最低限到達しているTOEICのラインが600点だ。

 

高校までで学ぶ英文法や英単語、英文読解などの内容を理解し、かつリスニングも比較的できる。これがTOEIC600点の水準だ。

 

また大学生の場合、求められるスコアが545点だったので、TOEIC600点は履歴書に書いておいたほうが良い。

 

社会人の場合、TOEIC600点を履歴書に書くことは問題ないが、アピールするには弱い。前述通り、TOEICスコアをアピールしたいなら、TOEIC700点以上を取っておくとアピールにつながる。

 

履歴書に書けるTOEICスコア

✔︎ TOEIC600点を超えたら履歴書に書いて良い(一方、TOEICスコアをアピールするなら、TOEIC700点以上は欲しいところ)

 

いずれにしても、TOEIC600点は必ず超えなければいけないハードルだ。そして、この壁はどんな英語初心者もまず最初に目指すべきハードルなのだ。

 

少なくとも、ここさえ超えれば、あなたはもう「英語初心者」とは見なされなくなる。

 

TOEIC600点に必要な勉強時間・勉強期間

次にTOEICで600点を取るための勉強時間・勉強期間を解説する。

 

TOEIC600点を取るために必要な勉強時間

TOEIC600点を取るために必要な勉強時間は、現在のTOEICスコアによって次の通りになる。

 

現在のTOEICスコア必要な勉強時間
TOEIC200点900〜1,200時間
TOEIC300点600〜900時間
TOEIC400点400〜600時間
TOEIC500点200〜300時間

 

TOEICは「100点」のスコアアップをするために、だいたい「200〜300時間」の勉強時間が必要となる。この根拠については「【TOEIC】たった3ヶ月で200点アップを目指すシンプル勉強法【初心者OK】」の記事で解説しているので引用する。

 

TOEICの専門講師であるTEX加藤氏は、過去にTOEIC試験を受けてきた受講者の学習時間を分析し、その統計を以下のように述べています。

 

「TOEICの魅力は、勉強すれば確実にスコアが伸びることにあると思います。一夜漬けでは、英語力がない段階で高得点は取ることは難しいですが、勉強すれば確実にスコアが上がります。私の指導経験では、毎日3時間勉強すると、3カ月間で約100点スコアがアップするという結果がでました。つまり、200~300時間勉強で100点もアップすることができるのです。」

 

200〜300時間で100点アップ、つまり、400〜600時間で200点アップが平均ということです。まずはこの時間が目安になります。

 

つまり、現在TOEIC500点の方は、200〜300時間の勉強でTOEIC600点に到達できる。現在TOEIC400点の方は、400〜600時間の勉強でTOEIC600点になる。これが基本的な考え方だ。

 

1日の勉強時間から考えるTOEIC600点に必要な期間(年月)

次に、1日にどのくらいの勉強時間を確保すると、いつまでにTOEIC600点を達成できるか、こちらも整理してお伝えしたい。

 

1日2時間、3時間勉強した場合に、TOEIC600点を取るまでにかかる期間は次の通りだ。

 

現状のTOEICスコア必要な期間(1日2時間の勉強)必要な期間(1日3時間の勉強)
TOEIC200点13ヶ月〜19ヶ月8ヶ月〜13ヶ月
TOEIC300点10ヶ月〜14ヶ月6ヶ月〜10ヶ月
TOEIC400点6ヶ月〜10ヶ月4ヶ月〜6ヶ月
TOEIC500点3ヶ月〜5ヶ月2ヶ月〜3ヶ月

 

これが勉強時間の目安となる。

 

なお、上記勉強時間や期間はあくまで目安であり、良い勉強法を活用すれば、必要な勉強時間・期間をもっと短縮することは可能だ。

 

それこそ、TOEIC300点〜400点台の方が、2〜3ヶ月でTOEIC600点以上を取ることも、やり方次第で可能となる。ここからは、TOEIC600点を最短で取る勉強法を紹介していく。

 

TOEIC600点以上を最短で目指す5つの勉強法【問題集や単語帳も紹介】

英語初心者のあなたでも、TOEIC600点以上を最短で取る勉強法や参考書を紹介していく。

 

1. TOEICの総合的な力を身につける

ここから5つの勉強法を紹介するが、

 

「結局どれから始めればいいかわからない」

 

と、どの勉強法から手をつけるか迷ってしまった場合、スタディサプリEnglish TOEICを使えば、これ一つでもTOEIC600点以上は十分目指せるので、まず失敗はない。

 

TOEIC 600点 勉強法

 

スタディサプリEnglish TOEIC対策コースは、TOEIC対策に特化したTOEICアプリだ。

 

アプリ一つでTOEIC対策が全てでき、だいたいTOEIC800点くらいまでは、スタディサプリ一つを徹底的にやるだけでも超えている人が多い。

 

僕自身もかれこれ3年近く使い続けているアプリだが、コンテンツの質が高く、続けられる設計になっているため、一番重宝しているアプリだ。

 

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僕がスタディサプリで学習しているときのコンテンツの一部

 

今回紹介する勉強法でもTOEIC600点を超えられるが、それ以上に一つのことをシンプルにやり、TOEIC600点を超えたいなら、スタディサプリEnglish TOEICを選んでおけば間違いない。

 

スタディサプリEnglishには、人気コースが「新日常英会話コース(月額2,178円)」「TOEIC対策コース(月額3,278円)」の2つがある、TOEICであれば、TOEIC対策コース(月額3,278円)である。

 

いろいろ参考書を集めるのも一つの勉強法ではあるが、余分にお金がかかる上に、参考書だと持ち運びも大変だ。

 

その点スタディサプリEnglish TOEIC対策コースであれば、スマホ一つで1回3分から学習できるので、とにかく続けやすい。

 

  • 駅のホームの電車待ちの5分
  • 電車の通勤時間の20分
  • 会社や学校の休憩時間の15分
  • ちょっとしたトイレの時間の5分
  • 寝る前にベッドでゴロゴロしているときの5分

 

このように、プライベートの予定を一切我慢することなく、上記のようなスキマ時間でスタディサプリで勉強するだけでも、TOEIC600点は十分実現できるだろう。

 

「学習のイメージがよくわかない…」という場合は、具体的なレッスン内容は、以下記事で画像付きでまとめているので参考にしてみてほしい。

 

 

なお、スタディサプリEnglishTOEIC対策コースは、7日間*は「無料体験」ができるので、百聞は一見にしかず、まずは試してみることがおすすめだ。
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無料でお試しするためには一度会員登録をする必要があるが、1分で簡単にWebから登録できる。もし使ってみて気に入らなければ、7日経つ前にWeb上で簡単に解約可能だ。

 

運営もリクルートという大手で安心なので、気軽に無料で使ってみると良いだろう。以下リンクから無料でお試し可能だ。

>>スタディサプリTOEICコースを使ってみる(7日間完全無料)

 

2. TOEICの実践問題集を一回解いて全体イメージを掴む

前述通り、スタディサプリTOEICだけでもTOEIC600点以上は目指せるが、必要に応じてこの後の勉強法もトッピングしてみてほしい。

 

最短でTOEIC600点を目指すなら、最初からTOEICの実践問題集を解いてみよう。

 

「え??この段階ですぐに実践??」とあなたは思うかもしれない。でも、それでも敢えて、いきなり実践をして欲しい。

 

なぜなら、実践を最初に経験することで、TOEICテストはどんなものか、自分のレベルはどれくらいか、こういうことをイメージできるからだ。

 

これはあらゆる物事に共通することなので覚えておいて欲しいが、最短で物事を達成するためには、まず実践から入ることだ。実践から入ることで、その全体像や、その中で自分がやるべきこと、注力すべきことが見えてくる。いきなり実践は一見無謀に思えるかもしれないが、実はこれは「あなたが注力すべきこと」を見極める方法として有効なのだ。

 

そして、今回のTOEICもまさにこれが当てはまる。TOEICの実践をやってみると、「英単語が全然読めないけど、文法は何となく理解できた」とか、「文法は全くわからないけど、使われている英単語はそこそこ理解できた」とかがわかる。あるいは「リスニングは全くわからなかったけど、リーディングはそこそこ解けるな」とかがわかる。

 

この「気づき」が大事なのだ。この気づきさえあれば、「英単語がわからないから、まずは英単語を勉強しよう」とか「文法が弱そうだから、文法をサクッと学び直そう」とか、「苦手で伸び代がありそうなリスニングを勉強しよう」という風に、ピンポイントで注力すべきポイントに対策を打つことができるようになる。

 

この注力すべきポイントを実践を通じて知ることこそ、最短で600点を達成するコツだ。

 

3. ベースとなるTOEIC用の単語だけ抑える

実践を通じて英単語がわからなかったなら、TOEIC対策用の英単語帳でベースの単語を抑えよう。

 

「TOEIC600点を取る」ということに限るなら、TOEICで出る頻出単語以外は覚えなくていい。捨てよう。TOEIC以外の単語は捨て、TOEIC専用の英単語が網羅されている教材を使おう。この教材選びは重要だ。

 

おすすめはTOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズだ。これ一冊でTOEIC600点はもちろん、700点も目指していける。あなたが最短でTOEIC600点を取りたいなら、一つの参考書を徹底的にやるべきだ。他にやる必要はない。

 

4. 基本の文法だけサクッと学ぶ

TOEIC600点は高校までで学ぶ英文法や英文読解力が必要となる。なので、もしあなたが文法に苦手意識があるなら、高校までに勉強してきた文法をサクッと復習し直そう。

 

TOEIC600点を目指す参考書は一億人の英文法が良い。日本人の脳構造をよく理解して作られた教材で、英文法をわかりやすく復習するのにぴったりだ。

 

そしてこの本はただのTOEIC対策にとどまらない。本書は「話すための英文法」を主軸にしているため、あなたのこの先の英語生活に確実に肥やしとなる文法力を学ぶことができる。

 

日本人が高校までに学ぶ文法の勉強法は、実践的な力が養えるものでは残念ながら、ない。高校まで文法を学んで、あなたは英語をスラスラ話せるようになっただろうか?無論、なってないだろう。

 

それなら、TOEIC用の文法力を鍛えながら、かつ「話す力」も同時に養って欲しい。二兎を追うもの一兎も得ず、ではなく、二兎を得て欲しい。

 

5. ディクテーションを徹底的にする

もしあなたがリスニングが全然わからなかったら、やるべきことはディクテーションだ。

 

ディクテーションとは、聞いた英語を文章で書き取る作業だが、この作業がリスニング力の向上において、極めて大きな効力を発揮することを今日は必ず覚えて欲しい。

 

僕自身、英語のリスニングを勉強していた際は、とにかくこのディクテーションを繰り返した。毎日30分〜1時間、必ずディクテーションをやるようにしていた。それを続けた結果、たった数ヶ月でも聞き取れる英語の範囲が格段に増えていったものだ。

 

だからこそ、リスニング力向上のためにはディクテーションをおすすめする。

 

教材は何でも良いが、6 Minute Englishは英文が比較的易しめかつ聞き取りやすいのでおすすめだ。ネットで無料で聴けて、かつスクリプトが載っているものが一番ベストだ。

 

ディクテーションと併せてやっておくべきなのは、英語の発音の勉強だ。当ブログでは散々挙げているが、英語耳という教材を騙されたと思って是非使ってみて欲しい。騙してはいないが、僕自身の英語力がブレイクスルーしたきっかけはこの英語耳だった。

 

あなたは英語の発音記号を学んだことがあるだろうか?そして覚えているだろうか?英語の発音記号とその音を正確に覚えると、自分でも驚くほど英語の音は聞き取れるようになる。

 

是非ともディクテーションと併せてやって欲しい。

 

TOEIC600点を効率的に目指す復習のタイミング

TOEICの勉強をしていると、覚えることはたくさん出てくる。

 

英単語、フレーズ、文法。圧倒的スピードでTOEIC600点を目指すあなたにとって、一度覚えたことは、何としてもあなたの肥やしにしていって欲しい。学んでも、忘れてしまったら意味ないのだ。

 

一度学んだことを忘れないこと。それを可能にするのが「復習」だ。英語学習は復習こそが鍵で、さらに言えば「復習のタイミングを押さえること」こそ、圧倒的スピードで英語力を上達させる鍵である。

 

以前別の【英語勉強法】ネイティブレベルの英語を最短かつ効率的に習得する方法をまとめたの記事でも書いたが、人間の脳科学に基づいた、「超効率的な復習のタイミング」は次の通りだ。

 

英語を習得する最も重要なコツは”復習をすること”だ。どの勉強にも通ずるが、基本的に人は”物事を忘れていく生き物”である。エビングハウスの忘却曲線によると、人は覚えたことを20分後には42%忘れ、1日後には74%忘れ、1週間後には79%を忘れてしまうという。せっかく貴重な時間を割いて覚えた単語やフレーズも、何もしなければ1週間後にはその内80%近くは忘れてしまうのだ。一生に一度の人生、こんなにもったいない時間の使い方はない。

一方、定期的に復習を設けることで忘却曲線は上記の通りにはならない。復習をすることで覚えた単語やフレーズを1週間後に80%忘れることはなくなり、着実かつ確実に勉強した内容が積み重なっていく。つまり、自分が勉強に投資した貴重な時間を”意味あるモノ”にするためには復習をするしか道はないのだ。復習というのは一度やったことを繰り返すことなので最も億劫になるポイントだが、一方で”最も大切なコト”であると認識しよう。
効果的な復習のタイミングに関しては、カナダを代表する大学であるウォータールー大学の研究結果から考えよう。研究結果によると、一定のタイミングで復習を挟むことにより、忘却曲線の動きに逆らい記憶は定着するようになる。
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Curve of Forgetting | Counselling Services | University of Waterloo

 

縦軸が記憶の定着率、横線が日数である。そして黒線が忘却曲線であり、オレンジ線が復習を行った場合の記憶の忘却曲線となる。この図より、一定の期間に復習をすることで記憶が定着していることがわかるだろう。これを基に復習のタイミングを考えると次のようになる。

 

  1. 1日後  ⇨10分間復習
  2. 1週間後 ⇨5分間復習
  3. 1ヶ月後 ⇨2-4分間復習

 

英単語やフレーズを覚えたら、上記3ポイントで復習を挟もう。見て気づくと思うが、回数を重ねるほど復習に要する時間は減っていく。これが最も効率的な復習のタイミングである。

 

  • 1日後  ⇨10分間復習
  • 1週間後 ⇨5分間復習
  • 1ヶ月後 ⇨2-4分間復習

 

これが脳科学的にもベストな復習のタイミングだ。英単語、フレーズ、英文法。何かを覚えたら、都度このサイクルで復習をしよう。英語勉強用に無料カレンダーアプリを何でも良いのでダウンロードし、勉強したらこの3つの予定をすぐに書き込もう。そしてその通りに実践しよう。

 

慣れてない最初は面倒かもしれないが、覚えたことを忘れてしまった方が面倒である。大きな面倒をしないために、小さな面倒は買ってでも行おう。このサイクルで記憶すると、一度学んだことはあなたの脳に焼き付いて忘れなくなる。

 

TOEIC600点は誰でも取れる

述べてきた通り、TOEICで600点を取る勉強方法はシンプルだ。

 

何から手をつけるか迷ったら、TOEIC対策をアプリ一つでできる「スタディサプリEnglish TOEIC」を選んでおけばまず失敗はない。

 

その上で、TOEIC問題集の実践でテストのイメージや自分の強み弱みを理解する。その結果に応じて英単語、英文法、リスニングの力の底上げをする。そして、脳科学に基づいた超効果的なドンピシャのタイミングで復習をする。

 

これを愚直にやるだけで、TOEIC600点は誰でも取ることができる。しかも最短でだ。

 

早ければ3ヶ月もあれば、TOEIC400点台の人は600点を取れる。今回の方法を用い、あなたには是非ともTOEIC600点を取って欲しい。

 

TOEIC600点はあらゆる場面で英語人材となる最低限の基準だ。是非ともTOEIC600点を最短で取り、あなたの就職や転職、昇進に活かして欲しい。

 

 

 

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新卒で大手グローバル企業→20代で海外赴任→現在は本業で転職支援、副業で会社経営。『Travewriter』は、IT・Web・グローバルを中心としたスキル習得やキャリア・転職情報について、実際に経験した体験談をベースに発信している学習・キャリアの情報メディアです。