
- Webプログラマーに憧れるなぁ。私もWebプログラマーになりたいんだけど、自分のような未経験の人でもWebプログラマーになれるものなのかな?
今回はこういった疑問に答えていきます。結論からいうと、未経験からでもWebプログラマーになることは可能です。
簡単に僕のことをご紹介すると、もともとプログラミングは未経験でしたが、プログラミングスクールを使ってスキルを習得。現在は当時身につけたWebプログラミングのスキルを使って個人で稼ぎながら、転職支援の仕事をしています。
転職支援ではWebプログラマー案件も多数やっているので、Webプログラマーの転職事情についてはかなり鮮度の高い情報を持っているかなと思います。
本記事を通じて、
- 未経験でもWebプログラマーになれる理由
- Webプログラマーの転職事情
- 未経験からWebプログラマーを目指す手順
これらのことがわかるようになります。3分ほどで読めますので、Webプログラマーになりたいと思う方は読んでみてください。
目次
未経験からでもWebプログラマーになれる理由
- 未経験からWebプログラマーになっている人がたくさんいるから
これが理由です。この理由を解説していきますね。
IT人材が不足しているため、Webプログラマーの需要は高くなっている
まずは簡単に、Webプログラマー含むIT人材の需要について説明します。今、IT人材は圧倒的に不足していて、Webプログラマーの需要は高くなっています。
以下の図をご覧ください。以下の図は求人倍率のデータです。

引用:【転職求人倍率】2018年5月の転職求人倍率は前月比+0.04ptの2.40倍。中途採用に力を入れる企業が多く求人数が増加 | 転職ならDODA(デューダ) |転職ならDODA(デューダ)
このうち、Webプログラマーなどエンジニア関連が入るのが技術系(IT・通信)ですが、データを見ると、IT人材の求人倍率は7.75倍となっています。7.75倍というのは、一人あたり7.75件の求人があるという状況でして、ちょっとした異常値です。
なお、この7.75倍は、全職種の中でも一番高い倍率です。全体の平均倍率が2.4倍であることからも、いかにIT関連の人材不足が深刻化しているかがわかるかなと思います。
経験者が取れないIT企業が激増している
大枠は上記の通りですが、もう少し詳細を見ていきましょう。
具体的な事例をお話しすると、僕は現在IT企業の転職支援の仕事もしていますが、最近企業の経営者や人事部長から聞くのは、特に「経験者エンジニアの確保ができないこと」です。
IT企業は即戦力である経験者エンジニアを採用するため、求人広告や人材紹介といったサービスを使っています。ですが、前述通りIT人材は求人倍率が高く、実務経験がある人はどの企業からも引っ張りだこですから、自社の求人に全く経験者の応募が集まってきていない状況です。
これは何もごく少数のベンチャー企業だけの話ではなく、100名、200名を超えるような企業でも同じことが起きています。小さな企業だけでなく、そこそこ規模のある企業でさえも、こういう状況に陥っているのがいまの現状です。
経験者が取れないIT企業が取る3つの行動
こんな状況ですので、各IT企業にも動きが出てきています。経験者人材が取れないIT企業の中には、
- 経験者が取れないので、もっと費用をかけて経験者を取りにいこうとする企業
- 経験者が取れないので、一旦採用をストップして様子見している企業
- 経験者が取れないからこそ、未経験者を採用し、自社で教育する方針に切り替えている企業
大きくこの3つに分かれてきています。
最近増えているのはこのうち3の「経験者が取れないからこそ、未経験者を採用し、自社で教育する方針に切り替えている企業」です。この方針を進める企業が増えてきているからこそ、未経験からWebプログラマー就職する人が増えています。
人材不足の傾向は今後も続くと予想される
以下の図をご覧ください。以下の図はIT人材の不足に関する予測データです。

これをみると、
- 2015年時点の不足人数:約17万人
- 2030年時点の不足人数:約59万人
不足人数は、今後さらに増えていくと予想されています。
このような状況ですので、経験者採用に固執している企業や、採用を様子見している企業は今後さらに苦しくなるんじゃないかなと思います。
一方、経験者が取れないからこそ未経験者を採用し、自社で教育する方針に切り替える企業は、今後も増えてくるのかなと個人的には思います。
未経験でもWebプログラマーを目指せる今が勝負
このように、今は求人倍率も高く、企業も経験者が取れていない状況ですので、未経験者でもWebプログラマーになることはできます。ただ、これも今が転職する絶好のタイミングかなと個人的には思っています。
というのも、いくら2030年にIT人材が不足する予測とはいえ、景気の浮き沈みによっては、一時的には企業も採用を縮小するタイミングが来るからです。そのタイミングで真っ先に門扉が閉じるのは未経験者の採用になりますから、万が一そのタイミングがきてしまったら、いまのようにWebプログラマーになることは難しいかなと思います。
IT業界は平均年齢も若いですから、日を重ねるごとに未経験転職は難しくなっていることを認識しておくことが大事です。Webプログラマーになりたいなら、市場の状況も味方していて、かつこの先の人生で一番若いタイミングである「今」が、一番転職しやすいのは紛れもない事実です。若さ自体が武器になるというのは、未経験転職の常識ですね。
ですから、未経験からWebプログラマーになりたいなら、今すぐに行動を起こす必要があります。じゃあ具体的にどう行動していけば良いかというと、未経験からWebプログラマーを目指す手順は以下の通りです。
Webプログラマーになるには?手順は以下です
- 学ぶ言語を決める
- 就職支援付きスクールで勉強〜転職する
未経験からWebプログラマーになるには、この2つの手順です。
1. 学ぶ言語を決める
- PHP or Ruby
まずは言語です。Webプログラマーになるには、PHPかRuby、この2つの言語のどちらかがおすすめです。理由はシンプルで、需要が多いからです。
世の中に必要とされていない言語を身につけても、転職は難しいです。学ぶなら案件が豊富な言語を選ぶべきでして、その点PHPとRubyはWeb系言語としては最もメジャー、かつ需要の高い言語なのでおすすめしています。
2. 就職支援付きプログラミングスクールで勉強〜転職する
学ぶ言語を決めたら、就職支援付きのプログラミングスクールで学習から転職まですることが一番近道です。
プログラミングは独学よりスクールで学んだ方が良い
プログラミングを学ぶ方法には「独学」と「スクール」がありますが、個人的には「スクール」をおすすめしています。なぜなら、独学だと時間がかかる上に挫折しやすいからです。
プログラミングの独学はおそらくあなたが想像している以上に大変です。実際、プログラミングを独学で勉強している人の90%近くは挫折しているとまで言われているほど、独学は挫折者が多いです。
僕も基本的にはどんなことも独学主義で、英語も独学で勉強して今は外国人部下を英語でマネジメントしたりできるようになりましたが、それでもプログラミングの独学は挫折しました。
少なからずプログラミングとの相性もあるのかもしれませんが、プログラミングは初心者からすれば本当に未知の言語でして、一人で勉強していてもできるようになるイメージが湧いてきませんでした。エラーが一つ出ればその解消に1時間、2時間とかかって前に進まず、体力も精神も消耗していきました。
そんな状態でしたので、僕は独学は諦めてプログラミングスクールに通い直しましたが、結果として正解でした。
今振り返ると、独学では「そもそも何がわかっていないのか、それすら自分がわかっていなかった状態」でしたが、スクールでは自分の理解度の現在地を始め、今後どれをどれくらい学べばどういうレベルに到達するかまで、プロのエンジニアが教えてくれました。
独学だと暗闇の空間をただただ彷徨っている終わりの見えない感覚でしたが、スクールに通ったことで、暗いトンネルでライトを持ち、着実に前に進んでいる感覚になりました。
ですから、これからWebプログラマーを目指すなら、スクールを使った方が挫折せずにWebプログラマーになれるかなと思います。僕の周囲でも未経験からWebプログラマーになった人はスクール経由がほとんどなので、自身の経験や周囲の事例からそう思います。
転職は就職支援付きスクール経由がおすすめ
プログラミングスクールにも、
- 学習のみのプログラミングスクール
- 就職支援付きのプログラミングスクール
この2つの種類があります。
Webプログラマーに就職・転職する前提なら、おすすめは就職サポートがついている2の就職支援付プログラミングスクールです。なぜなら、未経験から転職する場合は、就職支援付きスクールの方が転職成功しやすいからです。
一般の転職サイトや転職エージェント経由の問題点は、経験者のライバルたちと選考を争う必要があることです。これがハードルを高くしています。
この点に関しては過去に知識ゼロでもエンジニアへキャリアチェンジはできる?→条件付きで可能です【手順解説】 の記事で以下の通り説明しているので引用します。
例えば、リクナビNEXTやマイナビ転職などの転職サイトの未経験求人に応募すれば、そこで「はい、採用」とはならないわけです。なぜかというと、転職サイトの未経験求人の多くは、実は経験者採用の求人のことも多いからです。
これは業界の裏側の話ですが、転職サイトの未経験求人は、経験者求人として出すと人がなかなか集まらないので、人材会社の担当者が間口を広げるために「未経験者求人」として出していることが多いです。
そのため、「未経験者求人なら自分でも採用されるかも?」と未経験者がエントリーしても、実際はほとんど引っかからない、というケースが多いです。
ですので、エンジニアにキャリアチェンジをしたいからといって、真っ向からエンジニアの未経験者歓迎求人に応募をしても、簡単に転職できるわけではないということを認識しておく必要があります。もちろん、転職サイト経由で転職できる可能性もありますが、確率的には低いかなと思います。ですのでおすすめしていません。
上記の通り、転職サイトの未経験者求人が、実は経験者向けのことは普通にあります。ですので、未経験者求人だからといって応募しても、採用される確率は実際は低いです。
一方、就職支援付きスクールは転職サイトや転職エージェントとは異なります。続けて以下をどうぞ。
特筆点としては、就職支援付きスクールで紹介してもらえる企業は、もともと「未経験者を採用したい」企業に限定されています。
なぜなら就職支援付きスクールの卒業生は、ほとんどの人がプログラミング未経験であり、それを理解した上で、スクール運営会社と企業は契約をしているからです。
つまり、普通の転職サイト・転職エージェント経由での転職と、就職支援付きプログラミングスクール経由での転職では、そもそも前提条件が完全に違うということですね。前者の場合、エンジニア経験者を含んだ人たちと選考を戦う必要がありますが、後者の場合、周囲のライバルは全員あなたと同じ未経験者です。
ですから、就職支援付きスクール経由なら就職できる確率も高いですし、結果としてほとんどの人が就職までできています。実際、就職支援付きスクールのほとんどは就職決定率が90%以上ですので、その数字からもこの事実がわかるかなと思います。
ということです。 まとめると、
- 就職支援付きスクール経由→未経験者がライバル→ハードル低め
- 転職サイト・転職エージェント経由→未経験者だけでなく、経験者もライバル→ハードル高め
こういう状況です。なので、未経験からWebプログラマーになるなら、就職支援付きスクールがおすすめです。学習面、就職面の両方で、ハードルが低めだからです。
具体的にどこのスクールを使えばいいの?
- テックキャンプエンジニア転職(旧TECH::EXPERT)
:就職実績が最も多い大手プログラミングスクールです
- DMM WEBCAMP
:同じく就職実績が多いスクールです。希望通りの転職が叶いやすい優良スクール
- TechAcademy [テックアカデミー]
:初心者向けの定番スクール。就職を考えておらず、まずはオンラインで安く学びたいならココ
この3つが間違いないです。
Webプログラマーへの転職前提なら、テックキャンプエンジニア転職(旧TECH::EXPERT) とDMM WEBCAMP
はどちらも転職に強いです。
費用こそ高めですが、高確率で良いプログラマー転職が目指せます。
どちらも無料でキャリア相談してくれるので、まずは相談してみると、今後のキャリアの道筋が見えてくると思います。
まとめ
まとめます。
- 未経験でもWebプログラマーになれるのはIT人材が不足しているから
- 人材不足の傾向は今後も続くと見られるが、景気の浮き沈みによっては状況が変わる可能性あり
- 未経験からWebプログラマーを目指すなら今がチャンス
- 未経験からWebプログラマーを目指すなら就職支援付きスクールが近道
上記の通りです。
最後に、今Web系の仕事をしているフリーランスの待遇はかつてないほど高くなっています。Web系フリーランスとして活躍している20代の友人が僕にはたくさんいますが、20代でも年収1,000万円を実現している人はたくさんいます。
海を超えれば、世界的な大企業であるGoogleやFacebookもWebの企業です。Webには無限の可能性がありますよ。
そんなWebの世界に、今こそ足をを踏み入れましょう。今なら行動さえ起こせば、Webの世界に入れるんですから。ネットの前であれこれ考えていても進まないので、まずは半歩を踏み出しましょう。
- テックキャンプエンジニア転職(旧TECH::EXPERT)
:就職実績が最も多い大手プログラミングスクールです
- DMM WEBCAMP
:同じく就職実績が多いスクールです。希望通りの転職が叶いやすい優良スクール
- TechAcademy [テックアカデミー]
:初心者向けの定番スクール。就職を考えておらず、まずはオンラインで安く学びたいならココ
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